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【王様戦隊キングオージャー】 反逆という教育 【高野 水登】

特撮は教育番組です!笑


日曜朝9時。
今年の仮面ライダーに期待してました。
カードをアイテムとして使用するの好きなんです。

でもちょっと違った。
期待していたものとはかけ離れていた。

日曜朝9時半。
仮面ライダーとは逆に、
全く期待していなかった戦隊の方。

「王様戦隊キングオージャー」

なんつーか、ネタ切れかと思ってたら、
これ程どストレートな題材とネーミング、
まだ残ってたんやなと笑

そんな程度の軽い気持ちで鑑賞した。

なんかしばらく観てると、

・やっぱ赤メインなんやろと思ってたら、そうでもない。
・ロケ地の多くはさいたまスーパーアリーナと崖やろと思ったら、そうでもない。
・言うて子供向けの勧善懲悪モンやろと思ったら、そうでもない。

まぁ最近はこんなもんかと。
でもまぁ仮面ライダーと違って、
平成までお硬い時代が長かった戦隊モノではそこそこ裏切ってくるなぁと。
主題歌なんかも、
仮面ライダーは平成初期の頃に、日本コロムビアからavexに変わったんで、
必ず歌詞の中に「仮面ライダー○○〜」とか入れずに自由になった。
戦隊の方は相変わらず日本コロムビアのようだ。

とはいえ、

・主題歌は子供でも口ずさめるようなゆるいヤツやろ思ってたら、ちゃうんかい笑
・大して魅力的なセリフ回しとか無いやろ思ってたら、ちゃうんかい笑
・6人目追加戦士は中盤頃から登場やろと思ったら、ちゃうんかい笑

まだまだ裏切るねぇと笑

ズルズル観てると、

・どうせ青はライバル風かませ犬やろと思ったら、そうでもない。
・黒は頼れる常識人やろと思ってたら、そうでもない。
・女性は天真爛漫とクールビューティやろと思ったら、そうでもない。

おうおうやってくれるねと笑
なんやYouTubeでもスピンオフ動画とか出始めるし。
今までそんなんあったかな?と。

なかなかやり手やなとか思ってたら、

・ナレーションは後半出てくる重要人物とか未来やろ思てたら、ちゃうんかい笑
・キャラの掘り下げは王様達だけで側近はモブやろ思てたら、ちゃうんかい笑
・緊張感なんか無くて死人も出ないんやろ思てたら、ちゃうんかい笑

あれちょっと待ってと。
これ特撮とかいう括りで観て良いヤツじゃなくね?笑
普通にエンタメ作品としてかなり優秀じゃね?と笑

あれよあれよと、2024/2/18に49話まで放送。
2/25で最終話が放送になるわけですが、
X(旧Twitter)ではすっかりお祭りでしたね笑

ハッシュタグに、
「#キングオージャー最終三話劇場版」が登場しました笑

迫力も演出も凄過ぎて、家で観るのはもったいないと。
ぜひ劇場で観せてくれ、
頼むから金を払わせてくれ!
というファンの声がトレンドを飾りました笑

48〜最終話がいわゆるラスボス戦なわけですが、
感想は視聴者の大勢がおっしゃる通り、

・本編かと思ってたら、これ劇場版じゃね?笑
・ただのフラグかと思ったら、これもはや世界樹じゃね?デカ過ぎじゃね?笑
・若手俳優登竜門かと思ったら、中堅・ベテラン俳優の活躍すごくね?笑
・その心、泣いてるね!?笑
・あっという間に終わったと思たら、間にCMなくね?スポンサー口説いてね?笑

みたいなことを起こったわけですね笑

最後にざっと魅力を箇条書きすると、

・邪悪を演じる愛
・行間を読む快感
・無言の信頼
・耐え忍び抜くカタルシス
・寄り添うための反逆

こういった要素がこれでもかってくらいに詰まってます。

文才無さ過ぎて何も伝えられてないんじゃないかと思いますが、
これは観といて損は無い。

漫画でいうとうしおととら以来の、
見事な風呂敷のたたみ具合かと。
最終回前にこれ書いてるけど笑


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