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知ることから始めよう!ひとりの大学生が今、同世代へ伝えたいこと

セクガク2020開催まで一ヶ月を切りました!「セクガク2020ってどんな人がやってるの?」「企画についてもっと知りたい!」そんな声にお応えし、各企画のリーダー達が秘める想いに迫るインタビュー🔭 
DAY2のゲストは『ヒューマンライブラリー』リーダーのまなさん!ご自身のことから、企画にかける想いまで深くお話し頂きました...♡

Q1.「まな」って何者?
東洋大学・社会学部に所属している大学生。性に関することに興味を持ったのは、大学で勉強をしたこと、そして中学生の時に「女性のことも恋愛対象として好きになるな」と感じたことをきっかけがきっかけです。大学2年生の頃から性に関するイベントに参加するようになって、3年生からは自らもSNSを通した発信をしています。
性に関することは、恋愛だったり、妊娠・出産・家族など生きていくうえでとても大切な知識だと感じています。ところが世間を見渡してみるとどこか邪魔者扱いというか、下ネタとして流されてしまいがちです。この雰囲気を改善するためには、未来の世代に向けた性教育をするだとか、政治や企業などの「上」に働きかけるだとか、いくつかアプローチがあると思います。でも私は大学生として、同じ大学生にこの想いを届けたいと思うんです。声が響くのはやっぱり同世代なんじゃないかなって。学生もいつか大人になり、子どもを持つ人が増えたり上の立場になる人も出てくると思います。その時のために、大学生にも正しい知識を持っていてほしいと思っていて、同じ世代に訴えかける活動がしたいと思いました。
そこで3年次に「DAISY」という学生団体を立ち上げて、週1回活動を行い、テーマを決めて勉強会やディスカッションをしたり、定期的にイベントなども行っています。

Q2.セクガク2020参加のきっかけは?
去年から企画が始まっていたこのイベントですが、私が参加したのは今年3月くらいです。元々おかめさんが大きなイベントを開催したいと思っていることは知っていて。スタッフとしてサポートしつつ、色んなことを学べたらいいなと思い参加に至りました。
近年、性教育に興味を持っている人々が増えてきましたが、その一方で「どうやって発信・行動すればいいの?」と戸惑っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。正直私たちセクガク2020スタッフも手探り状態ですし、「初年度にこの企画数はすごいな(笑)」と思ったりもします。でも、同じように性に関することに興味を持って何か発信をしてきたいと感じている方がセクガクの様子を見て「学生でもここまでできるんだ!」「自分にもできるかも!」と前向きに捉えてくれたら嬉しいです。

Q3.リーダーを務める企画は?
『ヒューマンライブラリー』という企画を担当しています。これは2000年にデンマークで始まった活動で、多様な生き方をしている人を本に見立てて貸し出し、来場者は「読者」として「本」を読むという考え方に基づいています。この「生きている“本”を貸し出す図書館」の中で 読み聞かせをするように対話することで、相互理解を図ります。
日本にも「ヒューマンライブラリー協会」たるものがいくつかあるのですが、今回はセクガク2020のイベントとして、SOGI・ジェンダーアイデンティティに特化した企画となっています。

Q4.なぜこの企画をやるのか?
私自身ヒューマンライブラリーに参加したことはなかったので、先日初めてとあるライブラリーにオンラインでお邪魔しました!自分自身、バイセクシュアルを自認していますが、他のセクシュアリティを自認しているかたのお話を聞く機会を作ってみたいなと思ったことが発端です。セクガクのターゲットとして「まだ性に関することに興味を持っていない人にも届くように」という目標があるので、このようなテーマは決して恥ずかしいことではないということ、一口に「性」と言っても、様々な視点で話すことができるということを伝えたいと考えています。産婦人科の先生や性教育に携わっている方の中でも、SOGIに関することに詳しくないと言うか、捉え切れていないケースがあります。そのような方々にも、今回いろんなテーマを用意しているこの『ヒューマンライブラリー』を通して「あ、この視点抜けてたな」と新しく気づいて頂けると良いなー...と思います。私もこの企画を準備しながら多様なセクシュアリティの方と話す中で、多様な考え方があることの魅力を改めて感じました。
いろんな人のセクシュアリティについて聞いて、知ることって難しいですよね。内輪だけになってしまったり、やっぱりある程度の安全性が保証されている必要があるし。当事者から聞かないと分からないテーマでありながら、中々その機会を作ることができないものです。いわゆるセクマイの友達がいるという方もいると思いますが、この企画を通してより多様な人の話に触れ、自分自身についても考えてもらうきっかけになれば嬉しいです。

Q5.この企画のアピールポイントはズバリ!
同じ世代の「本」の皆さんのいろんな話を聞けること!普段から様々なヒューマンライブラリーに参加している常連さんに伺ってみても、SOGIに焦点を当てたヒューマンライブラリーはあまり無いみたいです。そんな中で多種多様な本を揃えているのがセクガク2020の『ヒューマンライブラリー』です。また、対話型イベントとなっていますので、本に質問をすることも可能です。直接話し合いながら理解を深められることがこの企画の魅力だと思います。

Q6.すこ〜しだけネタバレお願いします!
レズビアン・Xジェンダー・トランスジェンダー、様々なゲストをお招きしますが、なんと皆さん学生です。周りに当事者であることを公表している知り合いがいないという学生の方、同世代の声を聞けるチャンスです!

Q7.最後に一言!
セクガク2020の『ヒューマンライブラリー』では性に関する悩みがあった学生に話して頂くことをメインにしているので、是非学生の皆さんに聞いてもらいたいです。一人ひとり異なる性的指向や考え方があるということを改めて知った後は新しい視点、選択肢、可能性が開けていること間違いなし!少しでも興味がある方はどうぞ覗きにいらしてください。お待ちしています!

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🎨セクガク2020🎨
「ここで、自分になる。」
性の文化祭『セクガク2020』が開催決定🎊
開催日:2020年10月24日(土)・25 日(日)
場所:オンライン&アーツ千代田3331 
※オフライン開催につきまして厳重な感染症対策のもと行われる予定です。

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