マガジンのカバー画像

クイーンズ駅伝

11
運営しているクリエイター

記事一覧

やさしさに包まれた準優勝

やさしさに包まれた準優勝

フィニッシュ直後、涙を流す佐藤早也伽選手を、
強く抱きしめる、新谷仁美選手がいました。

その目は、あまりにも力強く、
優しさに溢れていました。

クイーンズ駅伝2022。
昨年、念願の初優勝を果たした積水化学は、
連覇を目指してスタート。
初めて追われる立場になり、
みんなが”連覇の難しさ”を、
1年間痛感した中で迎えたこの日。
チームはコンディション含めて、
100%とは言えない状況でした。

もっとみる
陸上応援にDXを

陸上応援にDXを

「私なんか、正直言って、陸上に興味すらなかった。それが、映像配信で関わったのをきっかけに、積水化学女子陸上競技部のSNSも追いかける、大ファンになりました」

DXは「デジタルトランスフォーメーション」の略。
意味は「デジタルを有効活用し、ビジネスや
仕組みをより良く変える」こと。
積水化学女子陸上競技部のDXの取り組みは、
一社員の人生をも、少し豊かに変えました。

11月27日に行われるクイー

もっとみる
見守っているから、思いきり走ってくれればいい

見守っているから、思いきり走ってくれればいい

「駅伝連覇って、すごく難しいじゃないですか。だから、結果気にせず、思いっきり走って欲しいです」

決して、甘えるわけではありません。
でも、見守ってくれている。
だからこそ、期待に応えたい。
そんな愛の深さに勇気づけられることも、
きっと選手にはあると思います。

いよいよ今月、11月27日(日)に
スタートする「クイーンズ駅伝2022」。
昨年、悲願の初優勝を飾った積水化学は、
連覇を目指し、大

もっとみる
キャプテンの資格

キャプテンの資格

念願のクイーンズ駅伝初優勝を飾った積水化学。
ゴール後、涙で抱き合う二人の選手がいました。

1区を走った森智香子選手と、
キャプテンの宇田川侑希選手です。

その抱擁は止めどなく続きました。
2人だけに通ずる、想いの中で…。

残念ながら、クイーンズ駅伝メンバーから
漏れた宇田川選手。

実力的には、去年優勝したプリンセス駅伝でも
4区を走り、新谷仁美選手から
「彼女がプレッシャーのかかる4区を

もっとみる
二度と来ない瞬間-努力の先に-

二度と来ない瞬間-努力の先に-

1秒ずつの努力の積み重ね。
結局、その先にしか、ゴールはないのでしょう。

一番難しいのは、続けること。
悔しくても、苦しくても、前に進み続けること。

その1年を積み重ねた先に、待っていたのは、
二度とは来ない、歓喜の瞬間でした。

新谷仁美の言葉
11月28日、宮城で行われたクイーンズ駅伝2021。
積水化学女子陸上部は、大会新記録となる
2時間13分03秒で優勝。
1997年のチーム創設以来

もっとみる
最後まで釘付けになる駅伝を

最後まで釘付けになる駅伝を

駅伝では、こう言う人がいます。
「この選手しかいないと思って選んだメンバーより、この選手も使えると最後まで迷って選んだ状態の方が強い」

選手層が厚くなって生まれる競争。
それがポジティブに出ると、
チーム全体が強くなる。
そんな状態の時にこそ、選手たちの力が
120%引き出される、ということです。

いよいよ今週末28日の日曜日、
”女子駅伝日本一決定戦”クィーンズ駅伝に
挑む積水化学女子陸上競

もっとみる
静かな闘志

静かな闘志

いよいよ来週末に迫った、クィーンズ駅伝。

しかし、佐藤早也伽選手は、
いつものマイペースを崩しません。
粘り強く、最後まであきらめない、
力強い走りとは対照的に
調子はどうか?と聞くと、

「調子は、、普通です(笑)」
と、返ってきます。

でも、チームのことになると、熱が入ります。

強くなったチーム
10月末のMDC東京では、
若手選手を後ろからサポートする形で、
走った佐藤選手。

「後ろ

もっとみる
今年は満足できる状態で走りたい

今年は満足できる状態で走りたい

10月末、MDC東京で行われた女子5000m。
積水化学から5選手が出場した中、
トップでフィニッシュしたのは木村梨七選手でした
(新谷仁美選手・佐藤早也伽選手はペースメーカーとして参加)。

見事に15分35秒61で、自己ベスト更新。
全体でも3位に入る走り。
今月末のクイーンズ駅伝に向けて、
確かな収穫となる結果でした。

彼女には、大会にかける想いがあります。

万全な状態で走れなかった去年

もっとみる
悔しさと感謝と

悔しさと感謝と

クイーンズ駅伝2020、
積水化学は、2時間14分50秒でゴール。
準優勝という結果に終わりました。

チーム過去最高順位でのフィニッシュ。
これだけの結果を残せたのも、
様々な形でサポートしていただいた、
皆様のおかげです。

改めて、ご声援いただいたすべての方々に、
御礼を申し上げます。

そして、スポーツの現場でよくあること。

昨年よりも、順位はあがりました。
それぞれが、いつも以上の力を

もっとみる
新谷仁美らしいやさしさ

新谷仁美らしいやさしさ

いよいよ今週末、
11/22(日)に迫ったクイーンズ駅伝。
応援してくれるファン・従業員へのメッセージを、
新谷仁美選手に聞きました。
彼女はこう答えます。

「現地での応援をお控えください(笑)かな。本当はコロナでも何でも来てくださいっていうのが、正直な本音ではあります。でも、今はコロナに対して考え方や”こうしたほうがいい”というのが少しずつ習慣づいているところ。その中で、現地に来て応援して欲し

もっとみる
一人ひとりが出し切ること

一人ひとりが出し切ること

クイーンズ駅伝でチーム目標を
達成するために必要なこと。
佐藤早也伽選手は、こう表現しました。

「一人ひとりが、自分の力を出し切ることが大事かなと思います」

クイーンズ駅伝まで、いよいよ、後11日。
チームは先週から合宿へ突入。
試合に向けて、最後の調整を進めています。

近年の駅伝では、大きく出遅れると
致命傷にもなるとも言われる1区。

プリンセス駅伝で1区を走った佐藤選手は、
最後でラス

もっとみる