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51.菜園はどんな場所ならOK?雑草で見分ける良い場所の選び方!

こんにちは〜ラクです😄
今日もお野菜の勉強を一緒にしていきましょう!
今日のテーマはこちら🫑

初めての方必見!菜園にするには、どんな場所がいい?

こういうテーマで話をしていきたいと思います。

前提と今日の話題です。
みなさん、2月も中旬を過ぎましたね。
もうすぐ、卒園卒業シーズンになります🙂

最近僕の周りにある菜園では、新しく借りる方が増えてきました。
夏野菜を植えようと思うと、大体この時期から菜園の申込者が増えてくるそうです。

ですが、いざ借りて最初からうまく育つ人もいれば、中々上手くいかないな〜という方もいます。
同じタイミングで借りてるのに、その違いは何なのでしょう?

もちろん、【良い資材】を使った。【良い苗】が手に入った。
そういう理由もあります。
ですが、今日はそれよりも前の段階、【場所そのもの】がテーマです。

意外と見落としがち?な部分に焦点を当てた内容になります🤔

何も知らないで菜園を借りたりすると、【良い畑】になるまでに意外と時間がかかるケースがあったりします。
これから菜園を始める方にとっては、ぜひ参考になるかと思います。
それでは、本題に入っていきましょう🍅

○まずは日当たり良好なところ

場所の話の前に。
前提として、まず抑えて欲しいポイントがあります。
それが、、、

半日以上の日当たりがある場所☀️

多くの野菜を作るにあたり、これがまず大切です。

野菜が成長するには光合成、つまり【日当たり】の良さが大きく関わっています。
地面の栄養についつい意識がいきがちですが、この光合成ができる環境かどうか?まずはそこを意識してみましょう。

どれだけ土が豊かでも、日当たりが悪いと本来の半分も大きくなれない事もあります。(日当たり悪い方が良い野菜も実はありますよ🙂)

光合成の略図

僕の師匠は、「雑草を抜かなくても、野菜の影にならなければ問題なし」と、意外にも雑草の根っこより、葉っぱの大きさ(高さ)の方が重要だと言ってました。
それだけ、日陰が野菜の成長にとって天敵ということなんですね。
人間にとっては「夏こそ日陰欲しい」なんですけどねww
ここからが本題です。


○生えている雑草によって、土の状態を見極めよう

どういうことか?と言うと。
あなたの目の前にある土地には、どんな【草】が生えていますか?
なんですね。

こちらの写真をご覧ください。

枯れたら枝が木みたいに硬くなります。

近所の空き地などで、よく見かけるんじゃないでしょうか?
名前、ご存知ですか?😄


正解は
【セイタカアワダチソウ】
とても背が高くて硬い雑草です。

もう一方の写真もご覧ください。
こちらの名前もご存知ですか?

紫の花ですよ

正解は
【ホトケノザ】
ですけど、七草粥で有名なホトケノザとは別物です。
それはこちらの方

別名「コオニタビラコ」
タンポポみたいですね🌼

勘違いされやすいですが、先生方にとっては簡単だったでしょうか?ww😌

さて、なぜこの2種類の雑草の写真を見せたか?その理由は。

・「セイタカアワダチソウ」の土は【痩せている】
・「ホトケノザ」の土は【肥えている】

と見ることができるからです。
理由は次の2つ。

①土に含まれている【有機物】の割合
②土のp H(ペーハー)の違い

順番に解説していきましょう。

①土に含まれている有機物の割合
そもそも、植物が育つにはそれぞれ適した環境があります。
例えばソバ(蕎麦)。お蕎麦美味しいし好きな人多いですよね🙂


実はほとんど【有機物】が含まれていない痩せた土地でも育つと言われるのは、社会の教科書にもでてくる位、有名な話です。
江戸時代の飢饉の時には、成長の早いソバが活躍したという記録が残っています。(他にもサツマイモが有名ですね😌)

一方で、ホトケノザは【微生物】や【有機物】が非常に豊かな場所でないと育たないという特徴があります。

皆さんにこんな経験はあるでしょうか?
菜園借りたての頃は全く見なかったのに、何年かして雑草の種類が変わっていった。
そんな記憶のある方はいますか?

