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うちなる反応を見つめる

先日、突発な残業を終えた帰り、電車が遅延している気配。

路線案内アプリを立ち上げ確認すると案の定、信号故障で運転見合わせ中とのこと。

その日は夕方から冷たい雨が降り始め、夜半には雪に変わるとの予報。

まだまだ帰宅ラッシュ時間のため、皆家路を急いでいる雰囲気がヒシヒシと伝わる。

路線アプリではその路線に関するつぶやきが見られる機能があり、それを見ていると「サッサと動かせ」「この時間に止まるなんて最悪」「西武線クソ腹立つな」などの苛立つつぶやきが目に流れ込んでくる。

そんな中でも、「いつもありがとう。今日はありがたく振替使わせてもらう」とか、「冷たい雨の中、復旧作業をしてくれている作業員の方には頭が下がります」などのやさしいつぶやきをいくつか見かける。

理不尽な状況に置かれたときに、不幸を嘆いて、苛立ちを周囲にぶつけるのか、それとも、その状況でも思い遣りを発揮して、やさしい言葉を発するのか。

どちらを選択するのも完全に自由だが、私は後者の道を歩みたい。

そんなことを考えるいいきっかけになりました。


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