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日々育児 あたりまえの大切さ

10月5日 こんにちは!育児後難中のshimaikuです。ここ数日、また暑い日が続いていますね。皆様いかがお過ごしでしょうか?私は、少し前まで寝たきりで動けない日々を過ごしていました。今は、回復しています。

発端は、息子の発熱だったと思います。

前日まで、すこぶる元気だったのに、ベッドにゴロゴロしている時間が長くて「どうしたんだろう?いつもバタバタしているのに、大人しいな」熱を測ってみると「え!38度5分!熱あるじゃん!」思わず笑ってしまうほどの高熱に驚きました。子供の発熱は、いつだって急です。「どこか痛いところない?」「ない」 「寝ていた方がいいね。熱あるよ」いつもの元気はなく、ぐったりとしてきました。ただ、水分は取れていて、おしっこも出ていたので、大丈夫だろうと頭や体を冷やしながら様子を見る事にしました。

姉の知り合いの方の息子さんが、熱性けいれんで救急車で運ばれたという話を聞いたばかりでした。幸い息子は今まで熱性けいれんにかかった事はありません。その後、夜には39度5分まであがり「熱性けいれんにならないといいけど」とても心配な時間を過ごしました。翌日には、37度くらいに下がり一安心しました。

この日は、姉と一緒にお彼岸のお墓参りに行く予定でした。「おはかまいりにいけないの?」「今日はまだ休んでいた方がいいよ。また熱が上がるかもしれないから。今日は行けないね」「いきたかった」息子は、への字口でしくしく泣いてしまいました。その後、熱も落ち着いてきましたが「ママーきてー」トイレから息子が叫んでいます。「どうしたの?」「ウンチが、みずみたいだよ。げりかな」「お腹は痛いの?」「いたくない」そんなやりとりがありました。

残念な三連休になってしまいましたが、連休明けにはウンチも治って、熱も下がって、息子は元気に幼稚園にいきました。

そして、その週の水曜日。私は久しぶりの仕事、久しぶりに暑い日でした。午前中の仕事が終わって家についたら、みるみると具合が悪くなってきました。ひどい頭痛と吐き気、腰や筋肉の痛みもあります。「熱中症かもしれない」息子をバスからお迎えして家に着いたら、頭がグラグラしてズキズキ痛くて気持ち悪い。起きていられなくなってしまいました。熱を測ると37度5分、私にしては高熱でした。「息子、ごめんね。ママ具合が悪いから寝てる」息子は、私の具合悪さを察したのか、一人で遊んでいてくれました。といっても最近はまって見ているペットという映画をひたすらにみているだけでしたが。

「ぼく、ひとりぐらしみたいだね」

何もしてあげられず、ごめんなさい。一人暮らしではないけど、言いたい事はわかる。面白くて好きな表現だなと思いながら聞いていました。こういう日に限って、冷凍庫には何もなくて!何もなくて!ご飯炊くのか、私ご飯炊けるのか?なんとか、気力を振り絞ってご飯を炊いて、また眠りにつきます。このままだと、本当に息子は一人暮らしになってしまいます。とりあえず、夫に早退できないか?ラインを入れました。いつもなら夫の帰りは夜の11時を過ぎる事もあります。息子に付き合うのはちょっと無理だな、今の私には。なんとか、夫は早退してくれる事になりました。

炊きたてご飯と、なけなしの冷凍していた唐揚げ2個。今日はこれで勘弁してください。私は、また眠りにつく。

夫が帰ってきてくれました。息子も喜んでいて、安心しました。

「おとうさんかえってきて、ふたりぐらしになったよ」

コロナかも?そんな不安を抱きます。喉の痛みや咳は出ていませんでしたが、ワクチン接種後の症状はどうなのでしょうか?下痢の症状が出ることもあるそうです。わからないことばかりで不安が募ります。そして、今週末には息子が楽しみにしている運動会があるのです。もし、コロナだったら、運動会どころではなくなってしまいます。

私が寝ていると、息子が横に座って「ママかわいそうだね」と言って、頭を撫でてくれていました。や、やさしい。電車のユーチューブ見ながらだけど。彼氏か。

癒された。息子の言動に救われた。

翌日、熱は下がって、少し起き上がれるようになりました。そして、調子に乗って、少し食べてみたら、今度は激しい胃の痛みと水のような下痢。胃がよじれてよじれて引きちぎられるんじゃないかってくらいの痛み。トイレにこもって、体をくの字にしないと痛みで体がどうにかなってしまいそうな、陣痛を思い出してしまうくらいの痛み。ここではじめて、息子と症状が似ていることに気がつきました。多分何かしらのウイルスか細菌にうつったのでしょう。胃腸炎だな、これは。トイレに何度も起きて眠れない夜を過ごしました。

