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【文学フリマによせて】私と同人活動(今まで出してきた本のまとめ)

夏休みの宿題の感想文のようなタイトルですが、つらつらと同人活動歴について書きたいと思います。
これまで何度か書いてきたんですが、改めて。

ちなみに原稿用紙数枚程度のショートストーリーは書いたことがあるものの、中長編小説を書き上げたのは42歳過ぎてから。
ちゃんとした本を初めて作ったのは、3年前の45歳の時です。
遅咲きすぎる。

遅咲きのくせに色々チャレンジしていまして、一番最初に作ったのはWEB公開していたお話をコピー本にすることでした。懸賞に応募していたのですが箸にも棒にも掛からぬありさまだったので、エブリスタ公開したものです。思ったより評判が良かったのと、表紙の絵が浮かんだので。


それをどうにか加工して作った本。

記念すべき本の次は、お友達の夢をかなえるべく(Facebookのお友達が詩集を出したいと言っていた)合同誌を作ろうと計画。
叶わなかった恋をテーマにアンソロジーを作りました。

とても素敵な本なんですが、なんとイベントに出す前に完売しちゃいました。今読み返しても非常にエモい本です。私たち天才だと思う。

Facebook経由で呼びかけた14人で制作したんですが、普段文章を書かない人から原稿を集めるということを行い、メッセンジャー経由で原稿のやり取り(要はテキストをもらい、私が原稿にする)していたものだったんですが、校正や編集含め勉強になりました。
一緒に作りたい!と言ってくれた奈月さんと数回に及ぶ校正を実施して出来上がった珠玉の作品集です。最初にこんなの作っていいのかよと思いました。

その次に作ったのは、私の小説処女作である「夢で逢いましょう」

これも完売。

僅か3000文字の小説をブログにアップしたところ大反響があり(いきなり100アクセスから2000アクセスを叩きだした。私にしちゃバズった方です)お友達から「続きが読みたい」と急かされて(ありがたい)書いたシリーズ作品を完結させた本です。
カバー付き文庫本にチャレンジし、お友達のデザイナーさんに(彼女も装丁は初めてだった)依頼、二男の版画作品が使えそうだったのでそれを使用して作っていただきました。

これのおかげで手でブックカバーかけるのもお手の物になりました。

次に作ったのはオリジナルBL小説本。
男の娘とノーマル男子のドタバタ恋愛コメディ。今思えば、漫画の画素が荒かったという後悔はありますが、装丁は最高の出来だと思ってます。

り〇んコミックス風の装丁にしてもらった

本棚に並べているとコミックスに見間違えますが、中身は小説です。初めて書いたBL作品も収録して、私の性癖を詰め込んだ作品になってます。本当にこの主人公たちを愛しているので、今も彼らがどこかにいるような気がしています。グッズもたくさん作りました。

ちなみにエコバッグは母の手製で畳めます。

そして今年だす新刊の元になったミニ句集。

文庫の半分のサイズです。

手製本でした。まだ余ってたはずなのにどこかに消えたという……なんだったのだろうか。

そしてetoiというBLオンリーイベントに向けて作ったのがこの本。

アルコールアートと落書きで作った本。今思えばもっと装丁に凝るべきだった。

恋して天使?それとも悪魔?の派生作品となります。なんか誤解されっぱなしの不器用な子って幸せになって欲しいと思いませんか?
私は思う人です。
なので、不遇な青年が幸せになる話を書きました。

10人しか来なかったコロナ禍のイベントで、なんと3冊売れたという作品。あの時の皆様本当にありがとうございました。感謝してもしきれません。

猫野サラさんにも購入していただけました。嬉しい!感想も嬉しかったです。分厚い薄い本です。

それと同時に作ったのがこの本。

初めてのガールズラブ。この装丁は気に入ってます。実はキラキラな紙を使ってるのもいい。

実際見ていただくとパールの紙がキラキラして、アルコールアートに相まって美しい装丁です。自分で言うのもなんですが、アルコールアートやったあとに納得いかず洗ったりしていい感じに仕上げたので、思い入れがあります。文字通り薄い本ですが、私史上最高にえっちな作品となりました。GL嫌いじゃなくてえっちなの読みたい人はお勧めです。
作ってからイベントに持ち込むまでに1年半もかかった作品。なかなか日の目を見ることが無かったんですが、去年の文学フリマで手に取っていただけました。あの時の百合フェチさんありがとうございます。こっちは本当に薄い本です。

そしてまたアンソロジー企画を打ち立てることになり、制作したのが第二弾のこの本。カバー付き文庫です。

22枚の物語と銘打った、タロットの大アルカナにちなんだ物語。

愚者から世界までのカードを物語(時には詩)になぞらえて表現したもの。イラストも描きたい方にはお願いして挿入しています。

カバー付き文庫の中身。中の方がイラストがはっきりして可愛い。

それに飽き足らず自分が主人公の恋愛小説本を出す。

渾身のアルコールアート。この字の配置とアートの色合いと、帯の自作の箔押しは二度と出来ないと思う。

初版限定で帯の箔押しをしましたが、再販分は増ページしたけど帯は普通です。さすがにここまでは凝れなかった。

よく見たら歪んでいる!手製ならではですな。

紙上最高の恋が一旦完売したので、再版したのと同時に続きを上梓しました。それが22枚の秘密です。(続き物です)

表紙の紙もちょっとナチュラルな色味。可愛いです。

Facebook経由でもnoteでもお世話になっているたかはしちづるさんにお願いしてタイトル文字を書いていただきました。シャボン玉みたいなアートは、アルコールアートにしようと思ったけども面倒でその辺にあった絵具の三原色を適当に混ぜて描いたものです。

みんフォトにも入れてますが、ちょいちょい使っていただけてて嬉しいです。この場を借りてお礼申し上げます。

そして初めての漫画とエッセイ本。

去年闘病記を発行した際にはいろんな方に購入いただき、全額寄付させてもらいました。割とあっさりぶっちゃけているし、守屋家独自の考え方とかも面白がってもらえています。
何より緩いパンダの絵が好評です。

これは試し刷り。QRコードは基本的に黒じゃないと読めないらしい。

こんな感じで昨年まで本を作っていました。
表紙のイラストは自分で描いたものばかりでしたが、本当は人に依頼したかったんですよね。いろんな人にお願いしたことはあるんですが折り合いが付かずにいました。で、今年お友達のイラストレーターキュンさんにイラストを依頼しました。

結局依頼したものではなく、ストック作品をお借りする事になりましたがほれ込んだ画像だったので良かったです。

私が描くより千倍、いや万倍良い!!

先日無事に印刷会社さんの手によって美しい本に仕上がりました。

今年は少数精鋭で本を作っていこう!と決めたので、力の入った本になりました。たまにこうして作った本を振り返る時間を持つのも良いことだなと思います。

さて9月の文学フリマ大阪に向けて、頑張ろうと思います!

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