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出会いは奇跡の魔法

”愛を続けていくのは努力が必要だからこれからお互い愛し・愛される努力を続けていこう”

結婚するときに夫に言われたこの言葉を色んな場面で思い出す。
それまでの私が根拠も無しに信じていたのは、愛は生まれやがて失くなるものであり、愛がずっと存在する関係には特別な何か、運命や境遇や情熱や、がそこにあるからだろうという割と手放しな考えだった。
愛があるから続く、愛があればどうにかなる、愛が足りないものを補う、そんな他人(という愛)任せな自分が努力もせずにさっさと手放した関係もあれば、努力のベクトルが違い失ったモノもある。
愛が続く鍵はお互いの努力であり、その努力を双方がちゃんと認識して感謝していることだろう。
それは恋愛や友情だけではなく、仕事や推しや趣味やなんかにも当てはまる。

今回のアルフィーライブ帰国(もうそう呼ぶことにした笑)で本当に沢山のアル友さんが出来た(*以前ラジオの投稿を読んでいただいた時、桜井さんは”あるゆう”と発音されました。親友・旧友・戦友みたいで私もそれ以来”あるゆう”と言っています)。
ちょっとしかお話し出来なかった人、偶然出会えた人、会おうと願っていたのに会えなかった人、ライブではない日に会ってくれた人、そしてライブ前後の密な時間を過ごせた人、それぞれが私には素晴らしい”非日常”の出会いである。
自称・友達が二人しかいない私(笑)にとって”シマフィーに会うために”メッセージをくれたり、会場で探してくれたり、お土産を持って来てくれたりしてくれた沢山の皆さんはSNS上を超えた愛を続ける努力をしてくれた大切な存在だ。私も自分が愛を続ける努力を何らかの形で皆さんに感じていただきたいと思い文章を書いてきた。私たちの共通の”愛という存在”はもちろんThe ALFEEなので、これまでとこれからのアルフィー関連の記事から私の愛を感じ取ってもらえたら嬉しい。

れいちゃんは私がSNSを始めた2020年の終わりからずっと愛を続ける努力をしてくれていた。誰も気づかない私の呟きにスキをしてくれて、その後誰からもフォローされてない私をフォローしてくれ、noteの記事にもコメントをくれたり、DMで遠くから応援している私に遠距離を感じさせないように色んな情報をシェアしてくれていた。

2年前、2021年に待望の有観客夏イベが決まり、まだコロナ禍が収まったとは言い難い時に私はこんなことを呟いている。

夏イベはこれから先のために、何とか皆安全で、感染者なく、転売なく、平和と愛溢れたものになりますように
正直私は生のアルフィー見れる確率はこれからも0よ
でもいけるアル中さんは限りなく100に近く、
お三方がライブできる確率は確実に100になってほしい

改めてこの呟きを辿るとこの文章に返信をくれたアル友さんに今回3人も会えていた(サバ子ちゃん、Jerryちゃん、れいちゃん)のがすごい。

私が2年前に感じていた”確率0”は今年の春ツアーのスケジュールが発表された頃から徐々に膨れ上がり、6月末の大宮ライブに間に合うことがわかってからはほぼ100になった。それは海外からどうやったらチケットが取れるのかを懇切丁寧に教えてくれた、そして一緒にライブに行こう、帰国したらご飯を食べに行こう、と現実的な計画を立ててくれたアル友さんたちのおかげだった。
ウキウキな気分が高まりつつも私には一つ気になっていたことがあった。

れいちゃんに会えない

その頃れいちゃんが春ツアーはご家庭の事情で遠征はせず地元のライブだけに行く、と呟いているのを見かけていた。DMでもご家族の様子を伺っていたし状況もちゃんとわからない私が軽々しく”帰るから会おう!”とお願いすることも出来なかった。

詳しい経緯は端折るが、2月初め、私の手元には大宮のチケットが一枚あった。
母を呼び寄せようか、と思っていたがどうしても気になって、一か八かでれいちゃんに連絡した。

”れいちゃんおうちの事情で叶わないかもしれないけど・・・”

くどくどと長い文章で、大宮のチケットをプレゼントするので一緒にライブに行けないか、と聞いてみた。
この時に私の頭にあったのは ”れいちゃんにラッキーって感じてもらいたい”ということだけだった。
チケットは何かのお礼とか感謝の気持ちとか、友情の証とか、そんなんではなく、単純にラッキーなことが起きた!と思って欲しかった。
傲慢に聞こえたら申し訳ないが、私はそのラッキーをれいちゃんに導く人になりたかった。

羽田空港に降り立ってLINEに新しく登録された二つの電話番号を見る。
一つはれいちゃん、一つはブーケちゃん。
それぞれがそれぞれの場所から大宮駅に向かい、そこでご飯を食べようという計画だ。
ブーケちゃんが到着する前に、れいちゃんと待ち合わせしたカフェに向かう道すがらポツポツと降り出した雨の中を歩きながら頭の中で歌っていた。

♪出会いは奇跡の魔法 座標軸はその胸〜 *”オリオンからの招待状”より

長く生きていると不思議な奇跡が起こるものだ。れいちゃんに会うのは初めてなのにずっと昔に別れた親友に会いに行くような気持ちだった。

カフェの扉を開けて階段を降り始めてすぐにれいちゃんが見える。
想像通りの笑顔だったけれどやや戸惑っているような表情がわかる。
白いワンピースを着ていると言っていたのに、白くない(柄物だった)のを見てちょっと可笑しくなってきた。

階段を降りたら私は不躾にガバッとハグをして、れいちゃんはそのままぎゅっとしばらく抱かれていた。

2023年 6月22日、大宮ソニックシティでのライブ当日のこと。
偶然にもあの呟きへの返信からちょうど2年後の同じ日だった。

れいちゃんは本当に飛んで会いに来てくれた。

出会いは奇跡の魔法・・・高見沢さんが言ってたのは本当だった、れいちゃんが言ってた通りに何が待ってるかわからなかった。

目の前に沢山のお菓子が並んでいる。
今日、この記事を書きながらみなさんにいただいた(そしてNYまで持ち帰った)おやつをちょっとずつ食べている。
お手紙や名前が入っているもの、地方の名物、配信・カモンアルフィーで紹介されたもの、その一つ一つが愛への努力なのがわかる。喜ばせたい、シェアしたい、思い出を作りたい、覚えていてほしい、そんな愛の努力。
会場で”ご挨拶”や仲間でワイワイが苦手だったりそれを避けたい人もいるだろうからお菓子やイラストのプレゼントだけが”努力”とは思わないし、それ以外の色んな努力があるのもわかってる。
でも今はこの目の前のキャンディやポストカードやおせんべいが私には出会いの魔法に見えている。こんなに沢山の出会いがあったんだ、としみじみ愛を感じている。


シマフィー

これを読んでいる皆さんにも出会いという奇跡の魔法があったはず。その魔法、ちゃんとかかったってことをお相手に伝えてあげてくださいね!

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