うっかり新卒フリーランス(しかもリモート勤務@伊豆)になって半年が経った

意図せずして2018年6月から始まった、新卒フリーランス生活。半年経ったので、振り返りの意味も込めて書き残しておこうと思います。

半年間、どんな業務をやってたの?

時間の割り振り・収入という観点で言えば、サイエンス系メディアLab-On、理系就活生向けサービスLabBaseのメディア部分の編集アシスタントがメインのお仕事です(がんばるぞの気持ちはどのお仕事に対しても同じくらいあります)。制作進行が主な業務ですが、毎月の請求書のチェックや一部採用業務もやっていて、9月からは編集そのものも少しずつやらせてもらっています。

他には、以前から文字起こし等のアシスタントをさせていただいていた、企業の広報支援をしている大島悠さん(今夏法人化されました!)のお手伝いとして、新たに校正やリサーチ業務、議事録作成等をしたり、デザイナーのおぎゆかさんのアシスタントとして、タスク管理やリサーチ、制作進行業務をしたりしています。灯台もと暮らしやその編集長、小松崎さんのインタビュー文字起こしも担当していました。

ツイッターで肩書きを「もろもろアシスタント」とかにしようかな〜と思ったことがあるぐらい、なんらかの補助的な役割を担うことが多いです。自分がバーンとメインになるより、そういう役割のほうが好きです。

どうして新卒フリーランス(しかもリモート)になったの?

端的に言えば、無理なく働く方法がそれしかなかったからです。

以下は時系列順に個人的事情を整理したものなので、実際どうやって仕事が始まったのかに興味がある方は、<うっかりフリーランス生活のはじまり>だけ読んでもらえればよいかもです。

<大学5年生まで>
大学入学に合わせて地元の伊豆から上京してきた、都内の文学部に通うフツ〜の大学生でした。サークルとかは目的がフワッとしているのが合わなくてすぐ辞めちゃった。

勉強することも働くこともわりと好きなものの、就職への不安は強く、「こういう仕事がしたい!」とかもありませんでした。そのため、大学2年目ぐらいまでは家庭教師やカフェのホールのアルバイトをしたり、単発インターンに参加したり、政策立案コンテストに参加したり、webメディアで半年ライターインターンをしたり、中学生の学習支援ボランティアに行ったり、大学の研究機関で文字起こしのバイトをしたりして、より興味が持てることを探していました。

こうやって書くとまあまあいろいろやってますね。「意識高いね〜」と言われることもありましたが、意識が高いっていうより不安が強いだけだな……と自分では思います。自分はどこでどのぐらい通用するのか、何ができて何ができないのかを知りたかった。

2015年、大学3年目の夏に自律神経失調症になり、大学を半年休学。伊豆の実家に戻っていたときに、Twitterの人(くいしんさん、当時は会ったこともなかった)が文字起こしを依頼してくれました。くいしんさん、勇気があるな……。これがきっかけで、灯台もと暮らしを運営するWaseiに紹介してもらい、インタビューの文字起こしを定期的にすることとなりました。

3つ下の弟が同じ大学に進学したため、2016年の4月からは東京で弟とルームシェアすることに。諸事情により、大学に在学できる期間が5年までと決まっていたため、気持ちがつらくなっては友人宅に転がりこみ、調子が悪くなっては伊豆に戻る、を繰り返しながらも、なんとか単位を取り、友人と先生に励まされながら卒論を提出して卒業資格を得ました。


<卒業直前〜卒業直後にかけての仕事探し>
主治医と相談して、一般的な就活はやめておこうねとなっていました(ストレスがかかりまくって症状がひどくなる・そもそもフルタイムでは到底働けないような状態だったため)。そして、自律神経失調症は、いろいろ困るわりに障害者手帳の枠にも当てはまらないので、障害者雇用枠にも含まれないんですよね(間違ってたら教えてください!)。そのあたりを調べて理解した時点で、いわゆる「就活」をするルートは今の状態では不可能だと判断しました。

それでも、地元の伊豆よりも圧倒的に東京のが便利&仕事がある&大学時代の友人がいるため、東京に残りたいなーと思い、その方向で仕事を探し始めたのですが、ここからが難航しました。はっきり提示できるスキルや実績がこれと言ってないため、ポーンとフリーランスになるのは無理だと思っていたし、派遣やアルバイトもさまざまな制限の都合上難しかった。

