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それから私は、色々と良くして下さる先生にお礼としてプレゼントをしたり、ライブに行っては大好きアピールをしたり、先生との仲を少しずつ深めていきました。

私がライブに行くと先生はとても嬉しそうで、なんだか私以上に恋する乙女のように見えた気がしました。

そしてまた先生がセッションに付き添ってくれると言うので、私は練習にも熱が入り、浮かれ気分でプレゼントも用意し、順調に行っていたと思っていたその時、悲劇は起こりました。

その日のレッスンは いつもとは違う場所で、とても狭い部屋でした。

すぐ隣に先生が座り、とても距離が近く、私は少しでも緊張を和らげようと、ほぼ無意識のうちに自分の椅子を少し先生から離してから座りました。

緊張しながらレッスンを受けていると、

「ごめんね、明日のセッション行けなくなっちゃったんだ」

先生はヘラヘラと笑いながら言いました。

それから、別の約束もなしになり、私は先生のいい加減な対応に傷つき、目が腫れるほど泣いてしまいました。

今思うと先生はきっと、私が椅子を引く行動を見て、自分を守ろうとしたんだと思います。

数日後、先生から謝罪のメールが届きましたが、私は自分を守るために先生から離れようと決意しました。

奥手で保守的な二人はなかなか噛み合いません。

つづく


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