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君に花火を見させない。〜あとがき〜

浴衣で初めてモデルをして、
実現できて本当に良かった!と思っています。

浴衣を準備して、美容室に行って着付けてもらって、ちゃんと撮影場所に行って撮影して、この作品を無事に残すことができたことにまず感動しています。

私なりに撮られて勉強になったことをここに書き残しておこうと思います。

浴衣の形状の可愛さを撮る。
クロスしてる部分が多かったり、生地の質感だったり、衣装の良さを残すということがすごく参考にしたいポイントです。

距離が近ければ、
こーゆー隙間にドキドキしたり、普通の洋服では見られないときめきをしっかり残したり。

後ろから見ても可愛い、
大きなリボンが誘ってるように見えたり、
浴衣特有のウエストをキュッとしめる帯はとても思い出に残りやすいと思います。

暑さの表現を、しっかり撮るということ。
写真に温度はもちろん反映されないので、暑い仕草をした時を、逃さない。
ということが大切だと思います。
目線がないし、キマッてないから撮らないではなくて、自然な仕草を逃さずに撮るということが大切だと思います。

前髪が額に汗で張り付く様子。

手で扇いでる様子。

撮られてる私は特に何も気にせず、普通に暑いからとった行動をしているだけなのですが、この一瞬を写真にすることで残すことができます。

セリフが聞こえてきそうな写真です。
携帯のカメラをこちらに向けてるあたり、「写真撮ったよ」と、いたずらに言ってるのかもしれないし、ちょっと企んでるような表情を撮り逃さない。

祭り、夏、縁日!
遊びの躍動感を撮る。

体の向き、髪のうごき、表情から予想される「振り向き」のシチュエーション。

着崩れることを全く気にしてないで動いている様子。

図形を入れてバランスを整えたり、食い入るように見て、夢中な様子。
色味も統一されていてとてもいい写真だと思います。

面で撮る。と言うのがインスタが流行り始めた時から特によく目にするようになったと思います。

「絵」としての印象がすごく強くなる構図だと思います。
背景の日本語の文字、絵によって、「和」の表現がとても強くなり、時代も現代ではなく少し昔っぽく感じることができます。
日本語の文字が入ると、写真のバランスが崩れると思っていたのですが、この場合とても調和していて、とても参考にしたいなと思いました。

いわゆる、綺麗な浴衣で、綺麗なモデルさんで、儚く、手の届かない。。。
と言う写真ではなく、もっともっとラフ!
な写真を撮り残しておきたかったので、この瞬間を撮ってくれて感謝しています。
背景は少し暗く、飲み屋さんが並んでいるところで歩いてる様子なのですが、ゆるいゆるい表情なのが違和感を消していて、リアリティがあると思います。

すごく撮りたかったショットです。
浴衣でお酒を思いっきり飲んでる写真をあまり見たことがなくて、そんな写真を撮って欲しかったので、こんなだらしない姿でも、カメラを構えてくれてありがとうと言う気持ちが強いです。

写真を撮られ始めた頃は、背景と自分の関係、カメラマンと自分の関係、そんなことを全く考えられなくて、違和感のある写真しか撮れなかったのですが、1年以上撮られ続け、自分も写真を撮り始め、やっと違和感をなくせるようになってきたなと思います。

今回のこの作品は、私は特に考えていなくて、ただただ花火を楽しんでいたし、私の自然な様子を、綺麗に残してくれたと思っています。

ポージングの指示も特になく、ただすごく動き回る私を背景を探して綺麗な写真にしてくれて感謝です。

〜思います。〜思います。ばかりの文章で申し訳ないのですが、私は今回カメラマンではないので、どんな気持ちで、どこを工夫した、というのは本人じゃないのでわからないです。

感謝の気持ちが大きいのと、勉強になったことが多い写真でした。

新しい視点の浴衣写真が作れたなと思います。

見てくださりありがとうございました。


もし心を動かされた方がいましたら、少しでもサポートいただけるととても嬉しいです。これからもたくさん作品を生んでいきます。