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言葉が一切分からない環境ってどんな感じ?

私は現在ドイツのベルリン在住でこちらに来て2週間が経ちます。私がドイツに来たのは何か特別な理由があったからではありません。ヨーロッパに住みたい!そして出来れば英語が通じる国際都市が良い!と思ってこのベルリンを選びました。

正直、半年前の自分は半年後の自分がベルリンにいるなんて考えもしなかったです。

もちろんここはベルリン。世界各国から集まった外国人が多く、現地のドイツ人もほとんど英語を話し理解します。なので英語が話せるなら問題はないでしょう。ですが、やはり住むなら現地文化の主である現地言語の習得は見逃せません。より現地に馴染んでいくためにそして理解していくためにも日常会話程度は分かっておきたいところ。

私はそう思いベルリンにあるドイツ語語学学校への入学を決意しました。 と、言っても、渡航前の私はドイツの知識がゼロ。「こんにちは」や「ありがとう」などの簡単な挨拶でさえ知らなかったのです。


・1日目

語学学校入学当日。もちろん完全にビギナーな私は一番下のクラスから始めることになりました。クラスメイトは約10人でアメリカ、メキシコ、スウェーデン、タイ、イタリア、オーストラリア出身とよりどりみどり。そして先生はウクライナ人。 

そんなインターナショナルな環境で初めての授業がスタートしました。一番下のクラスだし皆がドイツ語少し分かるまで英語で色々説明してくれるのかなと思っていた私は甘かったです。先生が入ってきた瞬間から英語での説明が一切なし!先生がドイツ語で説明を始めるのです。

私はぽっかーん。そしてクラスメイトもぽっかーん。

あまりにも私達が理解していないのが気になったみたいで流石に先生も「少し英語で説明するね」と気を遣うレベル。先生の英語での説明を聞くとどうやら「名前と出身国と年齢を教えて下さい」と言っていたそう。

それすら分からない。。。皆さんはそんな環境で過ごした経験はありますか?

先生が私達のレベルを理解したという事で「私の名前はシャーロンです。私は日本出身です。」と自己紹介の練習からスタートしました。英語で言うと「I am Sharon. I am from Japan.」からのスタートと言う訳です。

3時間あるクラスがその日はほとんど自己紹介の練習で終わりました。

・1週間目

1週間経った金曜日。少しづつだけど前に進んで行く私達。この1週間で、先生が言っている単語が少しづつだけどキャッチ出来るぐらいになりました。例えば、zusammen(一緒に) sprechen(話す) schreiben(書く) など。

これらは先生が言う頻出単語なので理解できるようになりました。聞き取れる単語から「多分こういう事言ってるっぽいぞ」と想像は出来るのですが、まだまだ詳しい説明は理解ができません。とりあえずクラスメイトに「今の説明分かった?」って聞いて自分の理解と照らし合わせる。それでも分からなければ大切っぽいところをノートに書き写して家に帰ってからググる。笑

その繰り返しで1週間目は終了。

・2週間目

明らかに理解できる単語が増えてきたのが実感出来ました。先生の説明の前は5%理解していたところがなんとなくですが10%は理解できるようになったくらいでしょうか。「あぁこの単語は男性名詞なんだ、この時はこの文法を使うんだ。」といった程度ですが。(ドイツ語の名詞には性があるので合わせて覚えないといけません。また文法も英語と違っているのでその違いを理解しなければなりません)

2週間目が終わった本日。習ったのは「I have ~ in my city, but I dont have ~in my city.」です。要するに肯定文と否定文の作り方です。

さて、私が2週間ドイツ語語学学校に通ってみたレポートですが、結論、

語学、楽しい!

全くのゼロから始める私にとって新しい言語を学ぶという事は少しハードルが高いように感じましたが、クラスメイトに聞きまくって、そして先生にも質問しまくって何とか2週間目を無事乗り切ることが出来ました。

語学学校に通うのは今のところ4か月の予定。私のドイツ語は果たしてどこまで伸びるのか。自分でも楽しみだし、言葉が通じるのはとても嬉しい事だと再確認できた初めの2週間でした。






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