見出し画像

14. 瀬戸内をまるごと届けた商品タグ

今日のテーマは商品につけるタグ。商品名同様、瀬戸内をまるごと届けられるよう工夫を凝らした過程について、お話します。

「せとかわデニムプロジェクト」とは、瀬戸内かわいい部EVERY DENIM(現ITONAMI)のコラボではじまった商品開発プロジェクト。2019年春〜2020年春、1年間の活動を通じて「瀬戸内デニムピクニックシート」という商品を作り上げました。
「“かわいい“という観点からデニムを見つめ直し、倉庫に眠るB反を活用して新しい商品を作る」という旗のもとメンバーを募集し、ゼロからはじまったこのプロジェクトがどのように歩みを進めてきたのか…?
このnoteではその1年間の軌跡を綴っています(目次はこちら)

14. 瀬戸内をまるごと届けた商品タグ

商品タグとパッケージのデザインは、お披露目会を中心になって進めてくれたまみこさんが手掛けています。

瀬戸内の世界をそのままお届けしたい、この景色、グラデーションを形として残さないのはもったいない、と強く思ったとき、DENIM HOSTEL floatから撮影した瀬戸内海の写真を商品タグとして使うことを思いつきました。せとかわデニムプロジェクトのメンバーや生産に関わってくれた方が撮影した写真の中から、瀬戸内の空気感が伝わるものを厳選し、ほぼ加工なしでそのままタグに活用しています。

活用する写真を決めたのちに、形やサイズを決めていきます。ラフ案では四角いタグでしたが、丸の方が柔らかさが伝わるため、丸に変更。そしてサイズ(直径)については、実際のピクニックシートと合わせながら、4センチは小さすぎる、8センチは大きすぎる、5センチもまだ小さい、6センチだとピクニックシートの邪魔になる・・・と、何度も試行錯誤し、5.5センチとしました。これらの細やかな調整は常に、東京在住のみなみさんと香川在住のまみこさんがオンラインでやり取りを進めていました。

タグのデザインについても、「ピクニックシート作成の背景を伝えたいのでしっかり文章を入れたい」「でもスペースに限りがあるから検索マークを入れるか…」など、懸念事項はたくさんありました。

しかし、勇気を出して敢えて全部取っ払い、「#せとかわデニムプロジェクト」「EVERY DENIM×瀬戸内かわいい部」のみしか載せないことを決断します。情報をそぎ落とし洗練させるからこそ、伝わることがあるはずと信じて。

そのほか、文字の太さ、行間、枠の丸み、写真の海と空のバランスなど、細やかな調整を積み重ね、ついに商品のタグが出来上がりました。

画像1

注)瀬戸内デニムピクニックシートのタグ全7種類
今日のまとめ
・商品名同様、世界観をまるごとお届けするタグのデザインを作成した
・伝えたい要素を絞り込み、勇気を出して敢えて情報をそぎ落とした


次回のテーマはパッケージのデザイン。商品の顔となるパッケージのデザインをどのように決めていったかについて、お話します。

こうしたプロセスを経て進んできた、わたしたちの1年間の歩み。2021年には、せとかわデニムプロジェクトSeason2がスタートします!
これまでに築いた繋がりや可能性を手に新たな一歩を踏み出した先で、今度はどんな景色と出会えるのか。期待に胸が高鳴ります!

プロジェクトの過程や最新情報はHPやSNSでおしらせしてまいります。新たなラインナップや、これを読んでくださっているあなたにも加わってほしい新企画を準備していますので、よければぜひチェックしてみてくださいね。
◆せとかわデニムプロジェクト公式サイト
◆せとかわデニムプロジェクト活動日誌(note)
◆瀬戸内かわいい部 SNS
 LINE@(毎月25日夜9時ごろ配信)
 Instagram / twitter / Facebook

この記事が参加している募集

この街がすき

最後まで読んでくださりありがとうございます!いただいたサポートはこれからの活動のために活用させていただきます。