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妊婦とバス。メキシコはほっこり優しい空間です。



私のお腹は臨月といえどそこまで大きくない。

しかし、最近は気づいてくださる方が多い。

公共のバスを利用した時のことだ。

メキシコにはマタニティマークはないが、本当にみなさんお優しい。

バスに乗ればすぐに席を譲ってくれる男性。
遠くからでも「座りますか?」と席を立ってくれる女性。
おばあちゃんも席を譲ってくれる。お年寄りよりも妊婦優先なのね。

この様子は日本でもありそうだが、今日は本当に素敵な出来事が。

私が吊り革につかまっていると、後ろからトントンと肩を叩かれた。振り向くと、同じく立っている若い女性が「座りたい?」と聞いてきた。突然のことにびっくりしたのもあり、「まぁ…」と曖昧な返事をした私。

すると彼女は「誰か席譲ってくれない?彼女、妊婦さんなのよ!」と大きい声で座っている人たちに伝える。
すると、すぐに近くの人が立って譲ってくださった。

自らが座っている席を譲るのは、自分もするかもしれないけれど、他の人に呼びかける行動はなかなか難しいと思う。彼女の勇気に感謝だ。


妊婦だと気づいたら、すぐ対応してくれる。
妊婦への視線も優しい。
迷惑そうにされたこともなく、むしろ赤ちゃんを見つめるように目を細めて微笑んでくれる方が多い。


やさしい空間を作り出すメキシコ人さんたちってすてきだなぁと思っている。


230902

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