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最強の少女小説「本屋さんのダイアナ」

はじめに

こんにちは、女子大生のきぬです。
今日は、私が愛してやまない柚木麻子さんの「本屋さんのダイアナ」という本の感想、紹介をしていこうと思います。

あらすじ

金髪でキャバクラ勤めのお母さんを持つ美少女のダイアナ(大穴)は、自分の名前が大嫌いだったが、小学校三年生で出会った彩子がそのすべてを受け入れ、正反対の二人だが、本が好きという共通点もあってか親友になった。
ダイアナと彩子の小学生から大人へと変わっていく様子を描いている。

出会い

私が、この小説に出会ったのは、小学四年生の頃でした。
本が大好きだった私は、クラスの後ろにおいてある本を読みつくして、図書館に通っていたのを見た私の担任の先生が、「先生の大好きな本を貸してあげる」と言って貸してくれた本が「本屋さんのダイアナ」でした。
ハードカバー版の「本屋さんのダイアナ」は装丁がとてもかわいらしくて、
小学生の私は、先生にお気に入りの本を教えてもらえたうれしさとかわいい本に触れることのワクワクで、すでにこの本が大好きになったことを覚えています。

感想

柚木麻子さんの少女小説は最強です
私は、柚木麻子さんの小説を何冊か読んできましたが(すべて読んだわけではないのですが)柚木さんの少女小説は、少女の複雑で難しい心情や、人間関係を緻密に描いており、とても共感するし、うわべだけでない、幼い少女時代だからこその残酷さだったり、その再現度と語彙力は毎回感動します。
「王妃の帰還」という小説にも表れているのですが、、、、
また今度その小説も紹介したい、、、

なにより、登場人物がとても魅力的です。
金髪で、周りから距離を取られてしまう美少女だけど、本を読むのが好きで、おとなしいダイアナ。
凛としていて、女の子からも一目を置かれるが、かわいいものに憧れる彩子。
私は、ダイアナのお母さんである、ティアラがとても好きなキャラクターで、節々に感じるダイアナへの愛情も、その伝え方が不器用で、すれ違ってしまうところも魅力です。

「赤毛のアン」でつながるんです
皆さんは名作の「赤毛のアン」という作品を読んだことがありますでしょうか。この「本屋さんのダイアナ」では、ダイアナと彩子の愛読書でもあります。後半でも、アンの伏線は回収されていくので、見ものです

最後に

長くなりましたが、「本屋さんのダイアナ」読んだことなくて、女の子が活躍する小説すきだよーって方本当におすすめなので、ぜひ読んでみてください。またおすすめあれば聞きたいので、コメントお待ちしています。



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