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No.39 夫不在子育て なんとかしなければ でもどうすればいいの

娘は幼稚園で、息子は1才。
この頃の数年間は、私の足はぐるぐる渦巻状態になるくらい忙しく、
何より夫も仕事が忙しくて、数ヶ月出張に行ったきりだったのが私に大打撃を……
ずっとひとりで子供二人の面倒を見ていたので、体もそうだし、気を休められる時がありませんでした。

少しずつ疲れがたまり、まず体調不良になったのは前回の記事で書いた通りです。

疲労回復のために始めた食事法は10日で止めたので、結局体もそのまま。
そして徐々にどうなったか……
イライラするようになったんですねー。
イライラして、怒りん坊になりました。
怒りん坊は誰に対して? 
園児だった娘です……
娘は私にやたらと怒られるようになりました。
あ゛ーー、懺悔したいーー
……それより、出来るものならあの時に行って、子供の面倒を見てあげて、私に休息をとらせたい。手伝いたい。

ありがたいことに、それまで私は育児でイライラしたり腹を立てたことがありませんでした。(多分)
ということは、娘も怒られたことがありませんでした。
注意や叱られることはあっても、誰かに「怒る」という感情をぶつけられたことはなかったと思います。
それが、お母さんがいきなり怒りん坊になっていき、幼い娘はどんな気持ちだったのでしょうか。
イライラしている。怒る。後悔する。自己嫌悪。この繰り返しです。

普段、夫はいないし、子供たちのそばにいる大人は私ひとりです。
そのたった一人の大人が怒ってばかりいるって、
子供にとって環境が良くないどころではありません。
イヤだイヤだ、こんなことやめたい。でも変えられない。
ひとりで悪循環にはまり、どうにも抜け出せませんでした。
苦しい時期だった。
娘が幼稚園の年中から年長にかけての頃でした。

それである時グワッとお腹の底から何かが突き上がってきて思ったんです。
「私がやりたいことはこんなことじゃあない!
 このままだと、子供の人生も私の人生もダメになる!」

そして、少し前に読んだことのあった、子育ての本を思い出して読み返しました。
そう、これ! 私がやりたいのはこういうこと。こういう親になる!
でも、本を読んでそれが実践できれば、そんなに苦労はしないのです。
「無理。ひとりで実践するのは無理。
どうせなら、この本を書いた人から直接教えてもらおう」
親としての自分に危機感を持ち、その著者が開講していた講座に申し込みました。そして一年間、月に一度の講座に出席しました。

約15人の参加者がいて、ほとんどの方が私のように子育てで壁にぶつかり、悩んでいる母親でした。
その講座で他の参加者の話を聞いたり、話を聞いてもらったりしながら、私は少しずつ楽になっていきました。
そして、何を大切にして、どのように子供に接していくか、私なりの軸ができていったように思います。

夫不在の子育ては相変わらず忙しく、環境に変化があったわけではありません。けれども、親として、自分なりの軸を持つことができ、私自身のやり方も見つけ、その時々の対応も少しは上手くなっていったのだと思います。
気持ちに余裕が生まれ、私は以前のように怒らなくなっていました。
子供にはもちろんですが、私自身にとっても大きな変化のきっかけとなる学びでした。私は救われました。

でも、このあと控えている息子は手強く、
もう一度子育て講座で学び直そうかと思ったくらいです。

今日も幸せな一日でありますように。

Love & Peace,






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