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モネ モネ モネ


こんにちは長月です。
行って参りました上野の森美術館で開催中の

🪷モネ 連作の情景🪷

ふむ。

モネ モネ モネってことね。
記事のタイトルにしよう。

今までの記事のタイトルは展覧会のタイトルまんまだったので今回は自分の頭で考えてみました。
尚、センスは考慮しない。

この企画展は予約制なのですが、曜日と時間により料金が異なります。
一般料金で例をあげますと
平日¥2800 土日祝¥3000
そして平日15:00以降の観覧は一般¥2300と最もリーズナブルに観られます。

混雑対策としての料金設定なのでしょう。
(平日15:00から来られるならそうしろ、タダとは言わん。)という無言のメッセージを勝手に感じ取り
「あ、はい自分行けますそうします。」

スマホに頭を下げながら10月の終わり平日16:00からの枠をポチる。
夕方から美術館に行くことは初めてで少し違和感がありましたが、新鮮な気分がするしお得に観られるのも有難い。

そして当日。
午前中に上野に着き少し様子を見に行ったのですが···
予想通りの盛況っぷり。入場もショップも列出来てました。

甦るフェルメール展の悪夢···
せめて展示室があの時程暗くないことを願う。
特にショップの入場待ちは本展の入場待ちよりも列が長く、結構な行列でした。

不動の巨匠クロード・モネのモネだけの企画展。毎度大人気なのは明白なのです。
16:00には少し空いてるといいなぁと思いながら一旦その場を後に。

そして16時15分くらい前

わーおこの時間もまだショップ入場のための列が賑わっているのか(午前中よりは短くなってました。)

エントランス付近には同じ入場時間枠の方々がまあまあ集まっている感じでしたが待ち時間や列などはなく、すぐに入館出来ました。

入場してすぐ。
モネの池の上を歩ける的な演出が。

どれどれ…ん?

上のスクリーンの前の床面がこんな風に睡蓮の池が映し出されていて水面に立っているよう。足を踏み入れると水面がたゆたうアトラクション的な演出が。

シーン…

…もう一度ソレ!

池「♪~(口笛)」
長月「…」

なぜこうもタッチセンサーに無視される人生なのか

ATMを始めタッチ画面などにことごとく認識されないマイライフ。最新技術に認めて貰えない存在感は万年貧血気味のせいにして今日も強く生きてやる。

勝手に使わせて頂きすみません

ということで後続のお客様にお手本になって頂く。少し分かりにくいかもしれませんが
↑こんな風に歩くと水の輪が広がってくれますよ。(この後長月にも反応してくれました。)

出鼻は多少挫かれたものの目的は絵画鑑賞。

あ、暗くない(感涙)

存分に素晴らしきモネの世界に浸ろうではありませんか。

淡く優しい色彩と柔らかな光
細かな筆跡を残す描画
一画面に何色もの色がのせられているのに全てがそれぞれに必要な色なことが分かる。
全てがちゃんと調和してひとつの画面になっている。
自分の感性そのままをキャンバスに表現出来る人なんだと思いました。

何かを創造する時、頭の中にある理想を実際に造り上げることは実は結構難しかったりしませんか。
いざ造ってみると思い通りに行かなかったり、理想と違う出来にモヤモヤしたりやり直したり、満足出来ることの方が少ないかもしれません。そういう作品って恐らく他人からしても魅力を感じないんですよね。
時代と共に多種多様化が進み、目新しい才能が生まれては消えていく中で後世に残って今も世界中を魅了し続けているモネの感性。
優しげな作風からは想像し難いけれど、自分を信じる強い意思を感じました。

神!

今回一部撮影可なのです。

ウォータールー

時間によって変わる表情を表す連作

長月の好きな色の組み合わせがたくさんありました。綺麗な色~✨
本当に発光しているみたい
正面

最小限のライティングでより絵画が魅力的に展示されています。

美しすぎる水面と日の輝き
拡大して見てみて!

