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初心者がプラトンを考えたきっかけ

今日は、動画や初心者向けの書籍で見るプラトン像が少し見えた気がした。

こちら ↓の動画を眺めていたら、プラトンを考えるきっかけに繋がったのだ。

理系なので、哲学に詳しくない自分にはわかりやすかった。
作った人すごいなあって感じる。
それに‥‥タイトルが、うん、そうだねって同意してしまったからだ。

「徳を持った方が有益って知識があらかじめないと、歪んだ行動ばかりする地雷系ちゃんになる」のわかりみすごい。
ここ数年、東京に来てから身近にそれ系が(私も含めて・・)たくさんいる。
過去では、特に私の上司とかが思い浮かんで億劫になるほどだった。

昔の某大学院時代、院生や関係者が講座の気質によって追いつめられて病気になったり、失踪して使い物にならないと、すぐ切り捨てるボス様がいたのだ。
冷酷非情で他人をすぐ切り捨てたり、放置プレイをしたりする。
私も随分悩まされた部分があって、一時、あまりの仕打ちにひきこもった経験があった。
だが、最終的に学位を取るにあたって割り切って、「冷酷非情でトンデモ性格」だが、能力だけはピカイチなんだよね、だから利用しようZEという行動と勢いを選択したのだ。
人生一回限りの起死回生行動をしていた。

そもそも、ボス様のその「スッゲー個性」は相手をボロボロにはするけど、味方に付ければ強力バフがかかって「無敵」になれるのだ。
(っていう、私も相当ダーティな発想で復帰していた)

なによりも、かの教授は、研究のために生きて、起きている時間を全て研究・論文・研究・論文・・・・に捧げている優秀な人だった。
すごい賞も取っていたし。
傍目に見ても、6時には教授室のデスクで論文を読み、実務をしながら研究の議論を予約時間にこなし、11時には自宅にランチを食べにいく。
13時に戻ってはまた論文や研究指導・議論、実務すべてをこなし、17時には夕食を食べに外出。
18時にデスクに戻り、また論文・研究・・・諸々。
23時に帰宅なさる大明神みたいなライフスタイルの人だった。

「生活=人生のすべてが研究」の人類最優秀マンに当時は見えたけど、やっぱりあのライフスタイルを貫き通すのが一番しっくりくる人だったと今でも思う。
あれが、一流だと感じたのは今思い出しても間違いはなかったのだと思う。

議論予約日の締め切り日に毎回、朝までデータ整理して、徹夜で進捗資料を報告した朝6時発信予約のメールに・・・・かの教授からは6時半に返信が来ていて、私はいつも驚愕してたものだった。
必死で作った進捗報告を朝6時に出すと、6時半にレスされそのまま、修正に入り、仮眠の間もなく予約時間に10時に議論へ行くとかざらだった。

こんな不出来な私を、とりあえず、一度は突き放した教授だったがなんとか切り捨てまではいかずとも指導してくれていたことは感謝している。
多分、あのかつての指導教授の「徳」というのが、「この人きついけど味方に付ければ百万馬力」という超buffパワーの事だったのだと思う。
性格は本当、冷酷非情だけど、それを置き換える別の「徳」がプラトン的な考察であった人だった。

そういう人に過去に一度、忖度なしに出会えていた人生であることはまんざらでもなかったのだろう。

当時に比べて今の私の状況は、かなり変わってしまった。
昔の記憶は美化されがちだが、やはりその時その時を必死に努力していた自分がいたので美化も風化もしない。

自分にとっての強み・・「徳」になるようなものを持てる人間になりたいと思った。

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