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書評ブログ vol.33「「目的志向」で学びが変わる」を読んで

無類の本好きのわたし。どうせなら読んだままにせず思いっきり主観の入った書評を書いてみたいと思い立ちました。この記事がきっかけとなり、実際に読んでくださる方がいたらとても嬉しいです。

≪読み終わった本≫

「目的志向」で学びが変わる』 多田慎介

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今まで常識とされてきたことを覆した教育改革を行い、良い成果を上げてきた麹町中学校校長 工藤勇一さんへのインタビュー記事です。

この本を読んだ方はきっとこう思うはずです。

「こんな先生に教えてもらいたかった・・・」

子供にとって親や家族の次に出会う大人が、学校の先生ではないでしょうか。だから、先生というのは子供にとってはとても影響力のある存在となります。先生の言うことは100%正しいとも思ってしまうもの。

子供に接するときも勿論ですが、世の中の「当たり前」とされているものを一度疑ってみるのも必要なのかなと思いました。
・どうしてそれをするのか。
・本当に必要なことなのか。ほかにやり方はないのか。
常にそういった思考でいると自分の考えで行動できる人間になるのかも。

文中で印象的だったのが、砂時計の真ん中あたりを拡大してみてみよう。砂がたくさんあっても残り少なくなっても、下に落ちるスピードは変わらない。人間も同じで、やることがたくさんあってもほとんど片付いていても、進むスピードは同じなんだよね。

この文章を読んで、ハッとなりました。日々の小さなことまで「あれしなきゃ、終わったらこれやらなきゃ」と常に「やらないといけないこと」にあふれていて自分で自分を追い込んでしまっています。
だけど、俯瞰してみると、本当にやらないといけないことなんてそんなに多くはないのかもしれません。

教育改革について書かれた本でしたが、別の角度から気づかされたことがある一冊でした。

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