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寝取り寝盗られバレンタイン!巧妙なミスリードに引っ掛かりました…「血のバレンタイン」【ホラー映画を毎日観るナレーター】(452日目)

「血のバレンタイン」(1981)
ジョージ•ミハルカ監督

◆あらすじ
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ある炭鉱町。長年中止されていたバレンタイン・パーティーの開催が近づいていたが、そこでは、20年前に炭鉱の生き埋め事件が起きていた。仲間の肉を食べるなどしてその事故から1人だけ生還した男は、ある警告を残し姿を消した。当時の事情を知る警察署長は胸騒ぎを覚える。そしてそんな中、署長のもとにある箱が届けられる。(公式より引用)
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カナダ発のスラッシャーホラーです。

“ガスマスク姿の正体不明の炭鉱夫がつるはし片手に襲ってくる”

という設定が非常にユニークで、「スクリーム」(1996)などで世間に浸透した『犯人は誰でしょう』系の物語を80年代前半にもうすでに作り上げているのが驚きです。

犯人の正体については実はそんなに見どころポイントではなく、どちらかというとオリジナリティに溢れたグロ描写の数々や炭鉱の入り組んだ地下道での緊迫した逃走劇などが本作の見どころだと思います。

“犯人の正体について”は
「犯人の正体バレバレ(笑) こんなの誰でも分かるよ!」と私が中盤くらいから犯人を決めつけた状態で視聴していたため、最後の最後でそれが覆されてかなり衝撃を受けました。

先述したように

おそらくですけど“犯人の正体”はそんなに重要ではないので私の衝撃は製作者の意図とは違うタイミングだったかもしれませんが脚本が面白すぎて入り込んでしまったためまんまと引っ掛かってしまいました。

この時代の驚き顔は非常に“生命”を感じますね。

バラエティ豊かなグロ描写の数々はどれも出色の出来で

乾燥機にぶち込まれる、ソーセージを茹でている鍋に顔を突っ込まれる、血飛沫マーライオン等などかなりエグめですが、これらのグロ描写はもちろんCGではなく特殊効果やメイクによるものですが今でも十分通用するクオリティです。
(ちなみに公開当時、日本以外ではグロ描写はすべてカットされていたそうです。)

登場人物の80年代アメカジファッションも非常におしゃれで印象的でした。

余談ですが
メインキャストの一人であるアクセルを演じたニール•アフレックは後にアニメーターに転向し、「ザ・シンプソンズ」などのアニメの製作に携わっています。

あと全然関係ないですけど
冒頭で登場するガスマスクを付けた美女の下着姿が妙にエロく、「下着姿+ガスマスク」というマニアックにも程がある新たなジャンルに目覚めさせられたかもしれません。

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もしよかったら覗いてやってください。

渋谷裕輝 公式HP↓


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