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#32 OBは現役を巻き込みながら育成をするべきだ

今日の内容は、前々回に投稿した「ラクロス部育成コーチ」に関する記事の続きになります。

前々回の雑なおさらいはこんな感じ

新人戦1ヶ月前にしてモチベーションに差がある
→モチベーションが高い層と低い層に場合分けして理想状態を定義
→それぞれ課題の設定(仮説)
→解決策:実際に話しながら現状把握して、それぞれのモチベを上げていく

今回は、モチベーションが高い層に対して話した内容をまとめていきます。

現状把握

モチベーションが高い1年生の話をまとめるとこうです。

・やはりチーム内のモチベーションの差は激しかった
・モチベーションが低い層はあまり練習に来ない、あまり会わない、何を考えているのかわからない
・最上級生が引退して、1年練が減った。上級生と練習することが多くて萎縮してしまう。

モチベーションが低い(と思われる)層にいるメンバーもだいたい予想通りでした。

課題特定

ここからモチベーションが低くなったことに対する課題(一番直すべき原因)を特定しました。

最終的な結論はこうでした。

最上級生の引退後、それまで親身に見てくれた院生コーチとの接点が減り、上級生とは距離感がある。

思えば、最上級生の引退前には、ここまでモチベーションが低下したことはありませんでした。

院生コーチが親身になって1人1人のスキル面やメンタル面でのサポートのおかげだったと言えます。

ただ一方で、院生コーチだけで育成を進めることが多かったため、上級生はなかなか育成に携われていませんでした。

そのまま最上級生が引退して、急に「1年生の育成を見てください」と言われてもやり方がわからないのは当然でした。

院生コーチが例年よりも親身になって1年生の育成に関わったことは良かったのだと思います。(1年生本人から言われるのはめちゃめちゃ嬉しい)

ただ最終的には、現役の中で自走しなくてはならないので、もっと上級生を巻き込みながら育成ができたのでは?と思いました。

解決策

以上のことから、「モチベーションが高い層」が直近でできる解決策を一緒に考えました。

・目標を明確に設定し、それに向けた行動を促す

1年生の中で共通の目標をかかげることで、モチベーションを上げよう!というものになります。

これにより、モチベーションが高い層がモチベーションが低い層を練習に誘うことがやりやすくなります。

・今まで親身になってサポートしてくれた院生コーチのために頑張ろう!

これは1年生側からの提案でした。

彼ら自身、院生コーチのサポートにとても恩を感じており、そこを思い出させて、モチベーションを上げてもらうというものです。

(コーチをやってて本当に良かった。。。)

これらのことを一年生だけのMTGで話す、とのことなのでモチベーションが上がることを期待しています。

あとは、院生コーチからモチベーションが低い層の話を聞いていきます。
こちらについては後日、まとめたいと思います。

来年に向けて

最後に、来年度の育成で同じことを起こさないようにするにはどうしたらいいか、について考えていきます。

上級生を巻き込んだ育成方針

これが何より大切だと思いました。

院生コーチだけではなく現役を巻き込みながら、育成に関わる。

具体的には、MTGに現役幹部が参加、院生コーチが現役をもっと頼ることが大事だと思います。

現役の人たちには「育成を通して自分のラクロスに対する考えが整理される」というメリットを伝え、積極的に育成に参加できる仕組みをコーチ陣が作っていくべきだと考えます。

来年、自分はいないので直接育成に関わることはできませんが、月1とかで院生コーチ(もしくは現役)の相談に乗りたいなと思ってます。

SezakiN