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オンラインライブを観た2021②(1.24GOING UNDER GROUND×メレンゲ/1.11Base Ball Bear SwipeVideo版)

1.24 strangers in the night@青山月見ル君想フ(メレンゲ×GOING UNDER GROUND) ※アーカイブ1/31まで

盟友同士の対バンライブ。このイベント名でやるのは2012年3月ぶり。福岡公演に行ったなぁ、一人暮らし直前に!終わってから4月、5月はゴーイングばっか聴いてた記憶ある。そんなノスタルジーを9年ぶりに配信で味わった。先攻はメレンゲ。ライブ観るのほんとに9年前の対バン以来。「燃えるゴミの日」と「カメレオン」の幕開けでもう懐かしさが噴出しまくり。穏やかなポップネスを湛えた音圧任せじゃないグルーヴとクボケンジの幻想的でしなやかな歌声、やっぱり特別な質感の音楽だ。「アルカディア」とかほんとすげえ良い曲だな、、と。2014年以来アルバムが出ていないバンドゆえ、日常的に聴くことは減っちゃったのだけどひとたび聴いてしまうと一気に心持っていかれる。思春期の時に聴き狂ってた音楽の血への溶け方を思い知った。

後攻はGOING UNDER GROUND。コロナ禍で配信ライブを観た回数、多分1位。完全に再燃中のバンド、そのきっかけでもある「ビーチパーティー」から名曲「ランブル」へと誘い、すっかり次の夏へと思いを馳せてしまう。こんなに情感たっぷりなのに、MCでただの雑談おじさんになる感じもなんかちょうど良いんだよな。名曲いくつも経て、それをちゃんと今のモノとして誇りを持って鳴らしてる感じ。「LONG WAY TO GO」からの「トワイライト」とか愛しい。トワイライトのラスサビでマイクがびりびりしちゃって歌えなくなったのを笑いに帰れるのも流石だし、そもそも観てる方としては感情昂ぶりまくったのかな?とか思わせてくる辺りも流石だった。良きベテラン。

最後はメレンゲ両名を招いて、共作曲「給水塔」を披露。このシングル、9年前に買ったなぁ!もう忘れ去られた名曲だと思っていたけど、9年経ってもちゃんと良い曲だったし、ちゃんと色鮮やかだった。「良い時も悪い時もお互いずっと観てきたバンド」と松本素生は称していたがそういう、もう人生ともども知り尽くせる同志がいる関係性って何年経てども強固だなぁ、と。

<setlist>
[メレンゲ]
1.燃えるゴミの日
2.カメレオン
3.ミュージックシーン
4.アルカディア
5.絵本
6.クラシック
7.さらさら80s
8.アンカーリンク
9.エース

[GOING UNDER GROUND]
1.ビーチパーティー
2.ランブル
3.グラフティー
4.虹ヶ丘
5.パーフェクト
6.望郷東京2020
7.スウィートテンプテーション
8.トワイライト
9.LONG WAY TO GO
10.the band
-encore-
11.給水塔


1.11「新春ベースボールベアーちゃん祭り2021 Swipe Video版」

上に本編の感想は書いているのですが、1/20から配信されているのがSwipe Video版。複数のカメラで撮影された映像を、演奏中に切り替えながら観ることができるマルチアングル仕様。あらゆる角度からバンドの演奏を見ることができる、オタク向けコンテンツ。とにかくデータ量がでかいので弱WiFiだとカクカクになっちゃうんですが、4Gならなんとかスムーズに観れました。

画角は全部で20種類(左右は正面むかって)。①小出足元 ②堀之内ドラム全体 ③右斜めからバンド全体(クレーン?) ⑤正面遠距離ステージ全体 ⑥小出正面(やや遠め) ⑦左斜めからバンド全体(クレーン?) ⑧ステージ右袖からバンド全体 ⑨ステージ正面から見上げる形でのバンド全体  ⑩ステージ左袖からの小出・関根 ⑪通常ライブ仕様の編集アングル ⑫背後からのバンド全体 ⑬堀之内右側から ⑭堀之内正面 ⑮堀之内上から ⑯ステージ右下から見上げる形でのバンド全体 ⑰関根正面 ⑱関根左下から ⑲小出右下から ⑳小出正面 の20種類です。なかなか網羅していて、演奏全体で気になるプレイとかをしっかり凝視することができる。音の出方をとくと味わえる。

個人的にお気に入りなのは②、⑱、⑳でした。やっぱり個々のプレイをじっくり観れるのは良いですね。小出さんは動きこそ少ないけど洗練されてて見ごたえあるし、なぜか「メタモルフォーゼ真っ最中」のイントロでちょっと笑ってるのとかレアショットだった。関根さんは結構動いてるんだなぁと実感したし、2015年以降の曲とそれ以前とでは演奏面でも全然カラーが違うなぁと思った。あと堀君はずっと観てて楽しい。⑭のアングルとかカメラ目線も多いし、エンタメ性高い。⑦も良かったですね、有観客だときっとできない動き出し、観客席から見れない全体図もカッコ良かった。目移りして曲に集中できなくなるのは贅沢な悩みだけど、色んなバンドで観てみたい試み。



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