見出し画像

その「場」を維持し続けるために、ハードルをギリギリまで低くする


昨日、こんな記事を公開しました。

記事の趣旨は

自分が大切だと思う活動があるなら、そこに居続けることでひとが集まり、その場で出来ることも増えていくから、立ち去らずに居続けることって大切だよね。

ということ。


立ち去らずに居続ける。
それはその「場」を維持し続けるということでもあります。

公園に居続けるくらいならさほど苦になりませんが、何らかの活動に取り組んでいてその「場」を維持し続けるというのは、結構骨が折れることのように思いますよね。

上の公園の記事では、こんなふうに書きました。

大切なのはそこに居続けること。その活動の中に常に自分が居続けること。それによって関心を共有できるひととも出会えるし、出会ったひとたちの中から、仲間になってくれるひとが現れます。

公園から帰らない一人目でありたい

じゃあ、やっぱりそれなりに手間や時間をかけなければ、仲間と出会えたり、たくさんのひとに参加してもらうことはできないのでしょうか

確かに、まったく手間も時間もかけないわけにはいかないでしょう。


私は今、ひとが集まる場としては、

◆オンラインスナック(毎月第3水曜日)
◆公務員の係長同士の学び合いの場(毎月第1、第4月曜日)
◆さいたま新都心での朝活(毎月最終月曜日)

などを運営していて、昨年末には5週連続で土曜の朝6時から「『LIFE SHIFT 2』をみんなで語る朝活」という場も主催していました。


こういった活動で、私が意識していること。

それは、如何に低いハードルで場を設けられるか


場をつくるハードルというのは、例えばこういうことです。

◆プログラムの検討
◆日程の調整
◆講師や登壇者の手配
◆告知と集客

今はオンラインでの場が大半になりましたが、リアルな場では、会場や備品・消耗品の手配などもハードルでした。


「これらのハードルをできるだけ下げるにはどうしたらいいだろう?」ということを私は常に考えています。

それらは準備する楽しさもあるし、いい場にするために頑張らなきゃいけないことばかりです。

でも、一つひとつにかける労力を削ぎ落せば、小さなコスト(人的・時間的)で場を設けることができます

手抜きをしたいわけじゃないけど、ハードルを前に挫折するくらいなら、ハードルを限界まで低くすることで、場を設けることそのものを担保したい


例えば、上記で紹介した、オンラインスナック公務員の係長同士の学び合いの場さいたま新都心朝活も、毎月の特定の曜日(例:毎月第3水曜日)に実施することで、日程調整の手間を省き、先々まで予定を入れてもらうことで集客にも悩まずに済みます。
事前申込もありませんし、zoomのURLは先々までお伝えしているので、slackやLINEなどで簡単なリマインドをするだけで、直前にSNSなどで追い込みの周知活動をすることもありません
毎回のプログラムもテーマを変えつつ、段取りは基本的に同じ。


だからこそ毎月1回、必ず開催することができ、定期的な場を担保できます。まさに、その「場」を維持し続けることができるのです。


これが毎回講師を選定して、リアルな会場を確保して、SNSでも集客のための周知を頑張って……となると、月イチでの継続は難しいと思います。(そうやって続けている場もあるので、それはスゴいことだと思います)

昨年末に5週連続で土曜の朝6時から開催した「『LIFE SHIFT 2』をみんなで語る朝活」でも、ハードルを低くすることで最後まで走り切ることができました。


私はそもそもイベンターでもなければ、プロのコミュニティデザイナーでもありません。いわば、素人です。

でも、こうしてハードルを下げることができれば、イベントや場づくりの熟達者である必要はありません

それが大切だと、私は感じています。


昨日の記事でも下記の言葉を引用しました。

2ヶ月に一度だとイベントだけど毎月やればコミュニティになる

イベント屋になりたいわけではない私にとっては、私や親しい仲間と意味のある場をつくり続けること、それによって今日参加できなかったそのひとが次回参加しようと思えば、その場が約束されていることが大切


1年に1回300人のイベントをやるよりも、10人が来てくれる場を毎月3種類維持できれば、1年間でのべ360人に影響を及ぼすことができます。

参加するひとにとって本当に価値が発揮されるのは、一人ひとりの中で具体的に何かが変わったり、気付きがあったり、つながりが得られること。
それは単発の大きなイベントではなかなか難しくて、継続的な場から育まれるコミュニティの方が手ごたえが感じられます


だからこそその「場」を維持し続けるということが必要ですし、そのためにも、“私(や仲間)”にとってあまり大きな負担にならないよう、ハードルをギリギリまで低くして継続することを大切にしているのです。


皆さんは、ご自身が関わる「場」において、どんなハードルを感じていますか。



★個別キャリア相談受付中★
「ちょっとこのモヤモヤについて相談したいな~」と思ったら、いつでもご連絡ください。

《個別キャリア相談》
【内容】仕事を含む人生全般(=キャリア)の困りごとや漠然としたモヤモヤについてのご相談(考えていることやアイデア等に関する壁打ちなども対応可です)
【日時】平日夜(21~22時)または土日60分間/回(土日午前と水曜夜が比較的調整しやすくなっています)
【料金】無料(アンケートにご協力ください)
【場所】オンライン(zoom)
【予約方法】申込フォームからご希望の内容・日時をご連絡ください。日時は候補を複数いただけると日程調整がスムーズです。

★ご案内★
2021年2月に初の著書を出させていただきました。

主に若手公務員を対象に「公務員が充実した気持ちでイキイキと働くことが、住民の幸せにつながる」という想いで、「自分の人生のハンドルは自分の手で握ろう」というメッセージを込めて書かせていただきました。

そのあたりのことは、こちらの記事でもお伝えしています。

よろしければお手に取っていただけたら嬉しいです。

また拙著に関連する記事はこちらのマガジンにまとめて掲載していますので、併せてご覧ください。


★連絡先★
原稿の執筆や勉強会の講師、仕事や働き方のお悩み相談(キャリアカウンセリング)等のご相談・ご依頼については、下記のフォームからご連絡ください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?