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夏の終わりと100円ライター

朝、起床すると直ぐにベランダへ出て、タバコに火を点ける。
早朝の澄み切った空に紫煙を吐き出す。
立て続けに2本吸うと、ようやく身体が起動モードに入る。
それが私の一日の始まりだ。

東京出張が多いが、東京のホテルに泊まった時も同じ動作を繰り返す。
今朝は4時に起床してしまった。少々早いが起動モードのルーチンをしようとタバコとライターを探す。
タバコを吸おうとするが、なかなかライターの火が点かない。
何故?昨日ライターが切れたので、新しくホテルの近くのコンビニで100円ライターを買ったばかりなのに..

真新しいライターのオイル残量を確かめると、空になっていた。
何故!?昨日買ったばかりなのに!ズボンのポケットに入れていたから、起動ボタンがずっと押されっぱなしだったか?いや、今時の100円ライターはチャイルドロックで固くなってるからそういうことはないはずだ。とすれば初期不良としか考えられない。

かくして、私は早朝4時に購入したコンビニに初期不良を訴えに行った。
そのコンビニには、一人の中国系男性店員(20代)が居た。
「昨日100円ライターをここで購入したのだが、1日で空になっている。ついては初期不良だと考えられるので交換して欲しい」旨、その店員に詰め寄った。
しかし、中国系店員は「店長居ないので、わからなーい」等と答弁。
「じゃあ、店長呼べ」と更に詰め寄る。
「店長、10時にしかお店来ないね」と言う。10時なんて仕事中で来れるわけがない。

この中国系バイトに何言っても無駄だと思った。とともに、たかが100円のライターごときで朝4時からクレーム言っている自分にも嫌気が差してきた。

しかし、起床時に紫煙をくゆらせて身体を起動させるというルーチンを邪魔されたということに少々心をくすぶりながら一日を始めなければならなかったその日は、なんだか目覚めが悪かった。

コンビニのポイントカードって、200円で1円溜まるもんじゃん?
それを思えば、100円を無駄に使ったって思うとやるせない。
じゃあ、1日1箱440円のタバコを止めちゃえば済む話なんだけど、やっぱり早朝の紫煙で身体を起動させるっていうのは辞められないわけです。

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