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「持ち続けていた思い、文字にはしていなかった思いを書く第一歩になったと思います」To Dear For Me エンディング・ラブレター

言葉で未来をつくる™市川弘美です。
 「To Dear For Me エンディング・ラブレター トークライブとエンディング・ラブレターを書く時間~今 伝えておきたい言葉を大切な人に、そしてこれからの自分に贈ろう~

9月18日敬老の日に開催された、シニア女子アカデミーさん主催のイベント報告です。15名の方がご参加くださいました。


長年心の中で思っているのに、直接は言えない。
そんな思いを手紙にしたためることで、自分の本当の思いにき気付き、それを相手に言葉で伝えることができます。

エンディング・ラブレター®とは、人生の最期にそなえて、大切な人へ心からのメッセージを贈る手紙のこと。「エンディング」という名前が付いているけれど、つまりは「ラブレター」です。

では、なぜ「エンディング」が付いているのか?
それは、いのちは有限だからです。

私自身は、1995年の阪神淡路大震災で被災してから28年が過ぎ、明日何があるか分からない!という思いは、段々と薄れていっていました。

でも今回、こちらお二人のお話が心に響き、今を大切に生きようと改めて感じることができました。

◆青山 智圭子さん 「夢かな写真」でご縁を繋ぐ笑顔プロフィール写真家

青山 智圭子さん

お一人目は、青山 智圭子さん。
お話されたことを、要約してお伝えさせていただきます。

47歳のときに乳がんで二度の手術を受けて、その後抗がん剤治療へ。しんどかったのは、仕事をあきらめなければいけなかっこと、抗がん剤治療の後半は一日中下痢でトイレと往復していたことなど。そして朝起きてから今日もしんどい一日が始めると思うと涙が出たそうです。

二度目の手術はしないでおこうと思われたとか。でも、ご主人の「家族のために手術をしてほしい。ぼくをひとりにしんといてほしい」という言葉と、中2と小5子供たちの成長を見届けたいと、二度目の手術を受けることを決められました。

それまでは、やらなきゃいけないことに追われていた日々。でも治療に専念して何もできない毎日が続きます。トイレを往復しながら、極限状態で思わず出た言葉は「もう、好きなことしかしぃひん」。

「普通の毎日って、何てキラキラ輝いてるんだろう。
自分や家族が健康で生きていることは、奇跡です。
自分が意識しなかった死について考えました。病気をしてから、死と共に生きるということを意識しています。」


死と共に生きるという言葉に、生きることへの強い意志を感じました。私たちは奇跡の毎日を生きているのだと教えていただきました。


◆蒼 心堂さん 死別シングルマザーの会

蒼 心堂さ

お二人目は、グリーフワークファシリテーター 蒼心堂さん。
当日にお話されたことを、要約してお伝えさせていただきます。

幸せな毎日を送っていたある日、ご主人を突然交通事故で亡くされ、大きな悲しみと苦しみに打ちひしがれました。その現実を受け入れることができないまま、葬儀で喪主をつとめ、その後も病院、警察、会社などいろいろなところに手続きに一人で行かれていたそうです。「絶対に負けるもんか!絶対にだまされるもんか、必死に闘っていました」。

その裏で、「主人が何か最後に伝えたかったことはなかったのだろうか?言いたかったことはなかったのだろうか?」とご主人の声を聞きたい一心で、色々な所に足を運ばれました。「そして私も、主人にありがとうと最後に言うことができなかった。この後悔は何十年経っても変わることはありません」

アロマ講座とマインドワーク®の心理学、そして魔法のワンピース®との出会いにより、蒼さんの心は少しずつ変わっていきます。同じ経験をした人に役に立つかもしれないと、死別シングルマザーのお茶会を始めました。

今回お伝えしたいことは3つです。
・日常が当たり前ではない
・時間は無限ではない。この世に命を授かった以上、必ず終わりはやってきます。それがいつなのか、誰からなのかはわからない
・感謝の気持ちを伝えておこう


私自身も、父が最後に私の手を強く握りしめたとき、何を言いたかったのだろう?と20年経った今でも思います。そして、私も父に伝えていないたくさんのことがあった、もっとたくさん話したかったのだと、蒼さんの話を聞いてハッとしました。

