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【 FIELD 番外編 】 西武池袋線でマーケット!とマルシェをハシゴする

みなさん、こんにちは。「石神井いとなみの起点」プロジェクトの竹内(デジタル・アド・サービス)です。

石神井いとなみの起点プロジェクトは、2026年春、東京・石神井に新しく生まれる福祉の拠点(設置主体:社会福祉法人東京都手をつなぐ育成会)をベースに、東京・都市部の抱える課題の多様性と絶対量に向き合いながら「基本となる福祉事業」と「みらい創造型拠点事業」そして、その2つの融合で、誰もがあたりまえのいとなみを続けていくことのできる地域づくりのモデルとなっていくことを目指すプロジェクトです。

▶︎ こちらの記事もぜひご覧ください。
#01:はじめまして「石神井いとなみの起点プロジェクト」です!


新しい拠点ができるのは、西武池袋線の石神井公園駅(東京都練馬区)から徒歩5分ほどの場所です。今回は、11月11日(土)に同じ西武池袋線上にある東京都手をつなぐ育成会の2つの事業所で行われたイベントをデジタル・アド・サービスの社員3人でハシゴした際の様子をお伝えします!

今回訪れたのは、貫井福祉園・福井福祉工房(東京都練馬区)の「ぬくっとと!マーケット!」とひだまりの里きよせ(東京都清瀬市)の「ひだまりマルシェ」。

1. 貫井福祉園・貫井福祉工房 <ぬくっと!マーケット!>

1つめは、富士見台駅から徒歩5分ほどの貫井福祉園・貫井福祉工房の「ぬくっと!マーケット!」。石神井いとなみの起点プロジェクトのメンバー3名も貫井福祉園・貫井福祉工房でお仕事をしています。

石神井いとなみの起点プロジェクトのメンバー
左から、施設長の門田さん、貫井福祉工房の成田さん、松岡さん

貫井福祉園・貫井福祉工房では、同じ建物のなかで、生活介護(貫井福祉園)と就労移行支援(貫井福祉工房)の主に2つの事業を行なっています。その他にも、地域の方がサークル活動などで利用できる活動交流室や喫茶店があります。

出店で買った近隣の洋食屋「ビーフギャラリーエチゴヤ」さんのメンチカツを頬張ったり、鉄層模型の展示を眺めたり、工房でつくられたパンを買ってまた頬張ったり。

午前中からたくさんの方で賑わっていましたが、特に印象的だったのは、貫井福祉工房での職業訓練(就労支援)を経て就職した、いってみれば「卒業生」の皆さんが再会を楽しんでいる様子。ここに来ると知っている人に会える、安心できる、利用者さんにとって「帰ってくることのできる場所」のような存在となっているそうです。

貫井福祉園・貫井福祉工房は来年で開設から20周年。さらに大きなイベントを予定しています!

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2. ひだまりの里きよせ <ひだまりマルシェ>

続いて、清瀬駅からバスで5分ほどのひだまりの里きよせの「ひだまりマルシェ」へ。

ひだまりの里きよせは、施設入所支援や就労継続支援B型、相談支援事業等を行う障害者支援施設。重度・最重度の知的障害や自閉症のある人、強度行動障害という特別な支援を必要とする状態の人など、1人ひとりことなった特性をもつ人たちが生活をしています。

▶︎ ひだまりの里きよせで行っている地域のなかでの助け合い「オタスケ君」の活動の記事もご覧ください。
⼆⼗数年後、東京 どこかのまちで | 2050年 東京のいとなみ STORY 02

オタスケ君がグッズに! 缶バッジを購入しました

ひだまりマルシェは開所2年目の2018年から開催。コロナ禍でも工夫をしながら続け、今回が5回目となりました。

ひだまりマルシェを訪れると目に飛び込んでくる垂れ幕は、
利用者さんのアート活動で制作したもの。迫力があります!

施設内には、さまざまなところに利用者さんのアート作品を展示。グッズ展開もされています。

それから、マルシェで楽しみにしているのが地元の農家さんの野菜販売。

ついついたくさん購入してしまいます!

ひだまりの里きよせでは、地元の農家さんと連携し、施設内のテラスにある菜園での野菜栽培の指導をしていただいたり、農家さんの畑に芋掘り体験に訪れたり、毎週木曜日に施設の敷地内で野菜を販売する「木曜市」を行なったりとさまざまな活動が行われています。

3. 地域のなかでゆるやかな交流を育む

さて、お話しを石神井の拠点に戻しまして…。新しい拠点ができるのは、東京都手をつなぐ育成会が10年以上にわたって運営をしてきた旧石神井町福祉園の跡地です。近隣の商店会をはじめ、地域の多くの方に親しまれてきた石神井町福祉園。お別れのイベントには、たくさんの方が足を運んでくださいました。

現在、旧石神井町福祉園はすっかり取り壊され、なにもない状態に。

新しい拠点は、石神井公園駅からも近く、さまざまな人にとってアクセスしやすい好立地である一方で、敷地の広さとしては限られています。そこで、強度行動障害の方をはじめとした人たちのグループホームとして、落ち着いて過ごせる住まいでありつつ、ゆるやかな地域交流ができる接点を、建物内の複数の場所に立体的に配置するなど、都市型の福祉拠点として建築の工夫がされる予定です。(建築の工夫やこだわり等について、詳しくはまた別の記事であらためてお伝えしたいと思います!)

住まいであるグループホームとして、プライバシーを担保しつつ、
各フロアに、入居者も地域の人も、気軽に立ち寄れ、お気に入りの居場所で
思い思いの時間を過ごし、活動に参加できるようなスペースを配置
※設計は変更になる可能性があります

石神井いとなみの起点プロジェクトでも、これらのスペースを使って、これまでに育んできたつながりを大切にしつつ、さらに多様なつながり、関わりのあり方が生まれ、続いていくような企画をしていきたいと考えています。


✍️ 次の記事では、未来のシーンを絵と言葉で表現したシリーズ「2050年 東京のいとなみ」をお伝えする予定です!*****************************************************************************
🌱 このnoteでは、こんなコンテンツを展開していきます!
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・VISION:中⻑期の視点でのプロジェクトの考えや思いを伝える
・TEAM:インタビューや対談で、プロジェクトの⼈を伝える
・ACTION:プロジェクトでのリアルな活動を伝える
・FIELD:⽯神井のまちとそのいとなみを紹介する
・LAB. :学術機関や企業との共同研究からの学びをシェアする
・STORY:ここで生まれるいとなみを想像し、言葉や絵で表現する
・MEETING:プロジェクトを通じて出会い、つどい、つながる
・PICK UP:思考や対話の起点となる視点を共有する

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