中部地方の石造物㊸:善光寺宝篋印塔(伝・佐藤継信・忠信の墓)
名称:善光寺の宝篋印塔
伝承など:佐藤継信・忠信の墓
所在地:長野県長野市元善町 善光寺
日本最古と伝わる一光三尊阿弥陀を本尊とする長野市の善光寺は、寺伝によれは1400年の歴史を誇る古刹で、多くの参拝客で賑わう。
善光寺の伽藍は、大寺院に相応しい壮麗なものであるが、その中でもひときわ大きい山門の西側には、源義経に仕えた佐藤継信・忠信兄弟の墓と伝承される宝篋印塔二基礎がある。
宝篋印塔自体は室町時代の作で、向かって右塔(二枚目)に応永十一年銘があるため、元来は佐藤兄