モネの絵は個人的にグロスメディウムが施されてされていない方が好きだなと思ってましたが、↑この絵は艶が光をより効果的に見せてくれていると思いました。

バックの鮮明な青壁も作品を引き立ててくれます。

寒色と暖色の組み合わせが本当にきれいで色の強弱のバランスも絶妙。これは生まれ持った色彩センスだと思います。

拡大して細かな絵肌をご覧下さい。でも出来れば本物を肉眼でご覧下さい。

この淡い水色の空に暖色の雲の組み合わせがとても好きです。

白をたっぷり含んだ癒しの色彩
気持ちが穏やかになります
こちらはわりとビビット
代表作睡蓮の中の一枚
美人角度
画質悪いですがこの睡蓮好きです。

最後の一枚は国立西洋美術館にある睡蓮の一枚。2017年に行った時の写真です。(撮影可)
今年の8月にも常設展にフラッといって再会してきました。
今回「連作の情景」というテーマが掲げられておりますが、モネが生涯で描いた「睡蓮」は300枚近くにもなるということ。

描きすぎじゃね?

凝り性にも程がありますよモネさん。
代表作にもかかわらず「睡蓮」で思い浮かべるのは人によって300とおり近いのかも?

「閉館時間は17:00となっておりまーす!」

長月「!?」

しまった。
16:00入館の最大のデメリット

タイムリミットが短い!!シット!

最後の2,3作を流れ作業の様に見て15分前くらいに退館。

アアアショップ混んでるうう…!!!

ショップの列。空がモネっぽかったため撮りました

そりゃそうだ。
最後だからこそ混むのだ。
入るまでに10分くらいかかったと思います。
当然中は大混雑で、商品がゆっくり見られないくらいでした。
しかしこちら17:00でクローズではなく17:00までに入場すれば普通にお買い物させて下さいました。大変有り難い。
だからってこの日一番最後までショップにいたのは他でもないのろま長月でした。
店員の皆様すみませんでした。

グッズ

左上から時計まわりにハンカチ、アートボード、クリアファイル2枚
ポストカード
とにかくどれもキレイ!
印刷がキレイです。
アートボード。キャンバスのような加工が施されています。
ハンカチ。種類があって迷ったけどコレにしました。
色も家もかわいい
アップ。額に入れて飾っても良いですね。

感想

モネってこんなに良かったんだ。

なんて今更。
モネといえば美術鑑賞に興味のない人でもその名が広く知られているほど有名な画家ですよね。
多くの人は義務教育期間の美術の教科書で知るのではないでしょうか。長月も学校の授業で知ったと思います。
遠く離れた日本の授業で教わるんですからちょっとやそっとの功績では有り得ません。
日本でも企画展がコンスタントに開催されておりますが…
実は長月は今回までモネの企画展は横目で通り過ぎて来たのです。

何故か。

A.単にそれ程興味をそそられなかったと言うのが正直なところです。

自分でもいまだに少し驚いています。
今回の連作の情景を知った時
素直に「あ、みたいな」と思ったのです。
特に目的の絵があるということもなかったのに

何故か。

A.歳をとって感性が変わったとしか思えません。

好きじゃなかった食べものが何故かふいに好きになるあの感じ。あの現象に名前はあるのかしりませんが長月は勝手に「天使の教育」と名付けています。
尚、センスは考慮しない。

間違いなくあの現象です。なぜ今までスルーしてたのか不思議に思う程今回のモネ展は本当に良かったです。
最近、いわゆる印象派と呼ばれる画家たちに以前より興味が湧いて来ています。
今までも好きといえば好きでしたが、元々正統派な美術より現代アートのようなフランクな美術の方が好みなためあまり観に行く選択肢の候補にして来ませんでしたが…
舞い降りた「天使の教育」により
今後足を運ばなければならない美術展が増えるであろう予感。
時間とお金を確保する苦労も増えそうですが、
楽しみが増えるに違いない確信を抱いております。

モネ 連作の情景

東京展は上野の森美術館さんで2024年1月28日(日)まで
その後2月から大阪中之島美術館さんで開催予定です。チケットなど予約制ですので詳しくは公式サイト↓を要確認!

15:00以降の入場は閉場時間に注意しましょう。(教訓)

読んで頂きありがとうございました! 長月



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