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首・肩・背中の痛みと脚長差

概要

ペインクリニックや整体院に通われても、未だ改善されない首・肩・背中の根深い痛みに、長く患ってきた交感神経過剰との相関を感じ、焦燥感を覚えているクライアントの方の遠隔整体一回目の施術記録です。

たった数回の股関節を矯正するスクワットで、身体が解かれたように歩きやすくなり、首・肩・背中の常にビーンと張りつめていた痛みがようやく和らぎました。これまで何をしても改善されなかった部分ですが、股関節矯正で良くなる実感を、今確かに感じ取られたようです。


主訴とこれまでの経緯

Y・Kさん 
小学生の頃、右の股関節が痛くボールを蹴るのが辛くてサッカーを辞めてしまったと言う事ですから、その頃から脚長差は大きく、その後も進行して行ったようです。というのは、首・肩・背中に痛みと、交感神経の乱れと思える症状に早いうちから悩まされるようになり、神経疼痛の薬をこの五年間は毎日飲まれていました。

ペインクリニックなどに通われても一向に良くならず、少し前まで、息苦しさ、毎日下痢、不安感、発汗、めまい、頭痛、人と会う際の緊張感など絶えずありました。整体等で改善された部分はありますが、この交感神経の過剰と相関を感じている頑固な首・肩・背中の痛みに全く変化が見られないので、このままでは、何も改善されないのではという不安感で、今回、こちらの遠隔整体を受けられました。

股関節の診断〔右足長〕

右足が長く、右股関節が外旋して仮性延長、左股関節が内旋して仮性短縮している股関節のタイプです。
事前に送って頂いた4枚の写真から推測できる通り、遠隔整体初回、仰向けに寝て頂いて股関節の可動域を調べた所、右足長の単純系で間違いありませんでした。(診断に関しては矯正スクワットを行う事で確証を得る事ができます。)

脚長差とストレートバック(平背)

右足が長いので右骨盤が高くなり背骨は右に側弯して右肩がかなり下がっています。右足が長いと右骨盤が前に出るので背骨は後ろに引っ張られる為ストレートバック(平背)の状態ですが、脚長差が更に進行すれば後弯が目立ち猫背が酷くなります。股関節の転位(脚長差)が全身に派生し、局所(胸椎1,2)にゆがみが集中し、首・肩・背中に痛みがでています。

右足が長い人は交感神経優位

又、右脚が長い人は交感神経が優位に働くため心臓や呼吸器の働きが良くて陽性な体質、内臓も丈夫、本来は元気で活動的なのですが、脚長差が過度になってくると交感神経過剰となり、脈が速くなったり呼吸や発汗が促進されて胃腸の働きも抑制される、緊張しやすくなるなど、正に上記の主訴のような症状(息苦しさ、毎日下痢、不安感、発汗、めまい、頭痛、人と会う際の緊張感)を引き起こします。

首・肩・背中の痛みと神経障害、交感神経の過剰は相関していますが、脚長差はその根本原因です。

矯正スクワットで和らぎ眠気が

早速、この股関節タイプを矯正するスクワットを行ってもらいました。
とりあえず基本的な足型をお教えして、呼吸を伴った軽い矯正スクワットを一回やって歩いて頂くと、股関節が矯正されたようで『歩きやすいです!』
2,3回行っただけで、身体が解けたように歩きやすくなられたようです。

しばらく休んで更に3回、今度は、頑固な肩・首・背中の痛みに変化を感じました。ビーンと張りつめていた箇所が今ようやく緩んだようで、少ししたら何だか眠くなりましたと言う事、その日はこれで矯正を終わりました。

矯正前と後の写真

写真は、矯正前との比較ですが、矯正スクワット6回で、かなり矯正されました。

その後頂いたメールによると、早速、好転反応がでていたようです。

眠気。そして右手、右脚にだるさが出ていて右手はスマホを触っているだけでプルプルします。右足も立っているとプルプルします。左半身はなにもありません。

根深い症状が改善されて行く過程では、症状が一時強まったり、好転反応が起こるなど様々な過程を経る場合がありますが、全く心配いりません。
現に、その後のメールでは既にもう、治まっている感じでしたね。

股関節6タイプ簡易診断

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