今回ご紹介するオナラレコードは「Hero/安室奈美恵」です。

安室奈美恵さんは1991年、中学2年生んときに「SUPER MONKEY’S」でデビューします。その後ドラマやCMにも出演するようになり、95年にソロデビューを果たします。そして小室哲哉プロデュースのもと発売した1stアルバムではミリオンセラーを達成しました。その後も最前線で活躍を続け、2017年には史上初の10〜40代の4年代でミリオンセラーを達成します。しかし、2018年に突然の引退を表明し、同年の9月16日に引退しました。
そんな安室奈美恵さんの代表作が「Hero」です。

▼PV

▼歌詞

さて、まずはこの曲を簡単に3行でまとめてみたいと思います。

今までの君のまま、諦めないで進んで欲しい。
そのために、私は君だけのためのHeroになる。
どんな時もそばにいるよ。

なんとも愛に満ち溢れた歌詞です。
正義の味方として使われる「Hero」という言葉。それは特別世界を救った人だけじゃなくて、誰かにとってのHeroでもあれるということですね。

ですが、この名曲も「オナラレコード」なのです。
一体どんな屁理屈を歌っているのでしょうか。

それは、モンスターペアレントの屁理屈を歌ったオナラレコードです。
モンスターペアレントご存知の方も多いのではないでしょうか。

モンスターペアレントとは、以下のような人を指した言葉です。

[定義]
学校などに対して自己中心的かつ理不尽な要求をする親

[イメージ]
・特定の園児は自分の子供と遊ばないでほしいと要求する
・クラス分けで特定の園児と同じクラスにするよう(しないよう)要求する
・テレビや本で紹介された教育方法を導入するよう要求する
・時間かまわず保育者の自宅に毎日電話をかける
などなど

これ社会問題にもなりましたよね。
理不尽で学校を何かのサービスと勘違いをしている親。

自分の子供にとって都合がいいように無理難題を押し付ける。
自分の母も教師なのですが、かなりまいっていたようです。

では本当に「Hero」がこんな親の屁理屈を歌っているのか、実際に見ていきましょう。

Let’s ONARA RECORD!!!

いろんな色で染まる　世界で一人で
振り向かなくてもいい
今までの君のまま進めばいいから
あきらめないで everyday

クラスには色々な子供や大人がいるわ。
そんな世界に一人であなたは飛び込むの。

でも、不安でも振り返らなくていいわ。
お母さんが全部守ってあげるからね。

髪型で注意されたって、「表現の自由よ」って言ってやるわ。
学校に行かなくてもいいわ、義務教育なんだからあいつらが連れにくればいいのよ。

あなたは自由。

だから、つまらないことで諦めてしまわないで。
あなたは自由でいいのよ。

君だけのための hero
どんな日もそばにいるよ
Oh Oh... I'll be your hero
君だけのための hero

私は、あなただけのためのHeroよ。
授業参観じゃなかろうが、いつだって学校に乗り込むわ。

調理実習はあなたに包丁を突きつけるサイコパスな生徒がいた。
体育ではあなたを転ばせる危険極まりない石ころがそこら中に落ちてる。

学校には危険がいっぱいなの。
だからどんな日もそばにいるわ。

私にとってはそれが幸せなの。
あなたにとって、他の誰でもない、あなただけのHeroよ。

強くなれる訳は　大切な人が
常に笑顔で支えてくれた
だから乗り越えられる
険しい道のりも

私がこんなにたくましく、臆せず意見できるのは母のおかげ。
母も私にだけは常に笑顔で、何でもさせてくれた。

そんな無償の愛を受けてきたから、私は強くあれるの。
ちょっと校門を閉じたぐらいどうってことないわ。険しい柵も乗り越えてやる。

君と交わした　約束の場所
たどりついてみせる
いつか必ず forevermore

あなたが行きたいと言った本場アメリカのユニバーサルスタジオ。
夏休みじゃなくたって構わない、学校休んで行きましょう。

それは私たちの約束の場所。
いつか必ずたどり着いてみせるわ。

（中略）
どこまでも
すべて君のために走る
永遠に 輝くあの星のように

GPSをつけているから、いつだって安心。

遠足でも、社会科見学でも構わない。
どこまでもあなたのために走っていくわ。

永遠にそばにいるわ。
輝くあの星がいつまでもそこにあるように。

君だけのための hero
限りなく遠い道も
君とならどこまでも
夢つかむまできっと
君だけのための hero
いつまでもそばにいるよ
君だけのための hero…

そう、私はあなただけのためのHeroよ。
中学、高校、大学、どこまでも、いつまでも。

あなたが夢を叶えるまでは死ねない。
いつまでも、あなただけのためのHeroよ。

いかがでしょうか。
もはや狂気的な、猟奇的な母親ですね。

ただ、これは彼女の正義とも呼べる信念に基づく行為です。
信念の問題は厄介で、これは宗教戦争に発展します。

強い正義は、他の正義を寄せ付けません。
それが母親からの愛ともなれば、実は当然のことなのかもしれません。

あ、そういえば安室さんも母親ですね。