ヨーロッパ四カ国を巡った旅の食生活を記録した、欧州台所日記を書いている。

さいごの滞在地、ロンドンにやってきた。幼い頃からイギリスの映画を沢山見ていたので、あこがれの地にきた感じ。うれしいなあ。

早速ざっと調べてみると、ロンドンもシチリア同様Bioスーパー(有機野菜、ビーガン製品を売っている日本の自然食品店のようなスーパー)は、なさそう。もっと詳しく現地の人に聞いたり調べたりすれば個人商店なんかであるのかもしれないけど、ロンドンは四日間の滞在。食ばかりをメインにしていては観光も満足にできないのでミニマムにできることを。

まずは初日に有名なBorough Market（バラ・マーケット）に寄り、自炊用に新鮮そうな野菜たちを調達。

屋台でなにか食べられそうなものないかなあと歩いていると、見たことないくらい巨大な釜を発見。日本の小さな浴槽くらいのサイズ。大人もダイブできちゃいそう。

エリンギみたいな大きなキノコ、野菜、ハーブをお米と一緒に炊いていた。上の白いのがチーズだったので、それを避けて食べようと購入。

アツアツで、身がぎっしりのキノコたち、美味しかった～。お米はリゾットに使うようなタイプのもので、ずっしりとした噛み応え。ボリューム、すごかった。ロンドンでした外食はこれくらいかな。

借りたのはパリ同様、キッチン付きのアパートメント。新しめで清潔感があり、キッチンも広かった。ガラス製の鍋や保存容器など、調理器具も充実。プラスティック製品が少なくて素敵だった。

ここでも代わり映えせず、炒めた野菜たちを中心に。欧州で、パプリカとマッシュルームは定番の野菜かな？わたしはブロッコリーが大好きなので、毎食ブロッコリーも欠かさず。ふつうのスーパーに美味しそうなサーモンがあったので、持参した塩と醤油でかるく味付けただけのものをいただいた。これに、持参したお米を鍋で炊いて、あとはてづくりお味噌汁。

左端の茶色いのは大きなキノコ。座布団みたいに大きいので、食べやすく小さめにカット。

ロンドンには、ありそうなようで意外にもベルリンやパリのようにはBioスーパーやヴィーガン料理店がなかった。フォーを売るお店はあった。テイクアウトで夜食に食べたり。そんな中、嬉しかったのがロンドン郊外に住むいとこが作ってくれた手づくり日本食弁当！

いとこはギリシャの人と結婚し十年間イギリスに暮らしている。初いに行くのは初めて。一緒にストーンヘンジにお出掛け。わたしの食事情を知ってくれて、おにぎり+菜食のおかずたち、のお弁当を用意してくれた。おいしすぎて旅疲れの体に染み渡った。ほうれん草のごま和え、最高！二晩もお家に泊めてくれて、食事まで用意してくれて、とてもお世話になりました。ういちゃん、ほんとうにどうもありがとう。

帰国後の日本食のおいしさはいうまでもなし。