今週末に運動会を控えているこのタイミングで、こんなことになるとは!罪が当たったのか、呪いかなどと考えてしまいました。先月から、夫の帯状疱疹、息子の水疱瘡、なんだか色々と続いています。そういえば、夫は本厄だったな。厄払いしたはずだけど。夫は、その後口内炎などでも苦しんでいました。

美味しくご飯が食べられること、自由に体が動かせること、痛みのない日々、楽しいと思えること、好きな人と一緒に過ごせること、そんなあたりまえだと思っていることが、何でもない日々がとてもとても幸せなことだ。人が幸せと思っていること、幸せと感じることは、自由の元にあるのかもしれない。そしてその自由の元にある幸せは、いとも簡単になくなってしまう。

あたりまえだと思っている日々は、こんなにも大事で、大切なんだと痛感しました。人はすぐに忘れてしまうから「大事なことを忘れてはいけないよ」と、お灸を据えられた気分です。

「ご飯が美味しいとか、痛みがないとか、あたりまえのことは、あたりまえじゃないんだね」苦痛を味わった夫と私は、しみじみと語りました。

土曜日の運動会は、雨予報。結局、日曜日に延期になってしまいました。昨年は1家族1名だけの参加でしたが、今年は2名になりました。やっと夫も見に行ける、と楽しみにしていました。しかし日曜日に延期。仕事のある夫は、なんとか出勤前に運動会をみれて、息子の成長した姿に感動していました。年少さんの頃は、ひとり列からはみ出したりしていたのに、キレキレのダンス、集団行動できている姿に私も感動。泣きそう。

幼稚園最後の運動会が出来た事に感謝です。息子の幼稚園では、夏のプールや水遊びやお泊り会など、夏の楽しい行事が全て中止になりました。夏祭りや遠足など開催して下さっただけでも、とても感謝しているのですが、地域や幼稚園、保育園によって対応は様々で「違う幼稚園だったらもっと自由に色々な体験ができたのかな」と思う事もあります。そもそも、コロナじゃなかったら、と。多分、皆さんモヤモヤした気持ちがあると思います。

しかし、そんな不自由の中にも幸せは溢れていました。自由の元に幸せがあるとしても、不自由さの中にこそ大切なこと、幸せがあると信じたいです。病気で辛い日々を過ごしている方、育児や家族や仕事のことで悩んでいる方、生きることが辛い方、たとえ泡沫だったとしても、幸せ、楽しいと思える時間がありますように。

私はその後、頭痛と吐き気が治らずPCR検査を受けました。結果は陰性でしたが、息子は高熱と咳に苦しんでいます。(息子も抗原検査にて陰性でした)「もし、コロナだったら?」考えただけで、ゾッとします。入院した時のことを全く考えていませんでした。息子はどうする?幼稚園には行ける?誰が息子の面倒を見る?色々と決めておかなければならない課題が見つかりました。今回の受難は、災害時や入院時にどうするか?家族で話し合うきっかけになりました。

息子は咳が止まらず辛そうでかわいそうだけど、大きな声で「いたい!のどがいたい、あしがいたい」しまいには「ちんちんいたい」本当に痛いのか?痛いの大渋滞。「あれはイヤだ、これはイヤだ」具合が悪いのでしょうがないのかもしれませんが、不機嫌で要求が多い。イライラッとしてしまいます。「ちょっとくらい我慢したら?」「大きな声でギャーギャーいわれたら、嫌な気分になるよ。優しく言って欲しい」息子は、シュンとして黙ってしまいました。

熱で元気がなかったら心配だけど、ご飯を食べれて元気になったら、それはそれで大変で、また大事な事を忘れてイラッとしてしまう。本当に、私は自分勝手だな、未熟者だな、と思いながらも、そんな自分も受け入れて息子と一緒に成長していくしかない、です。

まだまだ不自由な日々が続きそうですが、こんな時だからこそ、家族や友人、大切な方を思って、イラっとしながらも、あたりまえの日々に感謝したいと思います。

今日はなんとか、幼稚園に行きました。

早く元気になれ!


長々とお付き合いいただき、ありがとうございます。

ここまで、貴重なお時間を!ありがとうございます。あなたが、読んで下さる事が、奇跡のように思います。くだらない話ばかりですが、笑って楽しんでくれると嬉しいです。また、来て下さいね!