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世界史マニアとWikipedia

仕事などの息抜きに、よくWikipediaを見ます。何かについて調べようと思ってアクセスすることもありますが、適当な単語(人名や地名)を入力して、行き当たりばったりで展開していくことも少なくありません。それで王朝の君主を最初から最後までたどったり、鉄道路線の駅を端から端まで調べたりということもあります。

この楽しさに気づいたのは大学生の頃です。興味深い記事が芋づる式に出てくるので、何時間見ても飽きることがありません。もともと世界史が好きだった私にとって、手軽に知識が増えていくことは実に魅力的でした。近年は全世界を舞台にした歴史ネタの連載を執筆していますが、その基盤となる知識はこの頃に身につけたものだと思います。

もっとも、得た知識は実生活において何の役にも立ちません。世界史に関しては教養に含まれる部分は高校時代までに網羅していますから、Wikipediaで入手した知識はほぼ全部が無駄と言って差し支えないでしょう。

勉強するのなら役に立つことをやればいいのに…という考え方もあるでしょうが、役に立つか否かという基準で学ぶことを決めても、モチベーションが上がらないのです。おかげで、検定とか資格の類はまったく持っていません。

そんなわけで私は今日も、気の向くままに無駄な知識を増やしていくのです。

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