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シュワの初主演作は神様!【 SF超人ヘラクレス 】(1970)

映画デビュー第一歩はここから始まった…

全知全能の神ゼウスの息子であるヘラクレスも人間界に憧れる、いやぁ神って勝手な連中ばかりですね。
それではオリンポスの生活にも飽きたのでちょいとばかり下界へ。
そんでもって降り立ったニューヨークでは喧嘩したりデートしたり遊んだり、友達が出来たり、ちょっと危ない目にあったりとニューヨークをこれでもかと満喫するヘラクレス。
それを天空で連れ戻すために監視するゼウス一同も意見が別れてさぁ大変…

…とまぁ何ともユルい神様お騒がせ映画です。
見所はやはりシュワ(この当時はアーノルド・ストロングという名前だった)の超スーパー筋肉マッスルダイナマイトボディ
ボディビル現役ということもあってもうムキムキ加減がいつもよりハンパじゃないですね。事あるごとに脱ぐし、服を着ている方が不自然に感じるくらいです。そりゃ胸も文字通り踊ります。
そして見どころはなんと言っても熊との殴り合い!着ぐるみにしか見えないですがシュワ対熊というカードはアツい!

そんでもってお話も有名なギリシャの神々達と短気なゼウス様のやりとりがなんとも面白いです。ゼウスもヘラクレスのピンチを見て最終的に『ヘラクレスが人間に負けるという事はつまり俺への侮辱!』という神理論でヘラクレスを助けるという展開には笑えました。やっぱり神ギャグは良いモノです。
お話もとにかく展開が早く、テンポが良いのでとても見やすかったです。特にヘルメスが「援軍を呼ぼう!」と言った瞬間にアトラスとサムソンが来たのにはビックリしました。さすが神パワー。そして起こるはギャングと神との大乱闘というなんともシュールな絵。

最後はちょっと切ない友人プレッツィとの別れですが彼って友達らしい事はあまりしていませんがヘラクレスはそんな彼でも友人と認めていたのですね。オチのヘラクレスの話を聞いてゼウスもニューヨークに行ってみるというのも可愛くて良いオチでした。
本作はコメディとしては全体的にユルい雰囲気でそしてシュワの現役筋肉が素晴らしい映画でした。


DATA

アーノルド・シュワルツネッガーのSF超人ヘラクレス
原題:HERCULES IN NEW YORK
公開年:1970年
製作国:アメリカ
上映時間:91分
監督:アーサー・アラン・シーデルマン



映画鑑賞と積みゲーの資金となります…たぶん