「書くこと」を通じて、選手や監督の意図を伝える。 元野球少年が語る、ライターとしてのスポーツマンシップとは 【受講生課題記事】

※こちらはco-ba school「ライティング基礎ワークショップ」の受講生が、課題として作成したインタビュー記事です。

「まず第一に、後輩たちの役に立ちたいんです」。

元野球少年らしい、まっすぐな瞳で語るのは、スポーツライターを目指す大学二年生の北林汰一さんです。
「スポーツ」と「書くこと」は、いかにして結びついたのでしょうか。お話を伺いました。

――北林さんとスポーツとの「出会い」について教えてください。

北林さん:物心ついたころから、身体を動かすのが大好きでした。
本格的に始めたのは、小学校のクラブ活動で野球部に入ってからです。その後も中学、高校と、野球一筋で。ポジションはずっと内野手でした。

――大学では、一転メディアについて勉強しているという北林さん。なぜ、メディアを学ぼうと思ったのでしょうか。

北林さん:入学当初、漠然と「新聞記者になりたい」という目標があったからです。
ただ、勉強していくうちに、自分の関心がメディアではなく、対象そのものに向いていることに気付いたんです。

――「どう伝えたいか」から「何を伝えたいか」へと、目的意識が転換したんですね。

北林さん:はい。対象やテーマから先に考えればいいんだ、と思うようになりました。
そうして浮かんだのが、ずっと続けてきた「スポーツ」です。

実は、高校時代の野球部の監督が、他ではちょっといないんじゃないかと思うほど野球について詳しい人で。
知識があると、スポーツはもっと楽しくなるし、取り組みやすくなる。そのときに得た学びを、選手たちに提供できたらと思うようになり、「スポーツ」をテーマに選びました。

――想定している読者像は「選手としてプレーしている方々」ということでしょうか。

北林さん:そうです。
もっと言えば、いつも部活の後輩たちの姿を思い浮かべています。
部活やクラブチームでスポーツをしている、まさにかつての自分たちのような人の役に立ちたい。そのために、プロの選手の声や、効果的な練習方法を伝える記事をつくりたいです。

――「部活動でスポーツをしている人」という読者の絞りこみは面白いですね。そんな北林さんが、記事を書く際に大切にしたい考え方は何ですか?

北林さん:『嫌われる勇気』の著者・古賀史健さんがご自身のnoteでも述べられていたのですが、選手や監督に対する「リスペクト」を忘れずに書きたいです。

スポーツを見ていると、ついつい口出ししたくなるじゃないですか。
「そこはパスじゃなくてシュートでしょ!」とか「なんでスタメン変更したんだよ!」とか。
だけどそのプレーや戦術の裏には、圧倒的な知識ないしは経験に基づく、選手や監督の「意図」が必ずあるはずなんです。スポーツライターに求められるのは、自分の意見を述べることではなく、その「意図」を引き出すことではないかと思います。
それこそが、選手や監督に対する「リスペクト」に繋がるのではないでしょうか。

――「スポーツライターになる」という目標を叶えるため、北林さんが今後取り組んでいきたいことがあれば、お聞かせください。

北林さん:まずはスポーツに関する記事をたくさん読んで、インプットを増やしたいです。最近はスポーツ雑誌の『NUMBER』を定期購読して、毎日読んでいます。
インターンに参加して記事を書いたり、インタビューしたり、という経験を積んでアウトプットすることも、一人で取り組むより効果的かなと考えています。

とはいえ、執筆や取材は、働くようになればそれこそ毎日できること。自由に時間を使える大学生のうちは、スポーツも含めてとにかく「色々なものを見聞きする」経験を大切にしたいです。


(インタビュー・文/楢原生織)

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「ライティング基礎ワークショップ」受講生課題記事

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