◆市川弘美 エンディング・ラブレター提唱者

◆市川 弘美

続いて、私のエンディング・ラブレター作成ワークショップです。
30分で誰でも手紙を完成できるように、大切な人への思いを馳せるワークをした後、手紙を書いていただきました。

エンディング・ラブレターを書かれた感想を、掲載をご了承いただいた方の中から一部をご紹介させていただきます。

■最初は何から書いた良いのか分かりませんでしたが、キーワードを書き始めたことにより、思った以上に筆が進みました。文章が上手でなくても、気持ちがめいっぱい伝われば良いよね、と前向きに書くことができました。ありがとうございました。(R.N.様)

■日頃思っていることを書くという行動を通すと、何倍にお私の心の中に重く残ります。書き留めるって素晴らしいですね。(A.Y.様)

■実際に書いてみるとまとまりがなくて、何回も書き直したいなと思いました。あと、書いてみて「これは書いたほうがいい」と感じました。手紙を書くのは照れくさいですが、大事なことだと思いました。(Kayo Fuuka 様)

■持ち続けていた思い、文字にはしていなかった思いを書く第一歩になったと思います‼(K.K.様)

多分ほとんどの方が、手紙を何年も書いていないか、書いたことがないかだと思われます。でもワークの後、用意した便箋や、持ってこられた便箋に、皆さんが大切な人への手紙を書かれていました。

エンディング・ラブレターを書かれているのを見て、私はとっても嬉しかったです。大切な人へ思いを伝えているお姿を目の前にして、感動しました。

他にもご感想をたくさんいただいています。別の記事で順次ご紹介させていただきますね。

そして、「今書いた手紙を、この場で披露してくださる方!」を募ったところ、お二人の方が手を挙げてくださり、読んでくださいました。ジーンときました。勇気あるお二方、ありがとうございました。

◆ランチ懇親会、遺影撮影会

この後、ランチ懇親会と遺影撮影会が行われました。
この記事内の、蒼心堂さん、木田伸子さん、花村記美世さんお三方の写真は、午後からの撮影会で、青山智圭子さんが撮影してくださったものです。メイクはメイクセラピスト野口理絵さん

◆蒼心堂さんにメイクをする野口理絵さん


◆イベントを主催してくださった方のご紹介

このイベントは、シニア女子アカデミーさんが主催してくださいました。

◇木田伸子さん

◆代表 木田伸子 さん

”シニアのためのお茶会をオンラインで開く、元気なシニアリーダーを全国に増やしたい”思いでアカデミーを主宰されています。
お花と関わり60年、毎日インスタにアップされている誕生花は大人気!
木田さん、本当にありがとうございました。

◇花村 記美世さん

◆副代表 花村 記美世 さん

副代表として、縁の下からアカデミーと木田さんを支えていらっしゃる花村さん。ドラマチックライフプランナーとして個人コンサルや、マインドワーク®の講師として、また編み物教室の先生など多才に活動されています。著書に『あなただけのストーリーがお客さまの未来を変える』。
花村さん、様々な準備や当日の司会もありがとうございました。


◇濱田恭子さん

◆濱田 恭子さん

そして、今回のイベントで様々なご縁をつないでくださった、濱田恭子さん。主宰されているマインドワーク®ビジネススクールでは多くの起業家を育成され、士業向けビジネスコンサルタントとしても活動されています。
濱田さん、素敵なご縁をいただいて心より感謝申し上げます。

◇後援マインドワーク協会


◇協賛

そして、このイベントには沢山の方々にご協賛いただいています。
恐れ入りますが、この場をお借りしまして心よりお礼申し上げます。

◆イラスト:花登 真菜さん/撮影:青山智圭子さん


◆開催報告記事一覧


◆予告 次回はオンラインで!日本全国世界中からご参加いただけます

次回はオンラインで開催いたします。

大切な人へラブレターを書く時間をもちませんか。

・日時:10月30日(月) ⁡⁡ AM10時00分~
お申込みはこちらから>>>

◆To Dear For Me エンディング・ラブレター 参加者の皆さんと 2023/9/18


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