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紙片「短歌にして詠む」3.

短歌。気持ちと語の調子。三歌。

「その色は 憂いに射し込む 朱色の陽 夜と混じって 惑いの緋」

「忌むまいと ずいぶん昔に 決めたけど 人の心が それを許さず」

「顔を上げ 雲を眺めて 暮れ見遣る 足元の猫は 私を見つめる」

-オワリ-   文・写真/スカーラ主人

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