どこにでもあるのは飲食系のバイトですが、わたしは物を運ぶのがド下手、オーダーもとるの苦手で。多分レジ打ちも無理。立ちっぱなしの時間が長いのは身体的にもつらいだろうなと経験から思っていました。

で、身体的に楽そうだし、経験あって損ないな〜と思って、事務系のアルバイトを探してたのですが、そういうところって知り合いのツテとかでもないかぎり、わりと時間の自由度低いんですよね……。おそらく扶養範囲内ギリギリの収入になるよう設定されていると思われる、6時間×週3日とかが多くて、ほぼ1日働けるのが前提なんですよ。

比較的自由度が高いのは都心の事務アルバイトなんですが、とはいえ週1回だけど8時間とか、週2、3で6時間ずつとかになりがち。自由度高めのベンチャーとかでなら週数回・短時間もできるのでは!?と考えたけど、結局のところ都心までの通勤距離・時間が長いのがネックになって、だんだんしんどくなってしまう予想がつきました。

わたしの可能かつ希望する働き方はたしかに本当に狭かったのですが、「絶対こういう人は他にもいるはずなのに……みんなどうやって生活しているんだろう……実家に戻るもしくは結婚して扶養されるしかないのかな……」と、似たような状況の人をTwitterで探したりしていました。「障害者」と手帳等で認定されないが困難を抱える人がどうやって生活していくのかという問題については、今もムムムと考えています。


<諦めて一旦実家に戻る>

「週2or3、5時間以内ぐらいからでオフィスワーク系で働きたい、もしなにか知ってたら教えて〜」といった条件をツイートし、通勤可能そうな範囲でのバイトや派遣を自力で探して受け、事業内容に興味があって雇用制度が柔軟そうなベンチャー企業をますこさんに紹介していただいてお話し、既卒でもし今後正社員を目指すならどうしたらよいかなどを人材系の方に相談してみる……などできることは全部やったな〜と思ったのが2018年5月。

結果的に、希望するような形で仕事を見つけることはできず、一旦実家に戻ることにしました。伊豆で働くことも視野に入れざるをえない状況だったので、本当に嫌だった自動車の運転免許も取得。マジでつらかった……。伊豆の求人情報も見ていました。時間の融通がききそうなのはほぼ飲食だったな〜!!!


<うっかりフリーランス生活のはじまり>
そんな中、文字起こしをご依頼いただいていた小松崎さんに近況報告をした際に「事務系とかやってみたいんですよね〜」とお話したところ、ちょうどアシスタントほしいかも、と考えていたおぎゆかさんを紹介していただきました。skypeで顔合わせをして、こんなことがやってみたいけどこんな状況で〜とお話したところ、「じゃあ相談しつつやってみましょうか」となり、2018年6月からアシスタント業務が始まりました。

6月には、ある好きな教育・福祉系企業が業務委託のライター・編集者を募集していたので応募し、選考も途中まで進んだのですが、途中で自律神経失調症の症状がひどくなってしまい断念。お時間いただいたのに申し訳ない……と思いながら辞退し、無理せず、体調が最悪になっても迷惑をかけないような範囲で少しずつ働いていくしかない、と改めて思いました。

基本的には働くのが好きなので、わずかでも働けてお金がもらえる喜びをツイートしながらちょこっとずつ働く、という生活をしていたところ、Twitterでフォローしていて一度会ったこともあった鹿さんに「編集アシスタントを探しているんですが、どうですか?(意訳)」とお声がけいただきました。もうちょっと働けそうだな〜、働いてみたいな〜と思っていた矢先だったので、すぐに「ぜひ!」とお返事し、契約へ。7月から業務が始まりました。

新たなツール・新たな関わる人・新たな業務内容にドキドキしつつも徐々に慣れ、体調もかなりよくなり「あ、もうちょっと増やしても大丈夫そうだな」と思った8月、以前からご一緒していた大島さんが法人化したことをツイートしているのをタイムラインで目撃。「これは……!」と思い、ご連絡してお話を聞かせてもらいました。お互いの状況についてお話した後、少しずつお試しでやってみよう、ということになりました。

このようにしてわたしのフリーランス生活はスタートし、業務が増えたり減ったりしながらも半年続いています。基本的には伊豆の実家にいて、2ヶ月ごとに1週間程度、東京の弟との家に滞在し、対面でミーティングしたり友人に会ったり……という生活です。東京にずっといることも可能なのですが、伊豆で暮らすほうが家事分担もできるし、静かだし、身体的に楽なので、基本的には伊豆にいます。

お仕事どうやって見つけたの?

