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永乱13年 羽如国→秦国31番領、賀桟攻略戦

まず、当時の勢力図を掲載する。

戦国n雄 本戦第一回地図 永乱13年

永乱年において最も長期にわたり行われている、賀桟攻略戦。

羽如国はここを攻略しない限り勝機はないので引き続き賀桟に侵攻するも、有力な将が足りなさ過ぎた。

はなから、秦国総大将王騎馬陽率いる軍に対峙することは不可能だった。

ここで、羽如国はかなり無理やりだが、戦を数多くこなし有力な武将を育てる必要があった。そのため、すでに今年侵攻する武将らは無名だが、かなり人数を削る覚悟のうえで、武将の育成に羽如国総大将、黄大将大将軍は励んだ。

もちろんそのような事情は秦国にとって知ったことではないので、王騎馬陽は全軍をもって侵攻してきた羽如軍に相対した。

以下、両軍の軍容である。

☯戦況中継1日目

先に羽如軍を紹介する。

〇羽如軍
・総大将:黄大将大将軍(17)
・副将:天蛇大将軍(11)
・第一軍長:五蛇将軍(10)
・第二軍長:四蛇将軍(9)
・第三軍長:一蛇将軍(8)
以下将軍2名、将校3名、総勢10名の将

次に秦軍を紹介する。

〇秦軍
・総大将:王騎馬陽大将軍(18)
・副将:翔王大将軍(16)
・第一軍長:千空大将軍(14)
・第二軍長:律会大将軍(14)
・第三軍長:東海眼夜大将軍(14)
以下大将軍7名、将軍9名、将校9名
総勢30名

羽如軍はいよいよ自軍の三倍ともなる秦軍と対峙していた。

かなり不利な状況下で、秦軍の殿には当然総大将王騎馬陽大将軍の姿があった。開戦初日からやはり、王騎馬陽は最前線に立ってその存在感を羽如軍に対して際立たせていた。

しかし、ここで兄を討たれ、また自分も大敗した羽如軍総大将、黄大将大将軍は苦しい表情を見せていた。やはり、王騎馬陽を討ち取るには兵力差が大きすぎた。

羽如軍の突撃隊の殿は秦軍第一軍長、五蛇将軍が務めた。

将軍とはいえ、経験の差が大きいもののこの戦で功績を積んだら大将軍昇格間近であったので自分を鼓舞した。最新年度に登用された武将の中では、最も階級を高く評価され入隊した将軍である。

一方、これに対する秦軍の殿には副将の翔王大将軍、その副官に律会大将軍という強い攻勢にでることが予想された。この二人は連戦中でかなり活躍し、その階級を飛躍的に伸ばし続けてきた強力な大将軍らである。

さらに両軍突撃隊同士が対峙する中、秦軍は既に別動隊を放っていた。

これは昨年度の黄大将が繰り出し、秦軍が手を焼いた戦法を真似した物であった。

やはり黄大将も別動隊を放っていて、その隊長に六蛇将校を派遣していたが、別動隊同士が衝突し、秦軍別動隊長、千空軍の李念将校により討ち取られた。

同じ手には二度やられないのが、秦軍総大将の実力が垣間見えていた。

☯戦況中継2日目

総大将黄大将は早速、前回の戦と同じ手は禁じられたと悟り焦を見せた。

しかし、自軍の軍勢が劣っている以上、敵軍総大将を素早く討つ以外の勝機はない為、さらに窮地に追い込まれた。

この窮地を察した秦軍総大将、王騎馬陽はこの日自らが突撃隊の殿を務めて、羽如軍をさらに威圧し圧倒した。

王騎馬陽大将軍はさすがの武力で、この日の開戦早々羽如軍防衛陣に居た八蛇将軍を一太刀で討ち取ってしまった。

このままだと羽如軍では止められないと悟った黄大将は受け流す体制を取りつつ、何とか持ちこたえるのに必死であった。

羽如軍は秦軍総大将が羽如軍本陣で勢いを増している現状を止めることができなかった。

この状況では敵軍の他の将の勢力を削るのが戦の定石である。
これを鑑みて、羽如軍は秦軍大将軍、縁蘭に狙いを定めた。

縁蘭は昨年度の戦で大いに功績を重ね、一気に大将軍に駆けあがった将である。

☯戦況中継3日目

縁蘭は大将軍ながら、若手であった事も相まって狙い撃ちをされたことにより大きな負傷を負ってしまった。

しかし、さすがはもう大将軍で、それでもなんとか追跡を振り払った。

羽如軍も兵力温存の為にこれ以上の追跡は禁じたが、独断で七蛇将校が飛び出て追撃に走ってしまった。七蛇将校もこの機をものにしたら自分が大いに昇格できると知っていた為、なおさら彼の足は止まらなかった。

