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2020.09.19 GOING UNDER GROUND ALL REQUEST LIVE「25 flight rock with you」というアイデア


GOING UNDER GROUNDの25人限定ライブを配信で観た。現地観覧のチケットは1万円、しかし1曲リクエストつきで必ずその曲を聴けるというすげえ特典つき。これはもうアイデア勝ちというか、この状況下でしかできないムーブだな、と。僕だったら「ロールアンドロール」をリクエストしてたなぁ、とか考えたり。

最初のMCで「トワイライトもSTAND BY MEもやらない」と宣言したり、「二度とやらないセトリだ」と語るなど、バンドがコントロールできない密度があるライブだった。多数決じゃなくてその人の意思。1曲ごとに会場の誰かが感動している曲を享受するという構図なのだけど、濃いファンが集っていたおかげで、滅多に聴けない曲をたくさん聴けた。「サンキュー」最高。てか知らない曲もあった。「足音のブルース」、「秘密」、カップリングにこんなグッドソングがあったなんて。B面集、出そう。

2006年のアルバム『TUTTI』からの選曲が多かったのも嬉しかった。がっつり世代直撃、中1に時に出た作品なので。ゴーイングにしっかりハマったのは一人暮らしを始め故郷を思うようになってからなので『TUTTI』が最も記憶の果てにあるゴーイングなのよね。「パスポート」と「口笛どろぼう」はライブで聴いたことあったけど、「グッバイベイビー」と「きらり」をリクエストしてくれた人に大感謝。どちらも大切に扱わないと崩れちゃいそうなほど脆く繊細な美曲。「Happy Birthday」も楽しかった。

「このライブでリハをするうちに苦手だった曲を好きになれた」と松本素生(Vo/Gt)が語っていて、きっとメジャー晩年の数作だろうなぁと思うんだけど、こういう機会が無いとそんな心境の変化も訪れなかっただろうし(僕も「トーキョー・キャンバス」とか「さよなら僕のハックルベリー」こんな良い曲だった?と思った)、全方位的に大正解だったこの企画。「ダイアリー」のリクエストなかったらどう終えてたんだろう?と思う程に乱れ飛ぶ自由な楽曲を通して思うバンドを長く続けることの偉大さ。一時期に固まらず新旧満遍なく選ばれたことの凄さ。このライブを機に定着化する曲もあって欲しい。

<setlist>
1.パスポート
2.足音のブルース
3.ならば青春の光
4.ペパーミントムーン
-MC-
5.口笛どろぼう
6.グッバイベイビー
7.夏が僕らに嫉妬する
-MC-
8.秘密
9.サンキュー
10.暗夜行路
-MC-
11.9th Route
12.トーキョー・キャンバス
13.Tangerine Orange 
-MC-
14.RIDE ON
15.Happy Birthday
16.さよなら僕のハックルベリー
17.きらり
18.TWISTER
19.Holiday
-MC-
20.スウィートテンプテーション
21.Winding Road
22.ダイアリー

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