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シニアライフに役立つノウハウ本と定年小説

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定年後の生活の参考になる本、書評をまとめてみました。 充実したシニアライフを送るための道しるべにしましょう。
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記事一覧

読書メモ『ほんとうの定年後「小さな仕事」が日本社会を救う』(坂本貴志 著)

定年後について不安を煽る記事をよく見かけます。自分も定年後についてnoteに書いていますが、定年後をテーマにした書籍も多数出版されています。 『ほんとうの定年後』は統計データを基に定年後の実態を明らかにし、日本の社会のために定年後の人たちが担うべき仕事について説いた本でした。 老後の不安には「健康」「お金」「孤独」のいわゆる「老後の3K」があります。 これらの不安をこの本は解消してくれます。 まず「お金」についてです。 しかしながら、 と、歳を重ねるに連れて、支出

シニアも学ぼう テクノロジー その3 NFTの教科書 天羽健介 増田雅史

時代は変わりドンドン便利な事が増える一方で、新しい事を学び実践しなければついていけないことが多く出てきました。テクノロジーの進歩はすさまじく、新しい技術を知らないで過ごす手はありません。 シニアが新しいテクノロジーの使い方を習得することは残りの人生を素晴らしいものにしてくれるはず。 大切なのは好きなことやおもしろいことを探求すること。 現役の時とは目的が違い楽しむための勉強でありたいですね。 NFTの教科書 天羽健介 増田雅史メタバースやブロックチェーンと同様、1年ほど

シニアも学ぼう テクノロジー その2 世界2.0 メタバースの歩き方と創り方 佐藤航陽

時代は変わりドンドン便利な事が増える一方で、新しい事を学び実践しなければ時代についていけないことも多く出てきました。テクノロジーの進歩はすさまじく、新しい技術を知らないで過ごす手はありません。 シニアが新しいテクノロジーの使い方を習得することは残りの人生を素晴らしいものにしてくれるはず。 大切なのは好きなことやおもしろいことを探求すること。 現役の時とは目的が違い楽しむための勉強でありたいですね。 世界2.0 メタバースの歩き方と創り方 佐藤航陽バズワード、意味が良く分か

シニアも学ぼう テクノロジー  その1 メタバースとWeb3 国光宏尚

時代は変わりドンドン便利な事が増える一方で、新しい事を学び実践しなければ時代についていけないことも多く出てきました。テクノロジーの進歩はすさまじく、新しい技術を知らないで過ごす手はありません。 シニアが新しいテクノロジーの使い方を習得することは残りの人生を素晴らしいものにしてくれるはず。 大切なのは好きなことやおもしろいことを探求すること。 現役の時とは目的が違い楽しむための勉強でありたいですね。 「シニアも学ぼうテクノロジー」では気になった箇所を取り上げて課題を抽出した

老化に負けないシニアを目指す 5「腎臓が寿命を決める」 黒尾誠

前回の第4弾「医者が教える 食事術」に続き、今回ご紹介するのは 「腎臓が寿命を決める」です。 サブタイトルは、老化加速物質リンを最速で排出する。 帯には、45歳以上の1/4はすでに危険な状態というショッキングなコピー。 人間はなぜ老化するのか、人の寿命の長さはいったい何によって決まっているのか、この問題を解き明かす重要な手がかりが「腎臓に合った」と言ったら、みなさんは驚くでしょうか。 こんな問題提起からはじまる本書はシニアには必読書と思われます。 少々長くなりますが簡単に

老化に負けないシニアを目指す 4 医者が教える「食事術」最強の教科書 牧田善二

前回の第3弾「最高の体調」に続き、今回ご紹介するのはこちら 医者が教える 食事術 最強の教科書です。 サブタイトルは20万人を診てわかった医学的に正しい食べ方68 ・ちまたの健康法はウソだらけ! ・カロリーと肥満は関係ない ・脂肪は食べても太らない ・運動は食後すぐがいい 食の教養は健康格差社会を生き抜く武器だ! となかなか刺激的なコピーが躍っています。 医者が教える 「食事術」 最強の教科書 牧田善二牧田さんは糖尿病、生活習慣病、肥満治療のための「AGE牧田クリニック

老化に負けないシニアを目指す 3  「最高の体調」 鈴木祐

前回の第2弾「70歳が老化の分かれ道」に続き、今回ご紹介するのは 鈴木祐さんの「最高の体調」です。 サブタイトルには100の科学的メソッドと40の体験的スキルから編み出したとあり、具体的な老後生活の参考書として有効と思われるところがたくさん紹介されています。 私なりに刺さった部分、実践しようと思っている事や感じたことを要約してみたいと思います。豊かな老後を過ごすための秘訣、学びましょう。 最高の体調 鈴木祐鈴木さんはご自身のブログ「パレオな男」で健康や科学に関する知見を

