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ついに投了

私は長年、GRATINAというフィーチャーフォン(トップ写真左)を愛用してきました。

理由はいくつかありますが、一番は文章を速く打てるからです。電車に乗っていても、右手で吊革を持ちながら左手一本で原稿を進めることができます。機能面でも問題はなかったので、大多数の人がスマートフォンを使うようになってもフィーチャーフォンを使い続けていました。

ところが、2年くらい前からは不便に感じることが増えてきました。よく訪れるサイトがサポートされなくなってきたのです。昨年の秋にはLINEも使えなくなりました。

決定打となったのはX(旧Twitter)のサポート終了でした。友人・知人の動向や馴染みの店の最新情報が見られないだけでなく、通勤時に運行情報を確認できないのはかなりの痛手でした。それでさすがに潮時だと思い、先週リサーチをして、今日ついにスマートフォンを入手しました(トップ写真右)。

暇だという理由で小学6年生の長女もついてきて、オンボロのフィーチャーフォンを店員さんに見せて機種変更をしたいと伝えると、説明の途中で「お客さまは22歳以下なので…」と言われました。どうやら長女の携帯電話をスマートフォンにすると勘違いされたようです。

確かに、自分と同年代の人間が私物としてフィーチャーフォンを使っているのを見たのは、2020年1月以来皆無のような気がします。ちなみに4年前にフィーチャーフォンを持っていたのは私の弟で、機種はGRATINAでした。それでウチの兄弟ではGRATINAが最大勢力だと言っていたのですが、彼は今もそれを使い続けているのでしょうか。

私は日本の技術の結晶であり日本語入力に適したフィーチャーフォンが好きだったのですが、時代の流れには敵いませんでした。かくして無念の投了となりましたが、スマホデビュープランで今後1年は料金が格安になるので、無駄と知りつつ今まで粘り抜いた甲斐はあったと思うことにします。

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