見出し画像

絶対失いたくない飲み友達を彼氏に、人生最大の賭け

元彼と別れるまでの3ヶ月
友達という友達みんなに相談していた。

その中で唯一の異性だったのが
同期の彼だった。

女性陣がもうやめときなよ
別れた方がいいよと
ズバズバ言うのに比べて
彼は少し距離をとってみるのも
ひとつの手だと思うよ
と言ってくれる人だった。

彼との出会いや彼への想いは
何度か記事にしたことがある。

なんとなく勘づいていたのに
彼が仲の良い同期♀のことが好きと
わたしに教えてくれたあの日のショック。
付き合う気のない同期♀に
彼は弄ばれてるような気がして苦しくて
わたしならそんなことしないのに
そう思っていた。

そんな彼らが恋愛をやめて、数ヶ月。
わたしはまだ彼と連絡をとっていた。

彼がわたしにとって明らかに
大きな存在になったのは確かだった。
わたしは同期♀みたいに
もったいぶったりしない。
好きなら行動で表してやる。

わたしは彼氏との別れを決意し
別れを告げに行くのだが、
嫌いになれていないからか
強く言い切ることが出来なくて別れを濁された。

言葉にならない思いを彼にぶつけた。
彼はひとこと
"話が上手くまとまらなかった?"
と聞いてくれた。

この世でそんなに優しい言葉があるのか
わたしを傷つけないように
彼が言葉を選んでくれているのが伝わって
通勤の朝の電車で涙した。

彼の優しい言葉に
わたしも自然とこういうことがあって
上手くいかなかったんだ、
そう伝えることができた。

彼はクールに決めてたい強がりだから
そのあとは朝から電車で泣かれても困る
なんていつもみたいに強がっていたけど
そんなところも好きである。

結果後日彼氏とは無事に別れることができた。

彼のことが好きかもと思う瞬間は
何度もあったけど
この出来事がかなり大きかったように思う。


ある日、彼からのLINEで
"なんか(わたし)が考えの中心にいるんだけどバグ?"
と来たのだ。
そんな言い方普通の人ならしない、
クセしかない人なのだ。

"(彼)にとってそのバグが今現れたかもしれないけど、それでいうとわたしかなり前からバグってるよ"
クセに乗っかって返事をした。

"バグ最高じゃん"
彼は言っていた。

そこからは付き合おうという言葉すらないものの2人でやりたいこと、食べたいもの、行きたいところが山のように出てきた。

旅行に行きたいという話になった時、
泊まりになるから付き合ってくれないと
いかないよ〜と何度か伝えていたけど
幾度となくスルーされ
付き合いたくはないのかなと意気消沈。

ホテルを予約しとくねと言ってくれた日
じゃあ今日彼女になるね
半ば強引にそう言った。
その日はまたもやスルーされ
諦めて寝た朝に返事をみると
"今日彼氏、今日彼女"
と来ていた。

いやいやいや、クセ(笑)
しかも付き合えたタイミング見逃したのだ。

これはいかんと
付き合えたタイミングを見逃してしまったし
付き合ったことに気づいた朝は
関東で初めて雪が降った日で
もし記念日を忘れても
2023年、2月、雪が降った日って
ググったら記念日を忘れないんだよ!
と記念日の変更を提案した。

彼は"天才"とだけ返事してきた。

わたしたちの恋愛って
側から見たらクセしかなくて
彼はすごいドライでわたしが甘えてて
そんな関係に見えるだろう。

でもわたしは彼がわたしにしか見せない顔、
わたしだけが知っている優しさがある
まだ付き合って1週間。
もしかしたら来月には
別れているのかもしれない。

でもこれはわたしにとって
5年も最高な大事な飲み友達だった同期を
一生隣に入れるか、終わるかの
人生最大の賭け。

5年も同期だったのだから
名前で呼ぶことすらまだ難しい。
でも5年いっぱい過ごしたじゃん。
大丈夫、全力でいまを楽しみたい。


shakeben


この記事が参加している募集

スキしてみて

今こんな気分

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?