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レッスンに行くと、いつもパンツスタイルの先生が、珍しくフェミニンな服装をしていました。

そして、私の事を意識しているのがすぐにわかりました。

先生の背中を抱きしめたい衝動を抑えつつ、泣きそうになりながらレッスンを受けたのを今もよく覚えています。

まさに、恋愛に不慣れな人の失恋の仕方です。

先生はその後、何事もなかったかのように接してくれました。

辛かったけれど、私はなぜかレッスンを辞めませんでした。

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