名古屋に住んだことによって東京や大阪へ行くハードルがぐんと下がり素晴らしい節目の公演を観ることができた。ライブカルチャーの完全復活がどこなのかという話も出るけれど、個人的には魂はもうすっかりカムバック済。

10位 11.27 ROTH BART BARON「NIGHT AND LIGHT～景～」@名古屋城・本丸御殿中庭

ボーカルギターの三船雅也とキーボーディストの西池達也によるデュエット編成にして、無限の音を感じた夜。極寒の夜空に名古屋城が浮かぶシチュエーション、あらゆる時間が溶け合うような異様に美しい音楽体験だった。

9位 7.9 ゆうらん船 2nd ALBUM「MY REVOLUTION」リリースツアー@鶴舞K.Dハポン

今年かなり夢中になったバンド。ハポンは名古屋が誇る、雰囲気の良い小箱。そこをアバンギャルドでドリーミーなフォークロックで自在に塗りたくってくれた。音作りの密度とアレンジの奇抜さ、そのどれもが高次元。

8位　9.21 DMBQ presents「DMBQと羊文学」@名古屋CLUB QUATTRO
羊文学はZeppでワンマンも観たけども、クアトロの距離感で今の羊文学を観た時のその迫力に唸ってしまったので今年はこの公演を。DMBQと連動するように、バッキバキの爆音を練り上げて来てて最高。音に酔い乱れた。

7位　10.2 家主@ SOCIAL TOWER MARKET 2022
3月にワンマンも観たのだけどその時は着席。うずうずしたまま終わったのでその時の昂ぶりを全解放できる最高の爆発力をくれた。やっぱり野外でライブを観るのは気持ちいし、ギターソロはうるさければうるさいほどイイ！

6位 6.17 ASIAN KUNG-FU GENERATION Tour 2022 「プラネットフォークス」@愛知県芸術劇場大ホール

実に3年ぶりに観ることができたマイフェイバリットバンド。アルバムの世界観を立体化した2時間半、再会の場所で鳴る音楽として至上の仕上がりだった。ラストの「Be Alright」が繋いだ客席とステージ、愛おしかった。

5位　2.9 ずっと真夜中でいいのに。『果羅火羅武〜TOUR』@名古屋国際会議場センチュリーホール

音楽ライブを観る上で様々な物語性とか文脈を意識した末に感動するということはままあれど、ずとまよは個人的にはほぼ何もそのストーリーを知らずに観ながら、最高潮まで持っていかれたという点で、衝撃的な体験だった。

4位　5.13 クリープハイプ 全国ホールツアー2022「今夜は月が綺麗だよ」愛知県特殊陶業市民会館フォレストホール

ワンマンライブのセットリストとしては今年いちばん好きかも。「すぐに」とか聴けるとは思わなかった。特筆すべきはラストの流れ。僕が考えたのでは？というような妄想っぽさ。「手と手」→「ABCDC」、ありがたすぎた。

3位　4.6 UNISON SQUARE GARDEN@愛知県特殊陶業市民会館フォレストホール(ゲスト:マカロニえんぴつ)

対バンとして完璧な組み合わせだった。盤石に磨きぬいた選曲と演奏でじっくりと気分をあげたマカえんからパスを引き継ぎ、過去イチ流麗な構成で1時間を駆け抜けたユニゾン。2組とも対バンへの耐用性が高すぎるんだよな。

2位　8.26 Base Ball Bear TOUR 「LIVE IN LIVE～I HUB YOU 3～」@ Zepp Osaka Bayside(ゲスト:ASIAN KUNG-FU GENERATION)

今年のビッグサプライズイベント。我が人生の揺るぎなき2トップバンドが相まみえるということで、開催までみんな無事でありますように、、、と願い続けていた。一瞬で終わったけど、一生忘れられない。"人生"そのものだ。

1位11.10 Base Ball Bear 20th Anniversary 
「(This Is The) Base Ball Bear part.3」@ 日本武道館

バンド結成20周年、止めることのなかった歩みを肯定するような、3人だけでやり遂げた3度目の武道館。後半、とんでもない演奏力だけで大キャパを沸かしまくる姿は桁違いにカッコ良かった。好きでいてよかった、と強く。

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