老化に負けないシニアを目指す 2 「70歳が老化の分かれ道」 和田秀樹

人生100年時代、この言葉もすっかり定着してきました。 120歳まで見えてきているとも。 しかし、何もしなくて成り行きで長生きできる訳ではありません。 寿命が延びることは喜ばしいのですが、大切なのは健康寿命を延ばすこと。幸せな老後を過ごす条件です。 シニアライフハックでは、豊かな老後を過ごすために小説に学ぶシリーズ5冊とノウハウ本に学ぶシリーズ5冊をセレクトして紹介してきました。 引き続き豊かな老後を手に入れるため「老化に負けないシニアを目指す」と題して、参考書となる書籍

老化に負けないシニアを目指す 1 「LIFE SPAN」老いなき世界 デビッド・A・シンクレア

人生100年時代、この言葉もすっかり定着してきました。 120歳まで見えてきているとも。 しかし、何もしなくて成り行きで長生きできる訳ではありません。 寿命が延びることは喜ばしいのですが、大切なのは健康寿命を延ばすこと。幸せな老後を過ごす条件です。 シニアライフハックでは、豊かな老後を過ごすために小説に学ぶシリーズ5冊とノウハウ本に学ぶシリーズ5冊をセレクトして紹介してきました。 引き続き豊かな老後を手に入れるため「老化に負けないシニアを目指す」と題して、参考書となる書籍

ノウハウ本で学ぶシニアライフ5選 まとめ

老後に対する漠然とした不安感。 問題が多すぎて何からチェックすればいいか分からない。そんな悩みを抱えていらっしゃるシニアの方が沢山いらっしゃいます。 私もそのひとり。そこで、課題を整理し解決方法を見出すため5回にわたり課題本を選んで考察してまいりました。 還暦や定年退職後の諸問題に関するノウハウ本が数多く出版されています。 豊かな老後を暮らすためにはどうすればいいか?お金、仕事、親の介護、健康維持、趣味、人間関係、老いらくの恋、など情報収集範囲は幅広く未知の世界への心構えが

小説に学ぶシニアライフ5選 まとめ

将来について語るとき、若かりし頃は夢と希望、そして期待にあふれていました。しかし、老後となるといささか事情が違います。 将来について語るとき、そこには不安しかありません。なぜなら情報が少ないからです。豊かな老後を暮らすためにはどうすればいいか? お金、仕事、親の介護、健康維持、趣味、人間関係、老いらくの恋、など情報収集範囲は幅広く未知の世界への心構えが必要です。 こんな情報をストーリーで楽しめる定年小説というジャンルがあります。 フィクションとは言え、有名作家さんが描

読書メモ 『65歳から心ゆたかに暮らすために大切なこと』ショコラ著

noteのフォロワーさんがこの本を紹介していて知りました。私も今年で65歳なので書名に惹かれました。3つの心がけが気になって、さっそくKindleで買って読みました。 久しぶりに横浜から東京へ仕事で上京する折に電車の中で読みました。優しい文章で、身近な話題、サクサクと読み進められて行き帰りで読み終わりました。 心が温かくなりました。幸せな気持ちになりました。 女性らしい視点で優しくて、おしゃれで、ほっこりする本です。でもけっこう波瀾万丈な生き方です。ショコラさんが強いの

シニアライフはハウツー本で 5 「58歳から 日々を大切に暮らす 」「65歳から心ゆたかに暮らすために大切なこと」 ショコラ

ショコラさんはパート主婦から営業ウーマンとしてご活躍され57歳で退職。 その後自分ペースでパート勤務。老前整理としてはじめた断捨離、お金を節約しつつも、日々工夫を重ねて充実の一人暮らしを綴ったブログが反響を呼び、有名なブロガーとしてもご活躍中。 私もブログをフォローさせて頂いております。 家庭内の暮らしの様子だけでなく、お子様やお友達とのお出かけだったりお買い物だったり、アクティブな行動とメリハリの利いたお買い物など見ていて飽きません。お食事も自炊と外食を工夫されていて、な

小説に学ぶシニアライフ 5「55歳からのハローライフ」 村上 龍

前回、第4弾小説に学ぶ「おもかげ」に続き、村上龍さんの「55歳からのハローライフ」のご紹介です。 55歳からのハローライフ 村上 龍村上龍さんは、まだ在学中の1976年に第75回芥川賞を「限りなく透明に近いブルー」で受賞、その他多くの受賞歴をお持ちの小説家。カンブリア宮殿のホスト役として、ご存じの方も多いのではないでしょうか。 まだ高校生だった私には「限りなく透明に近いブルー」は衝撃的。 あまりにも違う世界、知らない世界に胸が高まり大人への期待と不安に包まれました。 村