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気後れする✖愚図

競争を感じてしまうと焦ってしまうので、私は競争が苦手。ちょっとでも他人を意識すると自分の中でバランスが崩れ、大雑把に言えば精神状態がおかしくなる。ゆっくりやれば上手く行くのに、他人を意識して競争すると上を下への大騒動となる。

競争に向いている人とそうでない人がいるので、高校までは私のような者を競争の中に入れないでほしいと思っていた。学校の運動でも文化活動でもできないと「おまえは悔しくないのか」と言う教師もいて、この人、頭がおかしいと溜息をついたものだった。

競うことで伸びるというのは、すべての人に当てはまらない。自分は競うことが嫌いだと感じたら、勇気を出してイチ抜けた!とやる方がいい。

なぜおまえはできないんだ、普通はできる、愚図! これも競うことを強要していて、こちらの人権を認めていない。DVでもこの手の暴言は聞かれる。こういう時も勇気を出して逃げた方がいい。

競うということが嫌いな私が今、気後れしまうのは、フォロワーを増やすことが勝ちとか、アクセス数を増やすのが成功の秘訣とか、そう言われることだ。大きなお世話だと思うようにしている。分母が増えればそれだけ見てくれる人の数が増えるのはわかる。チャンスが増えるのもわかる。でも、増やすということに時間と労力を割かなければいけない。それが苦痛で虚しくなってしまう。何で図抜けるかは数ではない。数は後からついて来る、そういうものだと思う。数を気にしていると数ばかり気になり、数が減らないような事しかしなくなる。

自分をガツガツ売り込んだり、しつこく営業したりすることが苦手だ。だから私は鳴かず飛ばずなのかもしれないが、仕方がない。それが自分なのだから。他人にできても自分にできない事はある。普通はできる。その言葉が私には苦痛でしかないのだから、苦痛は解消した方がいい。

亀には亀の歩みがある。うさぎにはなれない。なろうとしない方がいい。自分の世界をコツコツ積み上げるだけ。

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