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【映画】THE FIRST SLAM DUNK

息子は小5の時に
ミニバスのチームに入り、
バスケットボールを始めた。
そしてバスケにはまった。
中学、高校でも
バスケットボール部で、
よく練習をしていた。

試合の時、
息子のチームの応援に行くことは、
私と夫の楽しみだった。

男子バスケの試合の面白さときたら、
観たらはまる。
本当に面白いんだって。

息子が高校2年、3年の頃は、
世の中は新型肺炎対策で忙しく、
学校の部活動にも規制があった。

しばらく中止になっていた
対外試合が再開されてからも、
 観客は入れなかった。
そしてそのまま卒業。

私も夫も、
キャプテンナンバーをつけてプレイする
息子の姿を見ることは出来なかった。

私はSLAM DUNKの大ファンだ。
独身の時、コミックを全巻そろえて持っていた。

昨日、昨年から劇場公開されている
「THE FIRST SLAM DUNK」を
ようやく観た。

面白かったとか、よかったとか、
そういう感じではない、
なにか不思議な後味が残っている。

もちろん、映画は面白かったし、
ストーリーもよかったし、
アニメーションも凄くキレイだった。

なんだけれど、それだけではない、
私の中に残っている
このじわじわした感覚。

あーー面白かったー!
みたいな、ものではない。

ストーリーの中で
色々な場面が私の中で響いて
気持ちが揺さぶられた。
そして疲れた。

でも、クライマックスは凄かった。
漫画で連載されていた時の
あのシーンだ。

話の展開は言うまでもないが、
その見せ方で
一気に感動曲線の最高潮まで
駆け上がった。

私は、高校生だった息子の
バスケの試合を観に行けなくなり、
とても残念だった。
「これが最後の試合かもしれない」
という瞬間がないまま終わってしまった。

今回映画を観ながら、
「ああ、そうだったんだな」と
何度もその気持ちを自覚した。

ずっと不完全燃焼のままだったようだ。

大学生になった息子は
今はバスケは遊びでやるだけで、
私が彼の本気のプレイを見ることは
多分もうないだろう。
私はそのことを
ずっと残念に思っていたんだ。
そう気づいた。

今日観た映画の
「湘北vs山王戦」で
本気の試合を観て
その無念が少しだけ晴れた感じだ。

私は、私の中にある
自分自身のストーリーと重ねながら
この映画を観たのだなぁ。

男子バスケの試合が観たくなったら
また映画館に行くかもしれない。

そんな気がしている。

最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

今日も幸せな一日でありますように!

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