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友達付き合い

「一緒に遊ぼ!」

近所の小さな公園で遊んでいた小学2年生の次女に、同じくらいの年頃の女の子が話しかけてきました。特に用事もないので、こちらとしても異存はありません。ベンチでボーッとしていた私は、黙って成り行きを見守ることにしました。

彼女は1年生で、別の子と小学校で遊ぶ約束をしていて、この公園に集合することになっているそうです。それでしばらく2人で遊んでいたのですが、その子はなかなか現れません。そこで学校へ行ってみることになり、私もついて行きました。小学生2人ならほぼ心配はないでしょうが、初めて遊ぶ相手だし遅れている子も気がかりです。

学校の出入口は3つありますが、うち2つは閉じられていて通ることができません。そこで、私は開いている出入口の近くに陣取って、のんびり過ごすことにしました。自由に遊ばせつつ、トラブル等があったらすぐ対応できるようにということです。

たまに子どもたちの様子が目に入ってきますが、やはりうちの子よりも1歳下の子のほうが明らかに俊敏です。昔の私も同様で、たいていのことは1歳下にはまったく敵わず、2歳下といい勝負でした。本当によく似たものです。

もっとも、日頃は外で遊びたがることもめったになく、友達を作るのも苦手そうなので、こうして初対面の子たち(遅れていた子も途中で加わりました)と遊んでいるのが見られただけでも大きな収穫です。家にいても遊び相手は両親と4歳上の姉しかいませんし、友達と遊ぶことの楽しさを知るのも大切なことです。

そして、友達が増えていけば、彼女とよく似た読書家で知的好奇心が強い子と出会えるかもしれません。今は私が主導して学校ではできない学びを体験させていますが、馬が合う子と切磋琢磨しながら長所を伸ばすことができれば、知識や経験だけでなく生涯の友人を得ることができるでしょう。

4月からは3年生になり、新しい出会いがあります。苦手意識を持たず、積極的にコミュニケーションを取ってほしいものです。

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