自分は正しい…その一歩目が(ギクり)
自分の脳がバグって困ったりしてから、脳のしくみや働きに興味をもつようになりました。
なかでも中野信子さんの本はとても面白くて読みやすいのでポチっと購入してしまいがち。
ふむふむうなづきながらチビチビ読んでます。
そして最近読んだのが「世界の『頭のいい人』がやっていることを1冊にまとめてみた」です。
賢人たちの習慣や工夫の中に、ごきげんに楽しく暮らすヒントあるかなーと
軽い気持ちで読みはじめました。
あんまり難しい文章が続くと脳が拒絶反応を起こすのでちょっと心配だったのですが、実在する賢人のストーリー1つ1つはコンパクトにまとめられていて…軽い気持ちで読めました。
特になるほど!やギクっとなった箇所をいくつか抜粋して、感想を添えたいと思います。
最初はとにかく相手にしゃべらせる→人は誰でも、自分の話をちゃんと聞いてくれると嬉しくなる→相手は気分がよくなってきて、聞いてくれる人を信頼しやすくなる→「ラポールの形成」p52
→人の話聞くのってめちゃくちゃ難しいしエネルギー使うから、ラポールの形成を試みる時は先にうな重とかドーナツとか食べてエネルギーチャージしてからがよさそうという感想をもちました。
あとナチュラルに聴き上手なひとの傾聴力を搾取するモンスターにつかまるとラポール形成の前に力尽きそうなので、ラポールMUSTな関係でなければバーイ!ってするのがいいよね〜って思いました。
自分に何ができるのかはさておき「自分に何ができないのか」をきちんと見積もることは、意外に難しいp59
→これはハッとしたとこ。就職活動とか色んな場面で自分の強みとか弱みの分析とかした記憶はうっすらあるけども(内容は覚えてないけども)具体的にわたしはこれができないって考える機会作ることなかったので、具体的に藤子ができないことの見積りを作ろう。よし。
人間は常に自分が正しい立場でいたいという欲求を持っているp90
わたしもこの欲求を持て余すほど持っているなぁと思いました。
あとこの前のoverthesun (推しpodcast)でも
わたしは正しい…その一歩目が間違っている
って言ってました。とっても耳が痛かったです。笑
“長年勤めた職場で、現場目線での改善案を何度も何度も上職者に伝えているのになかなか改善されなくてモヤモヤしていて時には上職者とぶつかることも…しまいには本社の人が現れて、あなたの行為がパワハラですと言われてしまいました”的なリスナーのお便りを紹介したあとのお話の中で。
わたしが仕事で感じてきたイライラの7割くらいって「はぁ?わたしが正しいのになんで?!」が根底にあるのかもしれない。
本は読者を差別しない。怒ることはないし、やめたければ途中でやめてもかまわないp104
だから読書っていいよね。って思ったフレーズです。
自分のペース読めて、自分と対話しながら読めて、自分なりの解釈を持つことに制約がなくって。
人が話してるの聞いてる途中で「あーちょっと飽きてきたんでここで失礼しまーす」は難しいけど、読書はそれができる。
本当はわたしだってそんなに強くはない。ただ、強気のフリも時には必要。フリでいい。そうしないと前に進めないからp159
ちょっとした背伸びを続けたりできるフリをして脳にできる錯覚してもらって…「フリが本物になることもあるよね」って櫻井翔さんも言ってた気がする。
自分のペースで読みたい時に読みたいとこだけ読んでいいよって言ってくれる読書のぜいたくさをかみしめながら読んだ本でした。
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