折田大器

「正しさ」よりも「やさしさ」を優先したい。柴犬好き。Excel VBAでの効率化フェチ…

折田大器

「正しさ」よりも「やさしさ」を優先したい。柴犬好き。Excel VBAでの効率化フェチ。多読家。思考を散らかして収集がつかなくなること多し。乱七八糟(るぁんちーぱーざお)。乖離性人格障害(多重人格)の研究。発達障害、共感覚などの当事者研究に興味あり。

最近の記事

2歳半の息子とつくる目玉焼き【とーたん日記】

息子の成長記録をとっておきたいわたしの生まれた日と同じ日に産まれてきた息子。気づけば今月の25日で2歳半になった。 息子の成長を見守る日々は大変なこともあるけれど、愉しき日々に違いないので、いつか成長した息子が「あんなことあったな」「父はそう思っていたんだな」と愛された日々を振り返ることができるように、何気ない日常を記録しておきたい。 2歳半でのはじめての目玉焼きづくり我が家は妻もわたしも料理を苦にしないタイプなので、そのときに都合のいい方が料理をつくるスタイル。息子の朝食

    • 【新説】石の上にも3年

      北国。年中凍えるような寒さで有名な町を訪れたときの話。その町にはたいそう変わり者がいて、町はずれの大きな石の上にかれこれ3年、座り続けているという。わたしは、興味本意から、石に座るその男を訪ねた。「こんにちは」「......」微かに聞こえる声は、吹きつける北風に打ち消される。男の頬は大きなスプーンで削り取られたように痩せこけ、胴体はあばら骨が浮き上がり、手足はほんの少し力を加えれば粉々になってしまいそうに細い。「どうしてこの石の上に座っているんですか?」そう尋ねると、男はにっ

      • うちなる反応を見つめる

        先日、突発な残業を終えた帰り、電車が遅延している気配。 路線案内アプリを立ち上げ確認すると案の定、信号故障で運転見合わせ中とのこと。 その日は夕方から冷たい雨が降り始め、夜半には雪に変わるとの予報。 まだまだ帰宅ラッシュ時間のため、皆家路を急いでいる雰囲気がヒシヒシと伝わる。 路線アプリではその路線に関するつぶやきが見られる機能があり、それを見ていると「サッサと動かせ」「この時間に止まるなんて最悪」「西武線クソ腹立つな」などの苛立つつぶやきが目に流れ込んでくる。 そ

        • すべては僕の捉え方次第だ

          自分を「ひらく」のは怖いことだ。その怖れが自分を硬くし、笑顔を抑え、感情を表に出すことに制限をかけることがある。そうすると、途端に世界が硬く冷たい無機質なものに感じられて、無表情の人々に恐れおののくこととなる。 でも、自分がとっている頑なな姿勢こそが、世界を冷たく感じさせる元凶なのではないだろうか? 自分の中にも柔らかい部分がある。鼻唄うたいながらスキップしつつ、木々を見たり、子どもらを見たりしている部分がある。 もっと素直にその部分をさらけ出せたら、世界は思っていたよ

        2歳半の息子とつくる目玉焼き【とーたん日記】

          無条件に受け取ることの難しさ

          夜、お風呂から上がると、「あなたとの会話に疲れた」と妻。「つかみどころのない会話に疲れた」と。 「またやってしまった」と自省するも、その原因が明確にはわからない。 だが、このやりとりは過去にも何度かしているぞ。 会話の内容は、子どもたちが抱えがちな将来への不安に対して、自分で乗り越えていけるようなサポートをしていきたいという妻の話に、「自分にとって不安な感じってどんなもんだったかな」と回顧する夫という構図。まったく妻の話を受け取っていない自分の姿が浮かび上がる。 感情

          無条件に受け取ることの難しさ

          行きたい場所なんてない

          決まった目的地を目指す旅、 そんなものには何の魅力も感じない。 よくわからないままに歩き出して、歩いている途中に起こるあれやこれやの難題を、ヒィヒィ言いながら、スイスイ跳び越える。 どんな環境からも、出来事からも、楽しさを見出し、笑いながら、笑わせながらやっていく。 眉間にしわ寄せて問題を糾弾するよりも、その問題の見方を変えることで、問題じゃなくしてしまう。そんな世界との関わり方をしたい。 それが私の求めている道だ。 イメージしたゴールの達成なんてつまらない。思いも

          行きたい場所なんてない

          親を恨んでいる、あるいは親に負い目がある場合、その人の残した負の遺産を高いお金を払って処理することは意趣返し、あるいは罪滅ぼしになるだろうか?

          親を恨んでいる、あるいは親に負い目がある場合、その人の残した負の遺産を高いお金を払って処理することは意趣返し、あるいは罪滅ぼしになるだろうか?

          12色じゃ足りない

          久しぶりに『any』を聴く。「12色の心で好きな背景を描き足していく」という言葉で思い浮かんだのは、「色少なっ」ということだった。 うちの妻は、色鉛筆が大好きで、500色の色鉛筆が発売されたと聞いたときには、そりゃあ色めきだっていた。そんな妻と暮らしているからか、色の種類については、色々と思うところがあり、「12色じゃあ、全然足りないなぁ」というであろう妻の声がどこからともなく聞こえてくるような気がした。 それで思ったのだけど、感情も同じことだよな、と。12色の心より、5

          12色じゃ足りない

          「GIVEの実験室」で感じた安心安全

          「GIVEの実験室」で知り合った #コルクラボ の2期生とっちーこと栃尾絵美さんが、 コルクラボじゃない人も #勝手にコルクラボ のハッシュタグをつけて、いつでも、勝手に、自由に、好きなように、Twitterやnoteで答えてみてね。 とおっしゃっていて、「GIVEの実験室」内のSlackでもオススメしてくれたので、コルクラボを「GIVEの実験室」に置き換えて考えてみる。 Q.「GIVEの実験室」の活動を通じてあなたが知った、自分の安全と安心を教えてください。なぜ、その

          「GIVEの実験室」で感じた安心安全