これは土の成分にある有機物が増えて、環境が変わってきたと言うことなんですね。
ざっくり言えば、
最初は【テント暮らし⛺️】だったのが今じゃ【マイホーム🏠】暮らしだよ!
それくらいの違いがありますww😄
環境が変わると、そこに関わるモノも変化する。
なんだか人間の世界にも通じる所がありますね。

土のp H(ペーハー)の違い

皆さん、理科で習った【酸性・中性・アルカリ性】は覚えてますか?
リトマス試験紙やBTB液で赤色や黄色や青色とか言ってたアレです。

ちなみに僕は理系出身(聞いてないって😓)


意外かもしれませんが、土壌つまり土の世界でも酸性やアルカリ性といった概念があります。

これも先ほどの①で伝えてた環境の部分になるんですね。
例えて言えば
あっちの人は【南の海🌊】で暮らしてるけどこっちの人は【北の山⛰】に住んでるよ!
ってくらい違いますww😄

ちょっとオーバーでしたかね?www🤗
でも、それくらい違うんだというイメージなのは同じです。
実際、環境が変わればそこに住む植物の中身は変わってきます。
逆に言えば、適してない環境では、どんなに頑張って野菜を育てても上手くいきにくいです。

※ちなみに先ほどの雑草では
【セイタカアワダチソウ】が酸性
【ホトケノザ】が中性もしくは弱アルカリ性の土壌で育ちます。

ここが本題になりますが、
じゃあ、野菜はどんな環境がいいの?って話ですね。
もうお分かりだと思いますが、ほとんどの野菜に限って言えば。

【ホトケノザ】が育つ環境なら最高!

なんですね😄

最後に、土壌の状態に応じた雑草の種類を紹介して終わりたいと思います。ちょっと長いですがお付き合いいただけると幸いです。

多くの著書では、土壌の肥沃(栄養があるかどうか?)具合を【ステージ】として表現されることがあります。

ここでは、ステージ0が荒地,ステージ1がやせ地,ステージ2が普通地,ステージ3が肥沃地という分類で紹介したいと思います。

🟡ステージ0
荒地です。ほとんど砂地みたいな硬い地面のイメージですね。
ここで育つ代表例は、、、、

セイタカアワダチソウ
ヨモギ
ススキ

などがあります。
結構馴染み深いものが揃ってますねww😂
先ほど紹介したソバはこの環境で育ちます。

🟠ステージ1
やせ地ですね。ステージ0でもそうですが、土壌としては【酸性】にまだまだ傾いている状態です。
雑草の代表例はこちら

クローバー
スギナ
ギシギシ

これらも良く見かけますよね。
このステージになると、さつまいもやじゃがいもは育てられる感じです。

🟤ステージ2
普通地と呼ばれます。
全てとは言わないけれど、多くの野菜が育てられるようになります。
雑草の代表例がこちら

カラスノエンドウ
ツユクサ
アカザ

農家さんの土地にいくと、このような雑草を見かけたこともあるんじゃないでしょうか?😄

🟢ステージ3
肥沃地ですね。山の中には多く見られます。山のミネラルとか森林とかそういった環境から成り立つので、ステージ0とは明らかに違いますね。
代表的な雑草はこちら

ホトケノザ
オオイヌノフグリ
ハコベ

これは僕個人の感想になりますが、肥沃な土壌になると雑草の葉っぱが【丸くなってくる】印象です。
ここまでくると、ほぼ何を植えても育つし、無肥料でもOK!
土の色も黒っぽいし柔らかいと、全然違う印象ですね😄
こんな土壌が使えたら、ラッキーと思っていいくらいです✌️

以上参考になれば嬉しいです🍠

⭐️投稿がいいなと思ったら、誰かに紹介してもらえたり、スキやフォローをしてくれると嬉しいです🤗

菜園活動をする上で、聞きたい事がありましたら、是非コメントの方でもよろしくお願いします😀

いつでも美味しい野菜を作ろうと思った時がスタートです😄

今日は初めて菜園をする方向けに、野菜づくりを始める場所の【目安】としてご紹介させていただきました。
ステージ3のような肥沃な場所が借りられたら、ラッキー✨と喜べるのはもちろん、ステージ2でもすぐに始めれるやん!と選ぶ選択肢が増えますよね🙂

でも、ステージ1しかないやん!とか、うわステージ0の所選んじゃったよ!な人が菜園できないか?というと、決してそうではありません。

慌てなくても大丈夫

堆肥や籾殻といった資材を使い、時間をかけていくことでステージ2・3とあげていくことは十分可能です。
ここが今日僕の伝えたいことになります🤗

逆に言えば、ステージ3の人でも【有機物】【土壌のp H】を全く無視してなんでも育て続けるようなコトをすれば、ステージが2・1へと降りてしまうことも十分あります。
土の養分は資源です。補給しない限り、いつかは枯渇します。

要するに【継続】が大事やで〜!✌️


という話なんですね😄
時間をかけて、どんな野菜でも育つ土壌にしていけたら、あとは特別頑張らなくても平常運転で野菜がたくさんできるようになっていきます。

そんな場所になったら、園庭の遊具と同じで、大人も子どもにとっても普通に楽しい場所になっていきます。
※この普通という感覚って、意外となるまでに時間がかかるんですよ、皆さん(^ ^)

今後も楽しい菜園作りの技術やあり方を伝えていきます😄
今回もありがとうございました!

土地のステージそのものが大事じゃないよ!土地のステージ上げと継続がめっちゃ大事!


ちなみに僕の師匠のほうれん草畑はこんな感じ

それでは、楽しい菜園ライフを🍅


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