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思い出すと我に還る言葉 〜インド一人旅の記憶〜

こんにちは。

ご自愛ハイカーのあやです。

今日は時折思い出しては、

はっとさせられる言葉についてインドの旅をもとに振り返っていきます。

***

昔の話になっちゃうけど、

大学生の頃に終末期の看護や死生観にすごく興味が湧いて、

当時所属していたサークルでワークショップを開いたり、

図書館に引きこもって死生観の勉強をしてたことがあった。


精神科医のキューブラーロスの死の受容モデルや日野原重明先生の本、

ドヤ街のホスピスでの実習や

ボランティアで死生観に触れる機会に恵まれて

夢中になって未熟な学生なりになんとか勉強させてもらっていた。


特に当時私が憧れていたのが、マザーテレサだった。

本を読み進めていくうちに、

だんだんインドに行きたくなって、

大学病院の看護師を辞めたタイミングで現地へ向かった。

実際には看護師の仕事で適応障害になり、

辞めざるを得なかったんだけども。

これぞお導きか。笑


そして、

このインドへの渡航が、

初めての海外一人旅となった。


ドキドキ。


誘拐されたらどうしようとか、

なんだかワクワクよりソワソワしていた気がする。

余談だけど、

飛行機の中でタイタニックを観て号泣していたら

CAさんが傷心旅行と勘違いしたのか、

慈悲深い眼差しを私に向けていた。(白目)


そんなこんなで、

マザーテレサが働いていた施設に興味があったので、

インドのコルカタという街に到着した。


現地ではシスターのお手伝いをさせてもらったりと

少しだけ役に立てた嬉しさを感じていた一方で、


一時的なサポートしかできない自分の無力さも感じたりしていた。 


死を待つ人の家でのボランティアでは、

あまりにも突然に目の前で亡くなっていく人々を見て、

言葉にできない感情を整理することが、

なかなかできずにいた。


その時の自分は、

海外の死生観の実態を知りたい

という想いもあったけど、

それ以上に生きる意味みたいなものを漠然と探していて、

それを見つけようと生き急いでいたんだと思う。


もちろん2週間ほどの滞在で

明確な意味や答えなどを見出せるわけもなく、


ただただ毎日を情熱的に生きるインド人に圧倒されていた。


そして7年以上経った今でも、

未だに生きる意味に関して、

試行錯誤しながら生きている。


その時々で自分の中でしっくりくる言葉を選んできたつもりではいるけど、

その時のご縁やタイミングで

人生の役割が変動しているように思う。


こんなふんわりした思考の中でも、

自分の中で腑に落ちたマザーテレサの言葉がある。


それは、


『家に帰って、家族を愛してください。』


という言葉。


これは、

『世界平和のためにできることは?』


とマザーテレサが聞かれた時に答えたこと

と言われている。


まさにその通りだなと、

今この文章を書きながらもしみじみ感じている。


もちろん、

災害時や戦争、

社会的な支援が必要な場所へすぐに足を運び、

対応することができる慈愛の精神はとても素晴らしい。


様々な場所でサポートを続けていらっしゃる方々には、

本当に感謝の気持ちでいっぱいになる。


それと同時に、


自分のことや

自分の身近な存在を大切に生きることは、

この先の時代、


より大切になってくると感じている。


家族にもいろんな形があるし、


血が繋がっていない大切な人たちも家族だと私は思っている。


そして最近確信していることは、

ご自愛の精神を持ち、

自分自身の内なる心の声(心のタンク)を満たすことで、

目の前の事象の捉え方が一気に変わるということ。 


というのも、

この心のタンクが満たされると、

表情や発する言葉、

自分と相手との向き合い方まで変わってくるから不思議だ。


個人的には、

ご自愛とは自分だけが満たされてそれをひけらかしたり、

自己中に生きることではないと思っている。


そうではなく、

自分の人生の役割が何か?

を真剣に向き合う時間を持ち、

それを自分のできる範囲で表現し、

大切な人と共有し続けることだと思っている。


つまり、


"人生で求められている役割に気づき、その役割に夢中になれる状態を作る"


こと。


この状態がたとえ小さくて弱々しく見えたとしても、


本気の波動がマッチすることで、


笑顔と愛情が溢れる本当の利他の世界が、

じんわりと広がっていくと感じている。


そんな理想論ばかり。。


と思われてしまうかもしれない。


それでも私は限りある人生で関わってくださる人たちと、

愛情で繋がる世界を作れることを信じて、

この先も微力でも生きていきたい。


大きな輪がドカンと支配している状態より、

たくさんの小さな輪がそれぞれ輝ける場所で集まっている状態の方が、

今の時代にフィットしているんじゃないかな?


そんなことを思いながら綴ってみました。


そんなこんなで、

最後まで読んでくださった優しい読者のみなさん

本当にありがとうございます。


これからもご自愛タイムを確保しながら

毎日を過ごせますように。

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