サメ社会学者Ricky

自然と人間の関りについて発信。主なテーマはサメを中心とする動物の生態のや環境問題。 H…

サメ社会学者Ricky

自然と人間の関りについて発信。主なテーマはサメを中心とする動物の生態のや環境問題。 HP『The World of Sharks』を運営 YouTubeでも発信 (どちらも「サメ社会学」で検索)

記事一覧

LGBT差別者が使うであろう最後の砦、「生物学的理由」を検証する

LGBT差別を生物学的な理由から正当化できるのか? 「生産性がない」発言をした自民党の杉田水脈(みお)議員と、同性愛その他を「趣味のようなもの」と語った谷川とむ議員…

テレビはこんなに「不適切」 シュモクザメからスピリチュアルまで、テレビから流れるトンデモ話

意識高い系の「テレビ見てないアピール」が痛いという話をどこかで耳にしました。「俺、テレビとか観ないから~」とカッコつけている感じがするのでしょうか。 そうは言っ…

生き物好きに告ぐ 全てをたれ流せ! 人は思っているより知らないぞ

僕はサメ好きで自然・生き物分野の情報発信者を自称しているけど、本職はサラリーマンだし、大学後半は意識高い系として過ごし、社会人2年目あたりからパリピ界隈とも遊ん…

なぜ決められたものになりたがり、そしてまだなれていないと思うのか?自称で肩書きを作った僕が思うこと

よく、「リッキーって何になりたいの?」的なことを言われる。主に会社で。 言いたくなる気持ちも分からないでもない。サメが好きで水族館やサメイベントに通い、サメの首…

やっぱり僕たちの食べ物は生きていた。アオダイショウを「捕食」して感じたこと

タイトルに「やっぱり」とつけたのは、言いたいことがあまりにも当たり前だからである。 僕たちは動物であり、他の生き物を食べることで栄養を摂取しなければ生きていくこ…

歩くサメ エポレットシャーク!

400年生きるのは「ニシオンデンザメ」であり、「サメ」ではない。サメ好きは「人食いザメ」と同じ愚を犯してはならない。

ダイオウグソクムシをはじめとする深海ブームやシャークジャーナリスト沼口麻子さんの活躍などで、海洋生物の魅力や面白さが世の中で注目されつつある。 これ自体は僕にと…

LGBT差別者が使うであろう最後の砦、「生物学的理由」を検証する

LGBT差別を生物学的な理由から正当化できるのか?

「生産性がない」発言をした自民党の杉田水脈(みお)議員と、同性愛その他を「趣味のようなもの」と語った谷川とむ議員(同じく自民党)。反発を招くと十分に予想できる発言をしてしまう軽率さ。意図的だったにしろ本心の差別意識だったにしろ愚かとしか言えない議員たちのニュースを知った際、昔考えた疑問を思い出しました。

僕はここで、LGBTの人を支援する政策

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テレビはこんなに「不適切」 シュモクザメからスピリチュアルまで、テレビから流れるトンデモ話

意識高い系の「テレビ見てないアピール」が痛いという話をどこかで耳にしました。「俺、テレビとか観ないから~」とカッコつけている感じがするのでしょうか。

そうは言っても僕はテレビは見てないし、見るとしたら鵜呑みにすべきではないと考えています。テレビは多くの場合時間の無駄だし、テレビの情報はかなり疑って分析対象とした方がいいでしょう。テレビの情報は不適切な表現や誤りが多いだけでなく、社会にとって害悪に

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生き物好きに告ぐ 全てをたれ流せ! 人は思っているより知らないぞ

生き物好きに告ぐ 全てをたれ流せ! 人は思っているより知らないぞ

僕はサメ好きで自然・生き物分野の情報発信者を自称しているけど、本職はサラリーマンだし、大学後半は意識高い系として過ごし、社会人2年目あたりからパリピ界隈とも遊んできたので、同世代の中ではいろんな分野の人と会ってきたつもりだ。

そんな僕が思うのは、生き物好きの僕らが思う以上に、”一般の人”は生き物のことを知らないということだ。

僕はここで、「知らない奴らは頭が悪い」と見下すつもりはない。僕自身が

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なぜ決められたものになりたがり、そしてまだなれていないと思うのか?自称で肩書きを作った僕が思うこと

なぜ決められたものになりたがり、そしてまだなれていないと思うのか?自称で肩書きを作った僕が思うこと

よく、「リッキーって何になりたいの?」的なことを言われる。主に会社で。

言いたくなる気持ちも分からないでもない。サメが好きで水族館やサメイベントに通い、サメの首を除肉して顎の標本を作り、生き物の動画や自分が語る様子をYoutube で流すサラリーマン。サメだけ好きかと思えば「ウナギを食いすぎるな」とか「カワウソはペットじゃない」とか言い出し、最近なら「カラスって面白い!」と言う始末。よく捉えれば

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やっぱり僕たちの食べ物は生きていた。アオダイショウを「捕食」して感じたこと

やっぱり僕たちの食べ物は生きていた。アオダイショウを「捕食」して感じたこと

タイトルに「やっぱり」とつけたのは、言いたいことがあまりにも当たり前だからである。

僕たちは動物であり、他の生き物を食べることで栄養を摂取しなければ生きていくことができない。いわゆる従属栄養生物ってやつだ。そんなことは言われなくても分かっているだろう。

しかし、加工された食品で料理し、レストランでは出来上がったメニューを食べる生活では、それを体感をもって理解できている人は少ないと思う。

先日

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400年生きるのは「ニシオンデンザメ」であり、「サメ」ではない。サメ好きは「人食いザメ」と同じ愚を犯してはならない。

ダイオウグソクムシをはじめとする深海ブームやシャークジャーナリスト沼口麻子さんの活躍などで、海洋生物の魅力や面白さが世の中で注目されつつある。

これ自体は僕にとって嬉しいことである。人間と自然とのかかわりについて考え発信するものとしては、どこぞの芸能人が誰にセクハラしたのかより、一見グロテスク、だがしかし面白く、そして可愛い海の生き物が話題になる方が気持ちがいい。

しかし、僕は生き物好きが発信

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