勿論、これを秦軍は見逃さなかった。

開戦初日に秦軍総大将、王騎馬陽大将軍が自ら出撃した。

七蛇将校はこの姿を見て急いで羽如軍陣営に引き返そうとしたが、時すでに遅しであった。

背を見せた七蛇将校を王騎馬陽自ら切り伏せた。

将校一人とはいえ、この日までにかなり将を亡くしている為、この犠牲は羽如軍にとって痛いものとなった。

しかし、秦軍総大将の手助けがあったとはいえ、縁蘭大将軍の被害はかなりのものであった。

緑蘭軍のほとんどを失ったうえで自身も深い手傷を負って秦軍本陣に帰還した。大将軍昇格後初戦にて直轄の自兵のほとんどを失った事は最大の不覚であった。

そして、羽如軍は格上の大将軍でも決死の覚悟で挟撃に持ち込むと、致命傷ないしは討ち取れると確信した羽如軍からは残りの二人の将校、六蛇、三蛇による秦軍副将の翔王大将軍を狙った攻撃を繰り出した。

翔王大将軍は秦軍副将を務めるほど武力はかなりのものだったが、体力は少ない武将である。羽如軍からすればかなりの格上で、最前線に出てきた持久力の少ない大将軍なら格好の狙いであった。

そして確かに、成長する前であれば将校二名による挟撃を受ければ致命傷であった。

しかし、近年の激しい戦を潜り抜けた事により体力をつけたことにより、将校2人からの挟撃程度、余裕で耐え抜いた。

むしろ翔王軍は追い打ちに転じて、翔王軍の将校荏南を追撃に派遣してこの羽如軍2名の将校を狙った。

六蛇も三蛇は翔王自らが追撃に来ると身構えていたが、派遣されてきたのは無名の将校だった為応戦した。

しかし、これが仇と成し、三蛇将校は呆気なく討たれてしまった。

☯戦況中継4日目

将校とは言え、開戦四日現在4人の将を失った羽如軍の危機は変わらなかった。

しかし、三倍の軍勢に対し羽如軍はかなり善戦していて、秦軍の将をいくらか討てたら大功績であった。

この日羽如軍第三軍長、一蛇将軍が軍を率いて前線に立った。

秦軍からこれに対峙したのは、副将の翔王大将軍であった。

誰が見ても羽如軍の前線に立っている一蛇将軍は武力が明らかに劣っていたが、逆にこれを討ち取れば大金星という事実に目がくらんだ。やはり、今回の戦は羽如軍が全体的に窮地に追い込まれてい為、すくむ足もなく、むしろ羽如軍は全体的に勇み足になっていた。

羽如軍を勝利に持ってい為なら本来、翔王大将軍を上手くいなして、時間稼ぎをするべきであった。

目がくらんだ一蛇と翔王は一騎打ちを行い、一蛇はかなり粘ったものの討たれてしまった。

しかし、羽如軍は別に第一軍長五蛇将軍を別動隊で派遣していた。

そして、この戦初の首級の赳玄将校を討ち取った。

初の首級である事もあり、羽如軍はわずかに士気を取り戻した。

しかし、すでに羽如軍は半数が討ち取られて、これ以上の戦はせっかく経験を積んだ新しい武将の芽吹きを摘むことになるので、羽如軍総大将、黄大将大将軍の号令により羽如軍は撤退した。

ここにおいて、秦国の三度目の防衛戦勝利が決定した。

秦国戦勝

以下、この戦における交戦データである。ここには、文字では示されていない武将の各攻撃先や、武将個人の詳細ステータスが記載されている。かなり敵軍にとっては極秘な情報なので、以下は有料情報として諜報員が持ってきた。ぜひ次の戦で役立ててほしい。

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