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テスカトリポカ

今日は本当ならもう少し早く記事を上げることができたのだけれども、ついついオリンピックに見とれてしまってはこんな時間になってしまった。その良しあしをどうしても語られてしまう今回のオリンピックだけれども、選手の人たちは精一杯の努力をしてきたわけだし、しかも1年延長してまでね、僕は純粋に夏季オリンピックは夏季オリンピックとして楽しめているよ。

鹿田です、よろしくね。

勿論コロナはやっぱり怖いし不安だし、なにより先の見えない状況に対しては辟易する訳だけれども、僕は僕としてどうしたいか、なにをしたいか個人で見つめるしかないと考えている訳で。運よく僕の仕事はコロナによって多大な損失を被るなんてことは今のところないから、それはそれで良かったと思える部分であるし。想像妄想に関しては人一倍特化している僕だ、それで補正することもできるしね。前にも述べたけれども、必ず今だからこそできることもあるはずだし、そう前向きに生きた方が楽しいからね。

ま、缶ビール2本飲んでほろ酔い鹿田の戯言だ。

今、今年上半期の直木賞「テスカトリポカ」を読んでいるんだけれど、世界観が重厚で、浸ってはページを捲ることが楽しみの一つになっている。登場人物も多いのだけれど一人ひとり個性がはっきりしているからわかりやすいし、登場人物の名前に至ってもニックネームがあるので覚えやすいし認識しやすい。その主軸にはアステカテスカトリポカという神様への信仰があって、(調べるとすぐ出てくると思うので、詳細は気になった調べてみてね)いわゆる人身御供をする宗教なのだけれど、それを連想させる場面が多方向からでてきて、その場面の違ういくつかの物語が一体どのように集約されていくのか、それを知ることが楽しみで楽しみで仕方ない。このままだと多分明日には読み終わってしまうはず、最後までじっくり楽しんで読もう。

ま、なんで今この話をしたかというと、ただの思い付きでなんの意図もないのだが、適当で有名な鹿田だ、みんな許してくれるだろ。

ほんとにね、この話だけは結末がまったくもって予想できなくてさ、作者の意図も全く分からないんだよねぇ。だからもしかしたら最後まで読んだ暁に、ひとかけらでもこの本の意味が理解できれば、その時はまた改めて感想を書くかもしれないね。書かないかもしれないね。胸に収めて終わりかもしれないね。(スーパーノヴァで大爆発なんて落ちじゃないだろうな?知る人ぞ知る(笑))

ネタばれしちゃうのが怖いからさ、めったに感想文とかは上げないのだけれど、この本ばかりは全体が謎すぎるばかりにね、読み切ったときの衝撃をだれかに伝えたくなる気がするんだよ。でもその時はしっかりと、noteのタイトルに「ネタばれ注意」ってつけるからさ、よろしくね。

それに今、まだ読み切っていないのにほかの人の感想を読みたくてうずうずしてるんだ。でも今読んじゃったらどうしようもないからさ、理性でなんとか抑えている。だからきっともう、明日が限界なんだ。何が何でも明日にはもう読み切るよ。

ああ、本ってホント面白いな。手にさえ取ってしまえば完全に自己完結できるからさ、ステイホームにはもってこいなんだよ。それでいて熱中すれば熱中するほど、自身を主人公に投影してその世界の中にいる感覚になれるからね。それはフィクションでもノンフィクションでも。

旅行記なんて最適だよね。ああ、また椎名さんの怪しい探検隊とか、島料理のエッセイ読みたくなってしまったなぁ。椎名さんの撮った自然な南の風景は、その隙間にそっと自分を置いて深呼吸をしてみたくなる。深く深く吸えばふっと、磯の香だってするんだ。

本の内容が気になればSNSやnoteを活用して感想を漁ったり、コメント残したり、リプすればいいだけなんだからさ。きっとコロナ禍がきっかけで読書の楽しさに目覚めた人はたくさんいるに違いない。ね、そんな感じだよ。

どんな感じか分からないけれど、鹿田はもう書き切った感満載だからこれで締める。あ、明日には現代詩手帖7月号が届くはず。夏だけ買うんだよね、夏の詩の特集があるから、それも楽しみだ。欲を言えば夏の詩をたくさんの人が書いてくれたら至高なのだけれど。

自己広告をぼそっと呟いてこれで終わる。

じゃあね。

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