オナラことわざ辞典__4_

【オナワザ】#14 リア充は1日にしてならず

みなさん、明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

ところで大晦日は何を食べられましたか?
そば、おすし、なべ料理、一足先におせち料理を食べられた方もいらっしゃるのでしょうか。

個人的には何を食べてもいいと思っています。

ですがきのう友人宅で私が「ピザにしよう」と提案したら唖然とされてしまいました。
え、大晦日やで?もっとそれらしいものにしようや、と。


いやいや、気負いすぎでしょう。

大晦日がなんですか。「らしい」ものを食べなければならないのでしょうか。
ピザ美味しいじゃないですか、みんな好きじゃないですか、大勢で食べるときの大定番でしょう。

「大晦日らしいものを食べたい」という感情には謎が多すぎます。
おそらく、年内最後だから特別なものを食べて思い出にしたいとか、そんなところでしょう。

でも「大晦日」ってそんなに特別なことでしょうか。
暦(こよみ)が変わって、新しい年に変わるだけですよね。

いつも通り地球が自転して、いつも通り地球が公転しただけ。
いつも通り1秒ずつ時間を刻んでいったら、「2018.12.31 23:59:59」が「2019.01.01 00:00:00」になっただけ。

そう言われると年越しそばも、初日の出も、初詣も「気負っている」と思えてきませんか?

ただ人は理由があって気負うんですよね、おそらく「非日常を味わいたい」から。
つまり「リア充」をしたいんです、インスタにあげたいんです、蕎麦とか夜中の神社とか。


つまり「人は気負えるチャンス」(リア充チャンス)があると、そこにかこつけて普段は出来ない特別な行動をするのです。
だからバレンタインに高価なチョコを買って、クリスマスにケンタッキーを買って、大晦日にカニとか食べてしまう。

つまり特別なことをするために「言い訳」が欲しいんです。

でもこれってある種失礼なことではないでしょうか。
「非日常」を求めるというのは、「日常」をないがしろにしているのではないか、と。

初日の出を崇めるのは、毎日日が昇ることに感謝を怠っているということ。
愛する人との記念日に特別な贈り物をするのは、普段から感謝を伝えていない後ろめたさがあるということ。

つまり、とても都合の良いことなのです。
日本代表戦だけサッカーファン気取るヤツと同じですね。本当に好きなら、普段から応援しなさい。
(私はそうなりたくないので、普段も代表選もサッカーを応援しません)


なるべく小さな幸せと、なるべく小さな不幸せ。
なるべくいっぱい集めましょう
、とブルーハーツも言っています。

普段の日常を楽しみましょう。
そこにある小さな幸せを見つけていきましょう。毎日が初日の出です。

それが出来てこそ「リア充」というものでしょう。


というわけで、本日のことわざはこちら。

リア充は1日にしてならず

【意味】
本当のリア充になりたければ、記念日に限らず普段から充実させなければならないということ。

【例文】
なにクリスマスだけ張り切ってフレンチにしてんの。
まず普段の牛丼やめて、リア充は1日にしてならずよ。

サポートされたお金は恵まれない無職の肥やしとなり、胃に吸収され、腸に吸収され、贅肉となり、いつか天命を受けたかのようにダイエットされて無くなります。