先述の通り、見事に全部知り合いづてです。そして、その人たちと知り合うきっかけになったのは、すべてTwitterです。Twitter社に大感謝……。だからあんまり参考にはならないかもです。

鹿さんが声をかけてくださったのは、「働きたい条件と内容をツイートしていて、それがこちらの条件と合いそうだったから」だそうなので、自分の希望を書いておくのは大事だなと思いました。あと知り合いにどんどん相談してみるのもいいのかも。話しておけば、人が必要になったときにふと思い出してもらえるかもしれません。

困ったことってなに?

わたしは、そもそもフリーランス向きの気質ではまったくなく、現在の身体が向いているだけだと自分では感じているので、困ったことはフツーにたくさんあります!

まず、受動的にフリーランスになった、かつ特化したい業務も決まっていないので、目標がなかったこと。目標がないということは、それに向けてどう努力すればいいのか、次は何をしたらいいのかが明確でないということなので、どんなアクションを起こすべきかの優先順位を決めるのが難しい。誘っていただけるような関係性(というか度重なる偶然)があったためにどうにかなっていますが、なにも方向性が決まっておらず・関係性もない中でポーンとフリーランスになるのは、やっぱり大変だと思います。

次に、これはリモートなのが大きく関係していますが、仕事相手・先輩・同僚と日常的に顔を合わせて話ができないこと。わたしはテキストコミュニケーションも大好きですが、表情や声色からたくさん情報を読み取るタイプでもあるので、密接なコミュニケーションが難しいなと感じることは少なくないです。日々どんな様子かがわからないと、それと比較して今どんな状態なのかも想像しづらい。やっぱり同じオフィスで働くというのはそれなりの合理性があるなと思っています(仕事を探していたときは、オフィス出勤ありの業務を希望していました)。

かっちりしたミーティングだけではなく、不意に会ったときの挨拶とか「今どうしてる?」みたいなやりとりは、「同じ会社の知らない人」→「◯◯を担当しているAさん」に認識が変わってやりやすくなるし、めちゃくちゃ軽いレベルでの相談のきっかけにもなるし、個人的にはあったほうが嬉しいな……。仕事面だけでなく、わたしが他人をすごく好き、というのも関係しています。

(具体的には、少し前、仕事相手がめちゃくちゃ忙しいのではとなんとなく遠慮してしまい、相談のきっかけがうまくつかめずに仕事が遅滞してしまう……ということがありました。これは一緒に働く方々の協力のもと、相談タイムの設定・雑談が発生しやすいSlackチャンネル作り・定期ミーティングを組む、などである程度解消できたように思っています。性質を無視してどうにかしようとするのではなく、仕組みで解決するのとっても大事。ご協力いただける方々に大感謝です。)

最後に、ほぼ同じ業務をしている先輩、ほしくない? OJT担当とかメンターとか自動で割り当てられたらどんなに楽か……ということ。フリーランスはある意味、自分で師匠? 先輩? を決められるけど、目標や方向性が定まっていない場合だとそれはちょっと難しいかな……と感じています。わたしは具体的に「これを達成したい!」みたいなものがないので、とりあえずいろいろやってみて、合う・合わない、好き・好きじゃないを知りたい段階です。その段階においては、自分でやりたいことを決めずとも、なんらかの理由でやることが降ってくる環境のほうが、より適しているのではないかなと思います。

そしてわたしは、やることが降ってきたときに、自分でやり方を考えるよりも、誰かの真似をして覚え、そのうち自分用にアレンジしていくほうが得意です。初めてのことでももちろん頑張ってやってみるけど、同じ業務をしているコピー相手が近くにいたほうが、よりよく学習できる。このあたりのことは、初めてディレクション業務をやったときに、本を読みながら「先方とのやりとりの仕方や締切設定など、数ヶ月間とにかく先輩にくっついて回って学べたらどんなにいいか……」としみじみ感じました。

メンターについては、「相談に乗ることが業務の一部として設定されている人」がいると、より遠慮なく相談できるんだけどなあ、と思う場面がありました。偶然にも周りにフリーランスの方が結構いて、とても親切にしてくださっているのですが、やはり「それぞれのお仕事があるし……」「無償だし……」と思う部分も。

最近は、例えば制作進行関係ならディレクション経験が豊富な先輩(てろまつさん)に思いきって連絡してみる、などして相談させていただいていますが、そういう知人が周りにいなかったら本当につらかっただろうな……と想像しています。いつも相談にのってくれるみなさま本当にありがとうございます、「この分野なら任せて!」とかもぜひ……教えてね……。

楽しいことってなに?

「フリーランス・リモートだからこそ楽しいこと」は、わたしという個人からすると、全然ないです!!!

出かけててもSlack通知来たらつい見ちゃうし、記事の制作進行とかもしてる都合上、完全な休みってちょっと確保しづらい(とはいえ遠慮なくきちっと休めるようにはしていきたいなと思ってて、やり方を考案中です)。消極的な楽しさで言えば通勤電車乗らなくていいぐらいかな……。

「働く相手を選べる」等も今の段階ではそんなにないです。これまで拾ってくれた方々がほんとにいい人たちなので、今のところ人間関係では困っていないのが本当にラッキー。

伊豆の山の中にある実家で基本的には生活、2ヶ月に1週間ぐらい東京の家に滞在というのは、2拠点生活とも言えます。でも別に伊豆での生活は、わたしにとって「楽しい」ではないんですよね。そこそこ大きい図書館も映画館も遠いし……車移動が必要だから友人と飲みに行ったりも難しいし……。自分の働ける条件から考えて、助かることはあれど、「楽しい」とは違いますね。心は東京向き、身体は田舎向きって感じかなあ。

反対に、東京にいる1週間は、自由に友人に会ったり、オフィスに出勤して対面でやりとりできたりして楽しいです。先日は編集部で帝国ホテルのアフタヌーンティーに行きました……最高だった……。

東京に行くまでに仕事をうまいこと調整してやっておけば、平日でも好きに動き回れるなどのメリットはありますが、「楽しい」というより「便利」ですね。

この項目、本来は「よかったこと」にすべきかなと考えた末、「楽しいこと」にしました。よかったことだと、フリーランス・リモートだからこそっていうよりも、わたしの背景ありき度合いが上がっちゃうんですよね……。でも一応書いておきます。

「よかったこと」としては、

・自分が無理なく働き続けられる条件で働くのが可能になったこと
・それによって、仕事上ではあるものの継続的な人との関わりが増え、なにかしら役に立つことで「今の自分でもできることはあるなあ」と感じ、結果的に元気になり、時間の経過とともに体調も落ち着いてきたこと
・よい人間関係に恵まれたこと
・フリーランス・もしくはその経験がある人に相談したときに「新卒でフリーになっちゃったのか、大変だね」と思って優しくしてもらえているのかもしれない……?

などがあります。参考になれば。

まとめ

つまるところ、新卒フリーランス(リモート@伊豆)、必要に迫られて始め、運良く可だっただけで、「最高!」とかは全然思ってないです。リアルな話。

これはもちろんわたしの性格上の理由も大きいです。ルールの縛りが好き、時間が決まっているのが好き、人に従うのも好き、他人の顔が見える状態で働くのが好き……。

それらに伴う嫌なことをあまり経験していないから上記のように思うのかもしれません。フルタイムで働けるぐらいの体力がついて、暮らしていても調子が悪くなりにくい環境での生活を維持できるなら、どこかに就職して上記を好む気持ちが本当なのか確かめてみたい気持ち、かなりあります。そのときはぜひよろしくね! おもに教育・福祉関連の企業さん希望です! 頼む!

……今すぐお仕事を増やすつもりはないのですが、就職しないにしても、いずれそのあたりのジャンルにより関わっていけたらいいなあと思っております。個人ではどうにかしづらいものを、どうにかするための援助ができたらな〜という気持ちです。(アピール)


記録のために書いたnoteですが、誰かの何かの参考になったら嬉しいです。文字起こしさんやライター募集をすることもあるので、興味がある人はよければTwitterをフォローしたりリストに入れたりしてね! あとフリーランスの友人先輩などなどが、ほしいです! どうぞよろしくお願いします!


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